2014年02月11日
家付きMyガレージ その⑥~間取りを考える~
家付きMyガレージへの道,第6回です。
第5回からずいぶん時間が空いてしまいました。(^o^;
今回はいよいよ”間取り”について書いてみようと思います。
ちなみに,あまり夢のある話ではありません。どんどん現実になっていきますので,悪しからず。。。
そもそも”間取り”とは,部屋の配置のことです。
私も最初は
「間取りなんて,必要な広さの部屋が必要な数あればいいんでしょ?」
と思っていました。ですが,家作りの根幹に関わる大切な部分なのです。
但し,今回はあくまで面積のバランスだけ述べることにします。
間取りについては,その人それぞれの生活スタイルが大きく影響するため,一概には言えないのです。
いわゆる,”家事動線”という主婦が家事をするときの順番を考えた間取りなども,
洗濯物を1階に干すのか,2階に干すのかでも全然違ってきますから。。。
さて,今回はビルトインガレージを設けるため,普通の家よりは必然的にお値段が高くなります。
極力安く作れるよう,あれこれと工夫しました。
長くなりますが,順番に解説していこうと思います。
間取りの基本① "総2階建て"が安い
あくまで一般的に・・・ですが,木造住宅の場合,2階のない平屋と,
2階建てと3階建てでは,2階建てが安いです。(延べ床面積当たり)
その中でも,1階と2階が同じ面積の”総2階建て”が最も安くなります。
建物としては,高くなればなるほど,1階部分を強固な構造とする必要があり,
それには費用がかかるため,同じ延べ床面積であれば,2階建てよりも3階建てのほうが高いです。
一方で,1階しかない平屋は建物は安いのですが,2階を下に降ろす分の広い土地が必要なのと,
基礎工事の面積が大きくなるため,2階建てよりも高くなるケースが多いようです。
そのため,なるべく総2階となるように考えることにしました。
間取りの基本② 水周りはなるべく1階に
水周りとは,キッチン,トイレ,浴室などのことです。給排水工事が必要な場所です。
一般的に,2階に水周りを持っていくと,給排水工事のボリュームが大きくなるため
工事費が高くなります。(2階から地上まで給排水の配管を敷設するため)
最近では昔ほど高くはないようですが,水漏れなどの建てた後のメンテナンス含めて,
なるべく水周りは1階に集めるのが基本のようです。
間取りの基本③ 1階と2階で柱の位置を合わせる
これは構造的にです。なるべくなら1階の柱と2階の柱の位置は合わせたほうがよいです。
(柱を合わせるとだいたい壁も合ってくるのですが。)
1階から2階まで1本で繋ぐ柱のことを”通し柱”と言いますが,
一般的に通し柱が多いほうが構造的に強くできます。
もちろん,1階と2階で柱をズラすこともできるのですが,同じ強度を持たせようとすると,
梁が一回り太くする必要が出てくるなど,柱がある場合に比べて,高価な建物になります。

イメージ画像はhttp://cleverly-core.com/technology/より参照させて頂きました。
以上の①~③を踏まえた上で,間取りを考えてみました。
(実際には,いろいろやりながら,①~③を理解していったのですが。。。)
まずは,必要な部屋をピックアップし,それが1階に必要なのか,2階に必要なのかで分けてみます。
我が家の場合,初期の検討は以下のようでした。
<1階>・・・43帖
・LDK(リビング+ダイニング+キッチン)・・・20帖
・浴室,洗面脱衣室,トイレ ・・・ 5帖
・玄関,シューズクローク ・・・ 4帖
・ビルトインガレージ ・・・14帖
<2階>・・・27帖
・子供部屋×2 ・・・12帖
・寝室 ・・・ 8帖
・ウォークインクローゼット ・・・ 3帖
・書斎 ・・・ 3帖
・トイレ ・・・ 1帖
お分かりでしょうか。。。
実際には,更に廊下や収納などが入りますので,これ以上になるのですが,
1階が43帖に対し,2階が27帖。。。全然”総2階建て”にならないのです。(^-^;
図にするとこんな感じ↓
(実際には廊下とか必要ですけど,ややこしくなるため,今回は省略します。)

これが,ビルトインガレージ無しだと1階29帖,2階は27帖の総2階建てになるのです。
ビルトインガレージを設けつつ,総2階建てにするために,いろいろ考えましたが,
案としては1つしかありませんでした。
「2階リビングにする」
1階での大物はLDKとビルトインガレージ。ビルトインガレージは2階にするわけにいきませんから,
リビングを上に持っていってバランスを取ろうという案です。
実際,ビルトインガレージ付きでこういう間取りは多いと思います↓

ただ,以下のデメリットが考えられ,我が家では却下されました。
①歳を取るにつれ,足腰が悪くなった場合,階段を上るのが大変。
→できれば,1階だけでも生活できるようにしておきたい。
②宅急便の受け取りなどで,いちいち1階に下りるのが面倒。
③LDKを2階にする代わりに,寝室または子供部屋を1階にする必要があり,
夜間などの防犯面が心配。(玄関すぐ近くで寝ることになるため)
④③と同じく,子供部屋を1階にすると,親と顔を合わせなくても
家から出入りできるのが心配。
そして,第3回で決めたガレージサイズは,幅3.6m×長さ6.4mでした。
ガレージですから,真ん中に柱を設けるのはNGです。
ここで思いつきました。
「総2階建ての家に,1階建てのガレージをくっつけた構造が一番安くできそうだ!」と。
2階リビング案が却下された以上,1階と2階のバランスは取りようがありませんから,
総2階建ては諦めたほうがよいです。
であれば,部分的に1階建て(下屋)がある建物になるわけで,
それだったら柱の無い大開口が必要なガレージは,上に何も乗せない1階建てのほうが,
構造的に楽なはずだと。
上で述べたように,ガレージさえ除いてしまえば,後の部屋は”総2階建て”にできるわけですから,
「総2階建ての居住スペース+1階建てのビルトインガレージ」
が私にとって,一番安く,構造的にも強い建物ができるだろう。ということになったのでした。

今回のケースはあくまで私の場合です。
地域によっては,土地代が非常に高い場合もあり,その場合は建物そのものは高くなっても,
敷地面積を小さく出来る”3階建て”がよい場合もあります。
さて,かなりツマラナイ内容になったな・・・と反省しておりますが,現実はこんなものです。。。(^o^;
次回は,またまた夢のない話ですが,土地選びについて書いてみようと思います。
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Myガレージ(家付き)検討 | 日記
Posted at
2014/02/11 21:54:25
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