こと、音楽に関する事に興味津々であった頃、「NITTY GRITTY DIRT BAND」なども取り込んでおりました。(笑
なぜ”(笑”なのかというと、その時代(1970年代前半)では音楽をやる小僧はプログレだ、ハードだ、フォークだ、などという時代でして、カントリーはマイノリティ。
もちろん自分も時代の先端を走っているつもりで、プログレやハードロック系をコピーしたり、モドキを作曲したりしていました。(コピーをしている時点で最先端ではないことに、しばらく経ってから気付く)
そんな中でもこのNGDBの「アンクル・チャーリーと愛犬テディ(UNCLE CHARLIE AND HIS DOG TEDDY)」がなぜか気に入ってしまい、あげくの果ては高校備品のバンジョーやマンドリンを見よう見まねで弾き始めました。バンドの連中には白い眼で見られました。が、これが結構あとになって役に立ちました。(プログレ風オリジナルのなかでのマンドリンリード等)
アルバムの構成もよかった。
いわゆるコンセプトアルバムです。
アルバム自体もヒットチャートの上位にあったような気がする。
なぜNGDBにたどり着いたのか、というと「The Allman Brothers Band」のデュアン&グレッグ・オールマン兄弟が在籍していたバンドであること。
CSN&Yなどがお気に入りで、
ウェストコースト・サウンド のバンドを片っ端から聞いているうちに
サザン・ロック に突っこんでしまった、というような、そのころの自分達のバンドと目指しているものとまったく系統の違うものに惹かれていってしまった事。
その頃の自分の周りは、今もそうかも知れないけど、自分の好きなジャンルやミュージシャンしか聞かないヤツが多く、そのなかで民謡や民族音楽や雅楽からクラシック、ジャズ果ては効果音まで聴く、ごった煮的な自分は結構異質であったような気がします。(視聴覚委員&放送部&コーラス部という特権もありました)
音さえ出ていれば、そして音にリズムや音階があれば何でも良かったような気がする(笑
おすすめのアルバムの1枚です。カントリーロックはどうも、という人も一回は聞いてみて下さい。
その中から「Mr. Bojangles 」
VIDEO
ボクが知っているボージャングルはみんなのために踊るような人。
擦り切れた靴でね。
白髪とボロボロのシャツとダブダブのスボン。
古いタップダンスの靴。
彼は高く跳ぶんだ、高く。
そして軽やかに着地する。
彼とはニューオリンズの留置所で会ったんだ。
その時のボクはそりゃもう、どん底だった。
彼は年季の入った目で世の中を見ているよう。
堂々と人生について教訓を言ったりする。
彼は人生を語ってくれたんだ。 生き方を。
笑ったり、脚をぴしゃりと叩いたり、ステップを踏んだりして。
「俺の名前はボージャングル」と言うと、いきなり彼はタップダンスを始めた。
留置所の部屋の端から端までつかってね。
ズボンをつまんで、クルリと回ると今度は高く跳び、跳びながら踵と踵をカチッと鳴らす。
彼は声を上げて笑った。 楽しそうに。
そして乱れた服を後ろに払って深々とお辞儀をしたんだ。
Mr. Bojangles, Mr. Bojangles, Mr. Bojangles, dance.
旅芸人のショウにでたり、地区の祭りに来る人達の前でタップを踊ったんだ。
南部じゅうのね。
そして涙ながらに話したんだ。15年間の犬と彼のドサ回りの暮らしを。
相棒の犬が突然死んだんだ。 突然にさ。
20年経っても、彼はまだそのことを悲しんでいるんだよ。
「安い酒場で機会があれば踊っているよ。飲み代やチップ目当てさ。
でもほとんど郡の留置所にいるけどね。ちょっと飲みすぎるんだよ」
それから、彼は頭を強く振りながらこう言うのさ。
「なにかが耳元で囁くんだ。ねえ、お願い、お願いだから・・・Dance!、って」
Mr. Bojangles, Mr. Bojangles, Mr. Bojangles, dance
Posted at 2012/10/23 13:54:35 | |
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