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姫川本流をせき止めそうになっている崩落土砂の撤去ですが、紆余曲折の末、一昨日から有人でおこなっています。
５回ほど調査測量が入り、土砂撤去部分の検討が行われましたが、測量する度に地形が変化しているので、結局緊急性を要する河川内の土砂撤去となりました。
有人となったのは、土砂と一緒に埋まっていて支障となる立木が多く積雪もあるため無人化によるカメラでは足下の安定性の判断が難しいというのと、無人化機械も台数や種類が揃わないというのもあります。
河川内の土砂だけでも撤去できれば、再度崩落が起きても河道閉塞の危険性は少ない(だろう)、という判断です。
結局、大規模な工事で元から絶たなければ駄目なので、とりあえずの対症療法というわけです。

不幸中の幸いなのは、白馬ハイランドのスキー場が一昨年から営業していないことですかね。





崩落頂部は新しい切り取り線が下方へ開いてきてきています。
全体に土質も悪く、近づいてみると礫混じり粘土の滑り面も観察できます。
またそのなかに赤色の安山岩(火山岩)があるのも面白い。