POKI@白馬のブログ一覧

サッカーのワールドカップアジア地区最終予選を見ていたらヤンマーのCM。
初めて見た。

これで少しでもアメリカスカップに興味を持ってくれる人が増えたらいいな。



日本も無事ブラジルW-CUPに出場できるし、ホンダはF１復帰するし、今度はアメリカスカップの日本チャレンジ再開だ！

興味の無い人にはまったくつまらない話を。

峠アタックと同じ日、イタリアのナポリではAC４５級によるACWS（アメリカスカップワールドシリーズ）2012-2013という前哨戦の最終日が開催されていました。
４／１８から始まったマッチレース、フリート（全出場艇による）レースです。



AC４５とは
”「新しいシンジケートにカタマランに習熟してもらうため」の規格であり、ハル長は13.45m（44フィート）。後述する前哨戦（AC World Series）で使用されるほか、Youth America's CupではAC45が予選・決勝ともに使われる。クルー数は5名、クルーの総体重は425kg以下に制限される。
なお今回大会では、AC45規格の中でも基本的にOracle Team USAの設計したヨットのみが使用可能となっており、事実上ワンメイク化されている”(Wikiより)
というヨットです。
ワンメイクレースとなるため、各国チームのクルーの技量や戦術の優劣で勝負がつきます。
シンジケートとはアメリカスカップに参戦を決定したチームのことです。国の名前よりスポンサーやマスコットがチーム名となることが多いです。一つの国から複数のチームがエントリーする場合があるためですね。

４日間のレースウイーク４日間に、マッチレースとフリートレース７戦が行われ順位が決定されます。

Super Sundayのマッチレースのダイジェストは５分あたり、フリートレースは２３分あたりからです。

結果は
＜マッチレース／決勝戦＞
ORACLE TEAM USA ○　vs　LUNA ROSSA SWORDFISH ×

＜フリートレース／第7戦＞
1. LUNA ROSSA SWORDFISH （イタリア）
2.ORACLE TEAM USA （アメリカ）
3. LUNA ROSSA PIRANHA （イタリア）
4. ENERGY TEAM （フランス）
5. J.P.MORGAN BAR （イングランド）
6. EMIRATES TEAM NZ （ニュージーランド）
7. HS RACING（レッドブル　ユースチーム）
8. ARTEMIS （スウェーデン）
9. CHINA TEAM （中国）

＜ACWS Napoli 2013 フリートレース総合成績＞
1. LUNA ROSSA SOWORDFISH -80 points
2. ORACLE TEAM USA - 80
3. EMIRATES TEAM NZ - 71
4. LUNA ROSSA PIRANHA - 70
5. J.P.MORGAN BAR - 65
6. ENERGY TEAM - 58
7. ARTEMIS WHITE - 40
8. HS RACING - 36
9. CHINATEAM - 30

という結果です。

ACWSは後一戦残っており、それからAC72級というモンスターによるアメリカスカップとなります。
AC72とは
”ルイ・ヴィトンカップやアメリカスカップ本戦は本規格に従ったヨットにより争われる。ハル長は22m（72.2フィート）。クルー数は最大11名で、体重制限はない。
こちらは従来通り各シンジケートが独自設計したヨットを使用するが、1号艇については2012年7月1日以降でないと進水してはならず、さらに2012年中はAC72を使用したトレーニング期間が計30日以内に制限される。また2号艇を建造する場合、進水は2013年2月1日以降でないと認められない”

本戦であるアメリカスカップには、
防衛艇
Oracle Team USA（アメリカ）
挑戦艇
Artemis Racing（スウェーデン）- 挑戦者代表（Challenger of Record）
Emirates Team New Zealand（ニュージーランド）
Luna Rossa Challange 2013（イタリア）
Team Korea（韓国）
という国のシンジケートが参加します。
ACWSに参加していない韓国が不気味です。それ以外のシンジケートはACWSのみの参加となります。また、ALEPH – ÉQUIPE DE FRANCE（フランス） GREENCOMM Racing（スペイン）が資金等の都合により途中撤退しています。

「アメリカスカップ（America's Cup）は、1851年より現在まで続く国際ヨットレース。また、その優勝杯の名。その成立は近代オリンピックより45年、サッカーのワールドカップより79年、全英オープンゴルフよりも9年早く、継続して使用されている世界最古のスポーツトロフィー」
であり、
「参加各国の造船工学・建築工学・材料工学・流体力学・航空力学・気象学などの最先端技術や軍事からの応用技術が投入される等、参加国の威信を賭けた国別対抗レースとしての一面も持ち合わせている。またこれら最新ヨットにはオリンピックメダリストら多数のトップセーラーが乗り組むことあり、一般にヨットレース全般、或いはインショア（沿海）レースの最高峰として位置づけられている」
のです。

「ニッポンチャレンジ」の復活を強く望みます。

病院待機になってしまって、ヒマなのでアメリカスカップの２日前にUPされた動画を見ています。

なにか、ここのところトラブル続き・・・・

Team NZのAC72が時速100km/hでたそうだ。

チャレンジャーの最有力候補だな。

以外とウオッチが多いのでビックリ。

Oracle　AC72の構造については文章で書くと航空力学や水理抵抗の話や物理式がいっぱいになってしまうので、下の動画より妄想を膨らましてください（笑
沈没→引き揚げの模様


進水式の模様


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Oracleのアクシデントは事故では無くよくあること、上の動画の状態はバウ沈といいます。
これがかなり怖い・・・・（全速力状態から前転で急制動）
で、予選レースの「沈」の模様を見つけたので追加。バカでしょう？（笑