2019年09月22日
随分と前の出来事です。
いつもお世話になっているオーディオショップで社長さんの作業を手伝っていると、その様子を見ていた他のお客さんに ‟手際がまるで整備士みたいじゃねぇ~” と褒めて貰った事がありました (苦笑)
しかもそのお客さんというのが割と話をする機会が多い相手で、その過程でこちらの職業を知っていたにも関わらずそんな発言が出てしまう辺りに救いようの無さを感じてしまいますね。
そういえば会社の事務員さんの中には自分が管理職である事を知らなかったという娘もいましたから、何をしようとしてもどんな立場に立っても ‟らしくない” ように見えるのは生まれ持った定めなのかも知れません。
さて…
それならせめてここではそれらしい話をという事で…
先日現場から機械を停止した後に結構な量のオイル漏れが発生しているとの報告を受けました。
機械を回収してあちこち点検をしてみると、搭載されているエンジンのシリンダーヘッドとブロックの間から洩れている形跡があったんで場所を確定する為に汚れを落としてからエンジンを始動した所、2~3番シリンダーの間から少量ではありますがオイルが気泡状になって噴き出している様子が確認出来ます。
そこで先ずはシリンダーヘッドを脱着した後に業者さんにヘッド面修正を依頼、加工終了後にヘッドガスケットを取り換えて洩れが無い事を確認して現場に機械を戻しました。
ところがそれから10日位が経過した頃に、オイル洩れこそ収まったものの今度は白い排気ガスが出てその臭いも酷いという連絡が入ります (汗)
加工に出す際にヘッド廻りは完全に分解したんでシール類は総て取り換えましたし、バルブガイドやシートの摩耗状況も業者さんに点検して貰ってお墨付きを頂いてましたからヘッド廻りに問題があるとは思えません。
それに白煙の発生状況を確認すると、アイドリング状態では出ないのにアクセルを開けると盛大に吐き出しますから腰下に問題があるのは間違いないようです。
本来ならここでコンプレッションゲージを使用する所なんですがそんな気の利いた工具はありませんので、ここは手っ取り早く原因を確定する為に再度シリンダーヘッドを外してエンジンブロック側を点検すると3番シリンダーだけシリンダー壁面が大きく摩耗している事が判明しました。
通常ならこんな時はリビルトエンジンを購入して取り換えるのが一番簡単なんですがそれだとエンジン本体だけで100万円以上の出費が必要となり、そうなるとその為の稟議を通すのに上司からとんでもない精神的な攻撃を受ける事になるんでここは面倒でも自分でオーバーホールするという方法を選択します。
とはいえ、シリンダーの摩耗はこちらではどうしようもありませんのでオーバーサイズのピストンの手配を含めてブロックの修正を再度業者さんに依頼したんですがそのピストンを使ってもまだ摩耗量に追い付かないという問題が発生、その対策として3番シリンダーのみワンオフで作成したライナーを圧入して全気筒の内径を合わせるという手間をかけて仕上げて頂いたお陰で何とか再使用出来る状態に組み上げる事が出来ました。
この連休前に機械に搭載して試運転まで持って行ったんですが、苦労した甲斐もあって何の問題もなくスムーズに稼働しています。
それに修理代についても思わぬ手間が発生したせいで若干高くなったものの部品代まで含めても40万円程度で終わった事を考えると上出来だったのではないでしょうか。
尤も…
暫く使ってみないと本当に大丈夫なのかどうかの判断は出来ないんですよね。
それに、そもそも最初のオイル洩れを点検した時に気泡が出ていた事をもっと深く考えていたらトラブルの原因も想像出来たし、そうすれば費用も時間も抑える事が出来た筈ですし…
修理屋になって40年近く経ちますがまだまだ未熟だという事でしょうか?
いろいろ反省する事ばかりです (汗)
Posted at 2019/09/23 01:43:35 | |
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日常 | モブログ
2019年09月15日
先日やっと手に入れる事が出来た森口博子さんの『GUNDAM SONG COVERS』ですが、いざ聴いてみると知っている曲が半分しかない事に愕然としてしまいました。
しかもその中の『JUST COMIMUNICATION』という曲は、オリジナルバージョンを唄っていたTWO-MIXさんのCDをたまたま購入していたんで知ってはいたものの、それがガンダムシリーズの主題歌だと気付かないまま今日に至るという間抜けぶりを発揮してしまったりしています。
まぁ、よく考えてみたら知っているガンダムシリーズといえば、ぎりぎり高校生時代に引っかかっていたファーストガンダムだけなんでそれも当然なんですけどね (笑)
何にせよ、待ちに待って手に入れたCDですからもう少し楽しみたいと思います。
さて…
こちらも以前勢いで手に入れたTVアニメ『宝島』のシリーズ全話に加えて特別版1話を収録したDVD3巻ですが、こちらもやっと最後まで観る事が出来ました。
中学生の頃には主人公のジム・ホーキンズの立場になってそのストーリー展開を夢中になって追ったものですが、この年齢になってみるとジョン・シルバーの言動、特に最終話の最後のセリフが胸に響きましたね。
恐らく自分が作品中のジョン・シルバーの年齢設定に近づいた事が1番の要因なんでしょうが、40年近く前のアニメの中のセリフにここまで気持ちが引っ掛かるとは思いもよりませんでした。
本当に良い作品というのは年月を重ねて変わっても影響を与えてくれるという事でしょうか。
ただ、この場合の‟気持ちが引っ掛かる” というのは、今の自分がそのセリフに程遠い状況にある事を如実に示している訳ですから喜んでいる場合ではないんでしょうけど… (苦笑)
因みに…
今回のブログのタイトルはそのジョン・シルバーのセリフを引用させて頂きました。
あの頃の自分が格好良いと思った ‟大人” のひとりに少しでも近づく為にもこのセリフを心に留めて日々を送っていけたらと思っています。
Posted at 2019/09/15 23:38:25 | |
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CD | モブログ
2019年09月08日
前回のブログでお話しした、森口博子さんの『GUNDAM SONG COVERS』がやっと手元に届きました。
今回の騒動 (…予約が集中しているとの事でしたからこの表現でも間違いはないと思います) は、販売する側がここまで売れると予想出来なかった事から発生した品不足のせいだと勝手に想像しているんですが、本屋さんのCDコーナーではまだ見かけない事を考えると無事に手に入れる事が出来て良かったと思っています。
ただ、待つ時間が長かったせいか興味が薄れてしまったようで、iPodにエンコードはしたものの未だに聴いていません (苦笑)
とはいっても日々の通勤で往復で80キロ以上を移動している訳ですからいずれお世話になるとは思うんですが果たしてどうなる事やら…
本当に困ったものです (汗)
さて…
その代わりといっては何ですが、現在その通勤途中のお供としてヘビーローテーション化しているのが『Myこれ!クション 田原俊彦ベスト』です。
こちらはやはり森口博子さんのCDを探している過程で偶然見つけた本命の代理という扱いで、しかも同時に購入した近藤真彦さんの2枚構成のベストアルバムのおまけ (…失礼な表現だとは思うんですがやはりマッチとトシちゃんはセットでしょう) という、野球に例えればドラフトにも育成枠にも該当しない無名の選手が一躍有名になったといった感じでしょうか (笑)
80年代が始まると同時に高校生活を送る事になった自分にとって、彼等は本当に身近な存在 (…因みに金八先生の第1シリーズが放送されたのが中学3年生の時でした) だったんですが、正直言ってその頃のトシちゃんの評価は決して高いとは思えない歌唱力 (…失礼‼)と、何よりもマッチに比べてナンパなイメージだった事 も相まって最低ランク (…重ね重ねの失礼ご容赦下さい) でした。
ところが今改めて聴いてみると、作品の詞・曲・アレンジそして振り付けといった部分でのエンターテイメント性の高さでは他を大きく引き離しているように感じますし、歌唱力についてもカラオケで彼の歌を唄うと多少なりともモノマネになってしまう事から ‟田原俊彦” というキャラクターをどう確立するかをよく考えていたんだなと思えてなりません。
不用意な発言のせい (…一部を切り取った報道だったとする説もあるそうです)で不遇な時代もあってあまり目立たない存在になっている感もありますが、そのパフォーマンスはもう少し高い評価を得ても良いんではないかと思う今日この頃です。
ところで…
今回手に入れたベストアルバムは彼の代表曲を網羅したものではない (…『恋=Do!』や『チャールストンにはまだ早い』が収録されていないんです) 事から、現在当時のシングルレコードのA面のみを集めたCDを例によってオーディオショップの社長さんに頼んでネット通販にて注文してしまいました。
ただ、どうやらトシちゃんのCDは想定外のリクエストだったのか社長さんからは不思議な生き物を見るような視線を頂きましたが… (笑)
何だか森口博子さんのCDを待っている時よりも楽しみにしているのには苦笑を禁じ得ませんがそれも仕方がありません。
早く手元に届くといいなぁ~
因みに…
今回の例によって解り難いブログタイトルは、高橋留美子先生の代表作の一つである『うる星やつら』の中の ‟桃の花歌合戦” というエピソードの中のあたるくんのセリフ (…この場面の伏線のネタに『恋=Do!』が使われています) から拝借しました。
当時を知らないと笑えないネタではありますが良かったら探してみて下さい。
その他のエピソードも今でも結構笑えると思うんでお薦めですよ。
Posted at 2019/09/08 14:18:40 | |
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CD | モブログ
2019年09月01日
先日、森口博子さんの『GUNDAM SONG COVERS』を探してあちこちの本屋さんのCDコーナー巡りをしていた時の出来事です。
4店舗目を訪れても目当てのCDが見つからず、気晴らしに店内を散策 (笑) していたらそこで中学生の頃夢中で観ていたTVアニメ『宝島』のCOMPLETE DVD BOOK 全3巻を発見、思わず全巻を衝動買いしてしまいました。
因みに使ったお金は全巻合わせても4503円 (税込)ですから、楽しかったあの頃を買い戻したとしても随分と安い投資だったと思います。
早速購入した当日より第1話から順番に観ているんですが当時を思い出して楽しい時間を過ごしていると思いきやさにあらず、あれだけ夢中になっていたくせにその内容を殆ど覚えてない事に愕然とさせられています (汗)
中学生の頃といえば既に40年近く前の出来事ですから仕方ないのかも知れませんが、やはり当時夢中になって観た『銀河鉄道999』の劇場版の内容はほぼきっちり頭に入ってますから言い訳にはならないか…
いやいや、よく考えてみたら『銀河鉄道999』はビデオまで買ってそれこそ何十回も繰り返して観ているんでそれと比較するのがそもそもの間違いですね。
何れにしても…
何せ昔大好きだった作品ですから記憶にないからといって楽しめない訳もなく、毎夜寝る時間を削ってまで夢中で観ています。
それでもシリーズ全26話+特別編1話ですから中々観終わる訳もなく、睡眠不足で辛い毎日が続いていますが楽しい時間を過ごしている訳ですから全く後悔はありません。
そういえば今日は休みで早起きする必要はありませんので、このブログをアップしたら何話か観て寝ようかと思っています。
ところで…
当初の目的だった森口博子さんのCDですが、結局店頭では見つける事が出来ませんでした。
困った時の何とやらで、いつもお世話になっているオーディオショップの社長さんに某ネット通販サイトでの取り寄せをお願いしたもののこれが相当好評らしく、既にメーカー欠品状態で次回の出荷分を予約して貰っているんですがそれが割り当てになるかどうかすら微妙な所らしいです (汗)
次回ロッド分が振り当てになるかどうかは9月中旬頃までに判明するとの事ですがそれに洩れると1度予約がキャンセルになるそうで、そうなると今度はそれこそ忘れた頃に店先でばったり出会すという事になるのかも知れません。
そうならない事を願ってはいるんですが、既に半分以上諦めモードに入っているっていうのが正直な所です。
それに、元々聴きたかったのは『哀・戦士』だけでしたし、それならオリジナルバージョンを捜し出す方が簡単だし目的にかなっているような気がしますしね。
まぁ、そうは言っても乗り掛かった舟ですし、取り敢えずは9月中頃まで頑張ろうと思います (笑)
Posted at 2019/09/01 03:10:41 | |
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閑話休題 | モブログ