エバポレータ洗浄とエアコンフィルター交換

今年は全国的に猛暑で、皆さんも車のエアコンは常に稼働している状況ではないでしょうか。
私のクラウンも同じ状況ですが、出てくる風がとてもカビ臭いので今回はエアコンフィルターを交換すると同時に、エバポレーターの洗浄もしたいと思います。

ちなみに前回のエアコンフィルターは約3年半前にしていて、距離にして約3万キロ近くほったらかしにしていたことになります。

今回はエアコンフィルターはボッシュのアエリストプラスです。
アエリストフリーと同等のディーラー専用品です。

エアコンフィルターの交換方法は、ボッシュのWebページに記載があり、こちらの方がわかりやすいので割愛します。

交換前のフィルター。
3年半、約3万キロ分のゴミや汚れが蓄積しています。
しかしながら裏面は綺麗だったので、フィルターの役割はしっかりと果たしていることがわかりました。

フィルターの固定枠も汚れていたので、ついでに洗っておきました。

続きましてエバポレーターの洗浄作業です。
エバポレーター洗浄のスプレーは車専用品は使用せずに、家庭用エアコン用を使用します。
理由はたまたま家に余っていたことと、ニオイがきついとのレビューがどれほどのものかという人柱的なところです。

洗浄液の注入のために、内径4mm、直径6mmのチューブを50cm購入し、使用します。

購入したチューブをスプレーの噴射口に接続します。
しかし、内径4mmではサイズが合わず、しっかりと繋ぐことができませんでした。
少し切り込みを入れて、接続しました。

※後日、内径6mm、直径8mmのチューブを購入するとうまく接続できました。
※長さは1m程あれば、作業がしやすいです。

エアコンフィルターを取り外した場所を覗くとファンが見えます。
このファンの下にエバポレーターがあるので、そこに向かって洗浄液を噴射します。

チューブはファンに当たらないようにしてセットします。
私はチューブが動かないように、養生テープで固定しました。

チューブをセットできたらエアコンを送風モードで運転します。
1．内気循環、2．A／Cオフ、3．前方吹出、4．風量最大、5．設定温度LO
作業中は換気のため、窓を全開にしておきます。

この状態で洗浄液を噴射していきます。
今回はまるまる１本使い切りました。

全ての洗浄液を噴射したら今度はエアコンをオンにして運転します。
１．内気循環、２．A／Cオン、３．前方吹出、④最大風量、⑤設定温度LO

この状態で、10分以上は運転しました。
引き続き換気のため窓は全開です。

ドレンから水が排出されます。
エバポレーターが汚れていると、この水と一緒に汚れが排出されるとのことですが、今回はほとんど汚れはありませんでした。

交換時距離は143981キロで、前回のフィルター交換から約3万キロ。

今回の作業でエアコンのカビ臭い感じは全く無くなりました。
効果がある作業ですので、もう少し早く夏前にしておくと良かったですね。
家庭用エアコンの洗浄スプレーを使用しましたが、きつい匂いはすぐに気にならなくなりました。
家庭用であれば洗浄スプレー自体の値段も手頃ですし、今後は毎年に一回エバポレーター洗浄をしても良いかなと考えています。
ただカーエアコンへの使用は不可となっていますので、自己責任で実施してください。