2013年10月01日
2013おわら風間塾Rd.3~セットアップの理論と実践その③~
先日,2013 風間塾 Rd.3に参加してきました。
今回はなんと!まさかの定員割れで,参加者6名!!でした。
昨年などは定員10名をオーバーしての開催もありましたので,驚きでした。
そうなれば当然,教えてもらう時間も長くなり,とてもお得なレッスンとなりました。
私はというと,前回の宿題
「次回,マイチャレを挑むときには,『このセットアップで乗ってください』と
自信を持って言えるようなセットアップにすること」
これをきちんと回答することが目標でした。
それなりに,宿題回答できる自信はあったのです。
なぜって,美浜でそれなりに満足するセットアップができたから。
同じようなヘアピンもあるし,長くGがかかるコーナーもあるので,
「美浜でイケたから,おわらでもイケるでしょ。」
と思っていました。
持ち込んだタイヤは以下。
a)中古(セット出し用)
Fタイヤ:TRIANGLE TR968 235/45R17 ×2本
Rタイヤ:TRIANGLE TR968 235/45R17 ×2本
b)新品(アタック用)
Fタイヤ:Pinso Tires PS-91 235/45R17 ×2本
Rタイヤ:Pinso Tires PS-91 235/45R17 ×2本
c)新品(ドリフトリア履き用)
Rタイヤ:SAILUN ZS+ 245/40R17 ×2本
今年は,タイヤの調達コストを下げてみようとか考えて,安かったa)とc)を持ち込んでいます。
①ドリフトセットで走ってみる
午前中は,YZで調子のよかった”リア下がり”のままドリフトをすることに。
最初は,F:TRIANGLE TR968,R:SAILUN ZS+ の組合せ。
とりあえず,タイムアタックしてみたものの,当然曲がらず。。。(^o^;
出たタイムは57.808。
まぁ,こんなもんだろうということで,そのままドリフトしました。
ただ,1コーナーにはものすごくラバーが載っていて,最初横向きませんでした。(^-^;
なんでも,1週間前にD1地方戦があったとか。
1週間も前の話なのですが,かなりのラバーが載っていました。
今回,メチャ安かったので,SAILUN ZS+ を試してみましたが,割とよいタイヤでしたよ。
煙はけっこう出るし,持ちはよいし,剥がれないし。
もっと高い速度域でどうなるかはわかりませんが,RADER と同程度と思いました。
②グリップセット出し
昼前から美浜でよかったグリップのセットアップに変更。
タイヤは前後 TRIANGLE TR968 にしました。
ただ,今回はこれが失敗でした。。。
TRIANGLEはタテ方向のグリップはそこそこありますが,横方向がダメでした。
どんどん横に逃げていってしまう。。。
これまでは,「4輪同じタイヤならセットアップの方向は変わらない」と思っていました。
なので,タイヤを試すのも,4輪であればそう大外ししないと思っていました。
甘かったです。。。
TRIANGLEとPINSOではタイヤの特性がけっこう違ったため,
ターンインでのノーズの入りや,立ち上がりでのトラクションなど,
タイヤの特性によるものなのか,セットアップによるものなのかがわかりにくく,
切り分けができない。
結局のところ,
「もう少し曲がって欲しいけど,今曲がらないのはタイヤのせい。
PINSO履いたら美浜と同じようにノーズは入ってくれるはず・・・」
と,きちんと最後まで詰めることができませんでした。
また,この後で新品のPINSO 4本を投入して,タイムアタックをするのですが,
最終的に皮が剥ききれなかったように思います。
そのため,振り返ってみれば,ここでPINSOを投入し,セッティングの曖昧なところを
詰めるべきだったのかな?と思います。
③同乗レッスン
今回は普段よりも長く,同乗走行をして頂きました。走行時間は実質6時間あるわけですから,
6人だと,1人あたり1時間もマンツーマンでレッスンして頂ける計算になります。
今回は横方向のグリップがないタイヤでのタイムの出し方を教えてもらいました。
ブレーキング~ターンイン~立ち上がりのリズムを微妙に変えて,
タイヤの特性に合わせた走り方をする方法,曲がらない車をがんばって曲げる方法など,
ロデックスさんが横に乗って,クルマの挙動を感じながら,ブレーキ・ハンドル・アクセルの
操作を横で言ってもらい,”ラジコン”してもらいました。
これは今回非常に勉強になりました。
直接タイムには繋がらないことかもしれませんが,思うように車が動かない場合に
運転側で調整する引き出しが増えたと思います。
風間塾の一番の魅力はこの同乗走行ですね。(^-^)
④マイカーチャレンジ
前回はパワステトラブルのため,中止となってしまったマイカーチャレンジですが,
今回は実行することができました。
新品のPINSOを投入して,4周ほど皮むき走行を行い,ロデックスさんからアタック。
ロデックスさんはいつものように「1周でいいよ」と。
アタックしてもらいましたが,9コーナー出口でリアがスライドする大きなミスが!
タイムは56.999。
「今回はイケるかもしれない!」
そう思いました。
その後私がアタック。もともとは,1周で決めようと思っていました。
しかし,プレッシャーからかミスを連発。。。連続でもう1周アタックさせてもらいました。
2周目は大きなミス無く走り,タイムは57.515。
やっぱり・・・負けました。(^-^;
動画リクエストがありましたので,一応アタック動画をアップしておきます。
編集のバグで見苦しい箇所(赤画面)がありますが,ご容赦ください。。。(^-^;
ロデックスさんのミスにも助けられ,タイム差は 0.516 まで近付きました。(^-^)v
負けはしたものの,ロデックスさんにもある程度のプレッシャーをかけてミスを誘発する
ところまでは来れたのかな?と勝手に思っています。
ただ,今回のロデックスさんのミスは0.2秒程度はロスをしたのではないかと思われます。
また,車載を見ると,0.5秒差まで来たとはいえ・・・違いは歴然。(>_<)
0.5秒絞り出すのはやはり簡単なことではないようです。
⑤総括
終了のドラミでは,いつものようにロデックスさんが一人一人にアドバイス。
風間塾をきっかけに,今後取組んで欲しいことなどを,その人に合わせた的確なアドバイスがもらえます。
実は毎回これも楽しみにしています。今回は,
「タイヤ銘柄を変えるのはいいけど,それも含めてセットアップを出すには
もっと走り込みやセッティング変更をしないと難しいかな。
車の挙動やタイヤを感じ取ることを忘れずに,柔軟に考えられれば,
セットアップでもハマりにくくなるのではないでしょうか。」
というコメントでした。
今回はやっぱり,きちっとしたセットアップをしないといけない場面で,
使ったこともないタイヤを持ち込んだことがそもそもの誤りだったと思います。
結果として,美浜とおわらではセットアップは違いました。
コーナのRや旋回時間は近いものがありますが,美浜のほうがアベレージスピードは高く,
またコーナーとコーナーの間隔も広い。対しておわらはアベレージスピードは低く,
コーナーとコーナーの間隔が狭い。
少ない慣性力で,足回りがしっかり動いてくれないといいタイムは出ないのかな?と思いました。
違うコースで,路面コンディションを読みながら,車をセットアップしていくには
せめてタイヤは普段と同じものを使わないと,違うものが多すぎて非常にセッティングが
難しくなるということがよく理解できました。
やっぱり,セッティングって難しいです。(^-^;
⑥帰り道
「お家に帰るまでが遠足です!」
なんてよく言いますが,今回は正にそうでした。。。
先日から少しロードノイズが大きくておかしいな・・・と思っていましたが,
帰り道,左前から
「バキバキッ!バキバキッ!」
という異音が。。。このとき確信しました。
「ハブベアリングが壊れたんだ。。。」
激しい異音がしていたため,ベアリングが正しく機能していないことは明確でした。
そのため,急遽ロデックスタイルさんに入庫することにしました。
今回一緒に参加したHirostyleさんと一緒にロデックスタイルさんに向かい,
車を預けて自宅まで送って頂きました。帰宅したのは翌日の午前3時頃。。。
いや~助かりました。この場を借りて,お礼申し上げます。
Hirostyleさん,ありがとうございました。m(_ _)m
ロデックスさんも,夜遅くに出社して頂き,車を預かって頂きました。
ロデックスさん,ありがとうございました。
参加者の皆様,お疲れ様でした。
来年に向けて,また修業しようと思います。
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セットアップの理論と実践 | 日記
Posted at
2013/10/01 00:52:06
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