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POKI@白馬のブログ一覧

2013年10月05日 イイね!

A better tomorrow starts today

A better tomorrow starts todayA better tomorrow starts today
トヨタ ニュージーランドへの謝辞
NZの明日を担う子供達への支援

ヨットの現役時代、YAMAHAからの派遣で横浜ジュニアヨットクラブでごく短期間、コーチをしたことがあります。
ヨットは誰の手も借りず、すべて自己で解決する、という個人のスポーツであり、やがてアメリカスカップのようなチームスポーツ(シンジケートの全メンバーを含めた)と発展します。
一人乗りから二人乗りへ、そしてクルーザーレースへ、と個々の個性や主張のぶつかり合いや協調へと進む、スポーツなのです。
シングルハンドでも強く、チームでも強くなった者が真の王者へと近づくのです。

( ↑ 画像は動画へリンクしています)
Posted at 2013/10/05 10:16:33 | コメント(0) | トラックバック(0) | アメリカスカップ | 日記
2013年09月26日 イイね!

終わってみれば

終わってみればUSAの勝利。レース12からの怒濤の追い上げ。
19レースの内のベストオブ17で、獲得ポイント9:8でUSAの勝利。
おそらく9/15のレース終了後から9/18の2日間のあいだに、何かを変えてきた。
それはタクティクスもあるだろうし、レース海面の自然条件の分析や、ボートのセッティングとウイングセールの翼断面の補修という名の小変更であるかもしれない。
レースの動画を観察していると風上に向かう昇りのRegでのボートスピードの向上と角度にあるように思う。ほんの少し、0.2~0.5ktsの速度アップと昇り角度0.5度程度の差。
ダウンウインドのRegではNZLとのスピード差は無く、下マークへのアプローチと戦術も優劣は無いようにみえる。
それぞれのシンジケートの収集したデータの解析にかける人員と財力の差なのかもしれないし、気力の差であったのかもしれない。
または、メインスポンサーであるオラクルが得意分野での総力を結集したのか。

「アメリカ」の底力を見た気がする。
それともカップの名に「アメリカ」と入っているものへの執着心?


それではクルマには役に立たないウンチクでも。
ヨットの風に対するスピードと角度に関する解説。


ヨットの風に対する各方向のスピードを示した ポーラーダイヤグラムです。
風上に向かう場合は、補助線Aと接する点aま での→が示す方向とスピードが最速で、風下に向かう場合は、補助線Bと接す る点bまでの→が示す方向とスピードが最速となります。
速度の風上、風下へのベ クトル成分、oa'、ob'をVMG(Velocity Made Good) と言い、これが最大になるようにすると、風上行き、風下行きが最速になります。
風上に向かう場合は、急激にスピードが落ちる寸前の角度が最速となり、風下 に向かう場合は真後ろから風を受けるより、すこし風上側に向いて走り、ジャイビングした方が早くマークに到達することになります。
アメリカスカップ艇AC72クラスは通常のヨットとは異なり、VMGの最大角度は昇り下りとも45度近辺となっています。真後ろからの風ではかなり遅くなってしまうというか、ウイングセールの構造上不可。
ボートスピード第一に設計されたせいでしょう。
今回のレースでのAC72級は風上航では風速の約2倍、風下航では約3倍のスピードが出せます。
皆さんに解りやすい単位でいえば、この第19レースでは、風速5mのコンディションで風上航では50km/h、風下航では80km/hのスピードでの戦いでした。

実際に帆走しているときは、静止系での風である真の風と、艇のスピードを合わせた、見かけの風をうけます。
セーリングはこの見かけの風に合わせて走ることになります。
クロースホールド(風上航)では真の風より強く、かつより風下側にふれたように感じます。
さらに風速が上がると見かけの風は風上側にふれ、より風上側へ向けて走れるようになります。
ブローに合わせて細かくステアやトリムすることで、スピードやマークへの高さを稼ぐことができるようになります。これは風下航も同じ。

また、セールに受けた風の流れを相手にあてることにより相手の進路を乱すこともできます。




先攻後攻はレースDAY毎に入れ替わり、スタートマーク側が先攻で、先にエントリーライン内へ進入できます。
レースはスタート前のエントリーラインを切った2分前から始まります。
一度エントリーラインに進入したヨットはスタート時刻までスタートラインの外へ出る事ができません。
エントリーラインとスタートラインの中の狭い海面での駆け引きとなります。
Posted at 2013/09/26 11:02:32 | コメント(0) | トラックバック(0) | アメリカスカップ | 日記
2013年09月21日 イイね!

首の皮一枚

首の皮一枚今朝、アメリカスカップのレース13が行われました。
NZLの圧倒的勝利で第4マーク残るはフィニッシュ、と見ていたらタイムアウト!

はい、40分ルールです。
13レースは軽風コンディションでスタート。
久々のジェネカーが展開されましたが、それでもボートスピードが上がらずタイムアウトとなりました。

軽風下のレースは神経戦となります。また普段は使用しないジェネカーを展開するためクルーの作業が増えてしまいます。そのためクルーの消耗が激しくなるのです。ヨットレースを体験したことの無い人からは「風速が遅いと楽なんじゃないの?」と思われがちですが、かえってボートスピードが乗るコンディションのほうが体力・精神力面ではいくらか楽なのです。レース時間も短いし。

ノーレースとなったため予定されていたレース14を変更して、再度レース13。
その再レースで波乱が。
風も良くなりボートスピードもあがってNZLとUSAはイーブンのレースとなりました。
第2レグNo.2マーク前で先行するNZLが僅差でせまるUSAの進路妨害。
接近戦で相手の前をかすめられるか、または相手に回避行動をとられてペナルティとなるか、NZLとしては賭けに出たのでしょうが、USAが上手く?回避行動をとり「スターボード」の抗議。

結果USAの勝ちとなりました。

  9:00 レース海面状況
 19:00 レーススタート
 59:00 あたりでオフィシャルコール(ノーレース)

1:26:20 再レース海面状況
1:32:00 再レーススタート
1;37:40~1:40:00 抗議の模様と解説
2:02:20 ダイジェスト


あと一勝でアメリカスカップ3回目の勝利を逃したNZL。首の皮一枚でつながったUSA。
(NZLは1995年、2000年のアメリカズカップ優勝国。優勝国は自国でのアメリカスカップ開催権をもつ)
アメリカスカップは初代優勝艇「アメリカ号のカップ」という意味。

風速 1.0kts=0.3m/s 
Posted at 2013/09/21 12:13:20 | コメント(0) | トラックバック(0) | アメリカスカップ | 日記
2013年09月17日 イイね!

やっちまったNZL

やっちまったNZLNZLがやっちまった!
レース8でじわじわ追い上げてくるUSAとの風上航でのタッキングマッチでの読み違い。
船は優先航行権というものがあり、風上に向かって航行しているときに右側から風を受けている船が優先権をもっている。
左側で風を受けている船は右側で風を受けている船を妨害してはならない。

進路妨害となるためあわててタック(風上回頭)をしたら、沈没に近いオーバーヒール。
沈没を避けるためさらにあて舵をして停止状態まで失速し、おまけにペナルティー。

NZLは慎重になりすぎたか翌日のレース9は、今度は潮流の読み違いでUSAに負け。レース10ではまた勝ち。



あとが無いUSA。連続して2レース勝てるか、NZL。

問題のシーンは21:00あたりから
レース8


レース9、10


次のレースは日本時間で18日の5:00からレース11・12となります。
(もっとも獲得ポイントでNZLの勝利はほぼ確実なんだけど)

という事でここのところ眠たい日々が続いています。
Posted at 2013/09/17 19:49:07 | コメント(0) | トラックバック(0) | アメリカスカップ | 日記
2013年09月12日 イイね!

レース5

レース5レース5が終了して、またNZLの勝ち。USA1:NZL4の勝率。

USAは途中までリードをしていましたが、第2ゲートでのマーク回航に失敗。
風上側へ向きを変えたときにピッチングを起こしてバウ(船首)が海面に突っ込み停止寸前まで失速。
18~20ノットを保たねばならいところ、7ノットまで急減速してしまったのです。
今回はブローチング(前転)せず、艇体損傷やクルー落水などはありませんでしたが、アルカトラス島のブラインドでのライン選択でまた失敗。
戦術や風上航での技術に優れるNZL相手では痛恨のミス、二連チャンでした。





ヨットレースは解りづらいという人のために、ヨットレースをほんの少しだけ解説。

ヨットは風向にたいして高い・低いで相手に勝っているかが解ります。
またマークがどこにあるか、を認識する力も大事です。海面には当然、波があるため、海面に近い艇体の上からでは当然次ぎのマークは見えません。
ランドマーク(陸上の目標物)やマーク、風向に対しての自艇位置の空間認識が重要となってきます。

同じ方向へ走っているときは目線やランドマークの見え方により錯覚を起こしやすくなります。
これは動画の視点位置が変わると、相手艇の見え方が変わるので体感できると思います。
ヨット乗りに必要なのは空間認識という野生のカン。
現在では各ヨットの位置と距離および航行軌跡が画面に表示されるため、非常に解りやすくなっています。大昔の映像ではこれがリアルタイムに表示できなかったため、ヨットの動的特徴やレース、風向、海流からうける影響、などの知識が無いと大変解りづらいものとなっていました。オリンピックやワールドカップ、世界選手権でたえず上位にいる日本のチームや選手の活躍がほとんど放映されないのも、ヨットレース=わからない、という認識のためでしょう。

アメリカスカップのレース海面は固定されていて、概ねゴールデンゲイトブリッジからアルカトラス島(監獄島)東側までの間でマークが設置され、アメリカスカップパークがフィニッシュとなります。

この海面での風向と海流は、太平洋側(ゴールデンゲイトブリッジ)の西から東への流れとなっていて、とくにアルカトラス島周辺でのブラインド(風と海流)のライン取りが重要となります。
またレース海面にはゴルフでいうOBがあり、この外にでてしまうとペナルティとなります。
(レース艇の船尾にGPSセンサーがあり、レース海面内にいることは点灯色(緑)で判断します。注意警告は点灯しません。いきなりアウト!!。タクティシャンとスキッパーの自艇位置にたいする読みがすべてです)
醍醐味はエントリーラインに進入したあとの駆け引きで、スタート時刻0秒差でのヨットのコントロールと相手艇へプレッシャーのかけ合いです。


レースの模様を数値化したものです。赤がNZL、青がUSA。

平均速度、最高速度、航行距離、ジャイブ(風下航方向転換)・タック(風上航方向転換)の回数が表示されています。
ジャイブは不安定となりますが上手くいけば加速しながら方向が変えられます。一方タックは風上側へ船首を向けて進行方向を変えるので失速しやすくなります。
いかに最小の距離でジャイブ・タックを少なくしTOPスピードを保つか、が勝敗と戦術のカギとなります。

1kts(ノット)=1.852km/s(キロ)
Posted at 2013/09/12 12:10:52 | コメント(0) | トラックバック(0) | アメリカスカップ | 日記

プロフィール

「この連休は孫娘2匹のスキー教習。ひと月ほど前に人生で初めて膝を壊し、右膝が痛むのでボーゲン無し。ギルランデとフェイキーを駆使してスキーのお供。これだと足がそろっているのであまり痛まない。」
何シテル?   02/25 07:28
POKIさんの将来の夢  小学校:ピアニスト   中学校:お医者さん    高校 :ミュージシャンorバイクレーサー     大学 :研究者orヨット乞...
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