2012年02月24日
S15ワイド化に至るまで。。。その⑥~機能系エアロ~
今回のワイド化&オールペンで,最後まで悩んだのが,
”ボディカラー”と”エアロ”でした。
ボディーカラーを決めるまでについては,以前に書きましたから,
その⑥ではエアロを決まるまでを書いてみます。
私,職業柄もあり・・・クルマに求める物の一番は”機能”だったりします。
ノーマル車の場合の機能バランスがレーダーチャートのようなもので表されたとして,
(評価の項目は,例えば,エンジン出力,加速性能,旋回性能,快適性,耐久性とか。。。)
チューニングした結果,例えば,快適性は少し損なわれてしまったとしても,
トータルの面積はアップするような・・・そんなバランスのよいチューニングを目指しています。
取り付けるパーツには,1つ1つに理由が欲しい。
そして,あるパーツ単体ではなく,全体で機能するようにセットアップしてあげたいです。
なので,”機能重視”と言っても,単にエンジン出力(馬力)が高いだけの車には魅力を感じません。
エンジン出力が上がったのなら,その他全体のも見直して,強度アップが必要な部位は対策を施し,
強度バランスに優れた車体にしていきたいと考えています。
まぁ,偉そうなこと言っても,私だけでは到底無理で・・・(^o^;
ロデックス師匠のご協力のおかげで,比較的バランスの取れた車に仕上がっていると思います。
・・・話が逸れましたが。。。(^o^;
一方で,いわゆるドレスアップ系の,機能とは直結しない物・・・これをするときが大変なんです。
中学の時,技術の成績は”5”でも,美術の成績は”2”でしたし・・・
”美的センス”というものを持ち合わせておりません。。。(^-^;
つまり,機能に対しては拘りがあるものの,ドレスアップに対しては大して拘りはないんです。。。(^o^;
エアロもね・・・「このエアロはイヤだなぁ。。。」ってのはあっても,
「これがイイ!!」ってのがないんですよ。。。
なので,決めるのが大変でした。。。
今回,圭オフD1エアロになったわけですが,このエアロが欲しい方から反感を買いそうですが,
「前々からこれって決めてました!」
って感覚・・・私には正直わかんないんです。。。(^o^;
なんとなく,全体のバランスがうまいことまとまってくれればいいな。。。とか,
エアロに対しては,その程度の要望しかありませんでした。
ワイド化&オールペンの話を進めていく中で,ロデックスさんから,
「エアロどうします??」
と聞かれ・・・
「う~ん・・・ぶっちゃけ,そこそこ似合ってれば,どこのでもいい。。。」
例えば,
「S15のドラシャがブローしたけど,純正のままいく?ECR33のドラシャ使う?」
こんな選択なら,すぐ決められるんですよ。なぜって,機能部品だから。。。
それが,エアロになっちゃうと,頭がフリーズしちゃうんです。。。(-。-;
ロデックスタイルで施工するわけだし,ロデックスさんがデザインした圭オフD1エアロの
デザインのポイントくらい聞いてみようか。。。となんとも失礼な話。。。(^o^;
でも,この話が決め手となり,
「エアロは,圭オフD1エアロがいい!!」
と思うようになったのでした。
圭オフD1エアロのデザインで,ロデックスさんが拘ったところは,かなり沢山あるようですが,
細かな拘りは美的センスのない私には理解できないので,一番のポイントを書いておきます。
ロデックスさんも,みんカラで
「小さなボディのS15をいかに大きく見せるかを重視して作りました。」
と書いていますが,なぜ,大きく見せる必要があるんでしょう??
答えは,「ドリフトのときの見栄えがいいから」なんだそうです。
D1GP の第1線で活躍されていたころ,どういうエアロにすれば見栄えがよいのか
ずっと考えられて,作ったエアロなんだそうです。
S13以降のシルビアの全長は,
S13シルビア:4,470mm,(ホイルベース:2,475mm)
S14シルビア:4,520mm,(ホイルベース:2,525mm)
S15シルビア:4,445mm,(ホイルベース:2,525mm)
だそうです。
S15は,S13以降だと一番短いんですね。
そんなS15に,圭オフD1エアロを装着すると,4,445mm→4,560mm(車検証数値)と,
全長が115mm長くなり,S14よりも長くなります。w(゚o゚)w
(全長が長くなる・・・って日本語,おかしいですが,あえて使います。(笑)
「で,全長が長くなることと,ドリフトでの見栄えと,何の関係があるのさ??」
ドリフトの場合,ストレートを走ってきた車が,
ズバッ!と横向けたときの「振り出しの速さ」と「角度」が重要と思います。
ドリフトしている状態を,上から見ると,直進状態だった車がある回転速度を持って回転します。
その速度が例え同じでも,長い車ほどリアバンパーの回転速度(=周速度)は速くなります。
そのため,同じ振り出しの速さであっても,「全長の長い車のほうが振り出しが速く見える」のです。
また,横に向いた後も,全長が長い車の方が,投影面積が大きいので,
角度が大きくついているように見えます。
言葉だけだとわかりにくいですが・・・例えば身近なドリ車で,長い物順に並べると・・・
JZZ30ソアラ :全長4,860mm
JZX100マークⅡ :全長4,760mm
R34スカイライン(セダン):全長4,705mm
アルテッツァ :全長4,400mm
AE86(レビン) :全長4,180mm
なんとなく・・・わかりますよね?
全長が長い車両の方が,「派手な走り」をするイメージありませんか??
また,私が車に乗り始めた頃,S13系では,「シルエイティ」が流行っていました。
当時は「ワンビア」のほうが少なかったように思います。
でも,今では「シルエイティ」ってほとんど見なくなりましたね。
一方で,大会などでは「ワンビア」をけっこう見ます。
こうなったのも,同じ事のような気がします。
「シルエイティ」と「ワンビア」の全長・・・調べたのですがよくわかりません。
Wikipedia情報では,
”シルエイティを製作する際、車両の全長が180SXの時と比較して4cmほど短縮される。”
とありますから,そこから推定します。
・シルエイティで短くなるってことは,フロントはシルビアのほうが40mm(推測)短い。
・180SXのほうがシルビアより50mm長い。
・以上から,シルビアのリアは180SXより10mm短い。ということが導かれ,
ワンビアにするとシルビアより40mm長くなる。
という結論になります。
S13シルビア :全長4,470mm
シルエイティ :全長4,480mm(?)
ワンビア :全長4,510mm(?)
180SX :全長4,520mm
私の推定では,
「ドリフト競技車としては,全長が長いワンビアのほうがシルエイティより見栄えがいい=成績がいい」
となり,シルエイティが消えていったのではなかろうか。。。と思います。
ただ,シルエイティとワンビアの全長の数値についてはかなりアヤシイです。
どこかのHPには,
”ワンビアにすると,全長が長くなり3ナンバー枠になる”
なんて書いてありましたが・・・全長で3ナンバー枠ったら4,700mm以上ですよね。。。
ずいぶん数値が違いますので・・・正しい数値知っている方いたら教えて下さい。
・・・話が逸れました。。。だいぶ。。。(^o^;
つまり,私にとって,圭オフD1エアロ選択の決め手となったのは,このエアロが
「ドリフトでの見栄えがよいという”機能” 」を持っていたためでした。
ロデックスさんから,
「大会で勝つために,小さく見えるS15を,大きく見せる必要性」
また,
「圭オフD1エアロは,大会で勝つために作ったエアロである」
という説明を聞き,
「圭オフD1エアロがいい!!」
と思うようになりましたとさ。。。
また,ガレージマックのフェンダーと組み合わせた,”シーズン2号外装”のまとまりの良さも目の当たりにし,
”シーズン2号の色違い”をオーダーしたのでした。。。
私の中で,シーズン2号外装のカッコ良さは,
「運動性能を高めるフェンダー」と「ドリフトでの見栄えの良さを追求したエアロ」の
組み合わせからくる”機能美”なんだと思ってます。(^-^)
ブログ一覧 |
ワイド化&オールペン | 日記
Posted at
2012/02/25 01:49:23
今、あなたにおすすめ