• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

Tebaldoのブログ一覧

2012年05月21日 イイね!

Gクラス(G-class)/ゲレンデヴァーゲン

Gクラス(G-class)/ゲレンデヴァーゲン ・生い立ちを物語っている

 Gクラス(ゲレンデヴァーゲン)のドアハンドルと同じ位置に黒のモールがボディの側面、ほぼ全域にあるのはご存じだろう。ほとんどの方が当たり前のようにあるので、その存在には気にとめないはずだ。

 見方によっては、ドアパンチ防止のエッジにも思えるが、Gクラス(ゲレンデヴァーゲン)に限ってはそのような目的で装備されたものはない。

 実は、このエッジはラインである。何のラインかと言えば、『ここまでの水深なら走行可能ですよ』と水場での走行可能な水深を示すラインである。そのためにエアの吸気口もこのモールの上にある。

 何気ないこのようなモールのラインもGクラス(ゲレンデヴァーゲン)の生い立ちを物語っている。
2011年11月14日 イイね!

Gクラス(G-class)/ゲレンデヴァーゲン

Gクラス(G-class)/ゲレンデヴァーゲン ・愛され続けている秘密

 この車はそのフロントガラスをもまた意味を持つ形をしている。通常、車のガラスと言えばたいがい湾曲している。バスやトラックであっても若干湾曲している。

 この車のガラスが完全なる平面なのはドアハンドル同様の理由がある。もし戦地や『現場』でそのガラスが破損した場合、代用品を現地で調達しなければならない。その時にガラスが湾曲していると不都合なのである。つまり、湾曲していると代わりのガラスが取り付けられないが、平面ならばどんなガラスも応急的に取り付けることができる。場合によっては木の板や鉄板をそこの一部に穴をあけて走ることもあるそうだ。もちろん側面や後面のガラスについても同じ理由だ。種を共にするディフェンダーやラングラーもおそらく同じ理由であの形をしているのだろう。

 Gクラス(G-class)/ゲレンデヴァーゲン を購入した人、また好きな人すべてがこのことを知っているわけではないが、そういったことを言わずとも伝わってくることが、この車が愛され続けている秘密ではないだろうか。
2011年07月20日 イイね!

Gクラス(G-class)/ゲレンデヴァーゲン

Gクラス(G-class)/ゲレンデヴァーゲン・乗用車とは異なるドアハンドル


 Gクラスはかなり前から基本的なものは変わっていないとは以前のブログでお話ししたが、それはなぜだろうとお思いの方もいらっしゃるだろう。当然、所有されている方も何気なく今、乗っていらっしゃるGクラスに対してそんな風に思われた方も少なくないんではないだろうか。


 メルセデスを乗ったことのある方はご存じだと思うが、メルセデスの乗用車のドアハンドルはそれを握って引いてあけるタイプで、通常の指先だけを引っ掛けて開けるタイプとは異なる。これは非常時にフックを掛け乗員を助け出すためのものでここにもメルセデスの安全思想が伺える。
 

 さて、Gクラスはどうかというとこれらのメルセデスの乗用車とは異なるドアハンドルだ。ドアハンドルにあるボタンを押して開けるタイプだ。なぜ、そうなったのか?それはGクラスの生い立ちが、他の乗用車のそれとの違いがそうさせたのである。Gクラスはもともと軍需で発生したモデルだ。モデルによっては現在でも『兵器』として扱われるため簡単にドイツから輸出ができない許可が必要な車両もある。最近では東日本大震災でも何台か民生用ではないGクラスが上陸しているのはご存じであろう。


 そんな車を使う軍人たちや現場の人たちは手袋をしているのが常だ。特に極寒地の現場においては厚手のものを使う。したがって通常モデルのようなドアハンドルではそのハンドルを握って開けることができない。だから、手袋をしても開けられるようボタンになっているのだ。


 Gクラスはこの部分を変えることができず、また他のモデルとも違うのはそのためなのである。
2011年07月12日 イイね!

G クラス (G-Class) / ゲレンデヴァーゲン

G クラス (G-Class) / ゲレンデヴァーゲン・消えないウワサ


 私はもうこの車を11年半新車から所有し続けている。79年の登場以来、若干のマイナーチェンジを経ながらも基本的なものは現在もなんら変わっていない。

 が、そんなこの車にも消えては出てくる『ウワサ』がある。それは生産中止のウワサだ。なぜ、何年か毎にこのウワサは出るのだろうと疑問に感じた方もいらっしゃるのではないか?それはこの車の出来上がるまでの仕組みが他のメルセデスとは大きく異なるからだ。


 ご存知のとおり、Gクラス/ゲレンデヴァーゲン(以下Gクラス)はメルセデスベンツの工場で生産されていない。オーストリアはグラーツにあるカナダのマグナインターナショナルの子会社マグナ・シュタイアー社(以前はシュタイア・ダイムラー・プフ社)が生産を行っている。この会社は100年以上の歴史を持ち、アルファロメオ164Q4やホンダの乗用車、ジープ・グランドチェロキー、BMW X3、サーブ9-3コンバーチブル、アストンマーティン・ラピード、メルセデスベンツの4MATIC(その他、多数)などの生産を行っていたり、現在も行っている大きな企業だ。今後は、ポルシェのケイマン・ボクスターなどの受託生産の予定もある。


 そう、つまりGクラスは、この会社とメルセデスとの契約で生産が行われている。だから、必ず何年かに一度は契約の更新がある。この更新時期に出るウワサが生産中止のニュースだ。要するにもう、契約の更改が行われずに生産が終了してしまうのではないかという憶測からこういうウワサが飛び交う。


 しかし、その心配は今のところなさそうだ。現在のトップはディーター・ツェッチェだ。彼はシュレンプ(前トップ)時代、商用車部門に飛ばされた。しかし、彼は以前(最善か無か)のメルセデスを愛するマニアだ。その彼がトップに就いてから日本法人、及びディーラー向けに次のような書簡を送っている。


「Gクラスは特別な存在。これからもこの車のファンのためにこの車を作り続けます。」(要訳)


 トップ自らがわざわざ、「生産を続けます。」といった、書簡を出すのはメルセデスにとってはかなり異例だ。今のところ、Gクラスは2015年までの契約が残っている。ショートボディに関してはもうまもなく生産中止だが(民生用のみ)、ロングボディはその頃まで作り続けられるだろう。トップが変わらなければ、その頃に消えないウワサは出ず、ライセンスが更新されGクラスはその後も作り続けられるに違いない。

プロフィール

「33ストラダーレ トリビュート  ファイナルエディション http://cvw.jp/b/859936/48176665/
何シテル?   12/31 21:10
B Gregor Xです。よろしくお願いします。
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2025/8 >>

     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      

リンク・クリップ

Alfa8cコンペツオーネ エキゾースト 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2014/09/20 22:53:29

愛車一覧

アルファロメオ ジュリア アルファロメオ ジュリア
新型ジュリア ディーゼル 左ハンドル 並行車
アルファロメオ 8C (クーペ) アルファロメオ 8C (クーペ)
8C Competizione (ディーラー車)
アルファロメオ 4C アルファロメオ 4C
33ストラダーレ トリビュート  ファイナルエディション
ルノー スポールスパイダー ルノー スポールスパイダー
スポールスピダー

過去のブログ

2024年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2020年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2019年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2016年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2015年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2014年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2013年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2012年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2011年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation