• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+
イイね!
2020年04月23日

コルチナ、その後

コルチナ、その後 スピンドル加工で苦労しました。


スピンドルから、ストラットのパイプを取り外すのですが、これが大変!


通常(といっても30年ほど前の通常ですが)パイプとスピンドルは溶接されているんです。ところが、コルチナは溶接部分が見当たらない。


通常、スピンドルはパイプ外径で貫通加工され、そこにパイプを圧入して溶接、と。
今回は貫通加工ではなく、下がメクラになってる。外観からは溶接ビードが見えないんです。


どんな接合なのか、分からないまま、まあ、作業してみるかって。


下側からメクラ部分を穴加工し、パイプをくりぬき加工していきました。7mmほど接合部を残し、プレスで抜こうとしましたが、びくともしない。


なーんでか?それはね、ろう付けだったんです!なんと!


スピンドル上面でパイプをカットしてみたら、パイプとスピンドルの間に、なんか白いものが幕を作ってたんです。おそらく、圧入後にろう付けだと思うんですが。よくわかりません。残った接合部を手加工で削り取り終了となりました。
疲れました、ほんとに。


70年代のエスコートは溶接でしたから、その前60年代物はろう付けだったんでしょうか。鋳鉄と鋼管の溶接には、マックガス(co2とアルゴンの混合ガス)を使うとT社の技術文献にあります。もちろん、当社も使用。当時はなかったんでしょうか。ストラットの歴史から調べましたよ。


マクファーソンさんがGMで考案し、採用されなかったのでイギリスフォードに売り込んだと。フォードが小型車に採用したのが、50年中ごろと。時代背景はぴったりです、フォードコルチナをロータスがチューニングしたのが62年。


勉強になりました。







ブログ一覧 | ジムカーナ | クルマ
Posted at 2020/04/23 18:34:04

イイね!0件



今、あなたにおすすめ

ブログ人気記事

GW初日 ビアガーデン🍺🤗
もじゃ.さん

4/28 日曜日の朝‼️
ミッキーたんさん

久しぶりの故障です
お疲れ営業マンさん

【シェアスタイル】GWのご注文はお ...
株式会社シェアスタイルさん

【ガチ企画】オイル添加剤の最終進化 ...
みんカラスタッフチームさん

GW初日からバイク3台を乗り比べて ...
エイジングさん

この記事へのコメント

2020年4月24日 6:09
マクファーソンストラット・・・
覚えたのは小学生の時だったでしょうか?(笑)

ろう付けで強度が出るのも、ナックル穴の加工精度と
パイプ材の外形精度が当時から精巧だったと思うと
それもまた感慨深いですよね!
コメントへの返答
2020年4月24日 13:10
当時のことを想像しながらの作業も楽しいもんです。

でもね、パイプの材質は柔らかだったよ。ハイテンの材料は無かったんでしょう。

プロフィール

「全日本ジムカーナもてぎ、第1戦・第2戦その2 http://cvw.jp/b/879651/47621294/
何シテル?   03/29 18:15
皆さんこんにちは。全日本ジムカーナ・ラリーなどの紹介や日々の出来事を、生きているうちに記して行きたいと思います。 某2輪メーカー時代にOHLINS業務を担...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2024/4 >>

 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930    

リンク・クリップ

速報 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2016/10/07 16:40:33
M SPORT 
カテゴリ:パーツ・車輌製作
2010/11/15 17:35:00
 
FACTORY ITO 
カテゴリ:パーツ・車輌製作
2010/11/15 17:31:15
 

愛車一覧

三菱 ランサーエボリューション 三菱 ランサーエボリューション
副社長はエボワンの後部座席に座って通勤です。
マツダ デミオ マツダ デミオ
全日本ラリー参戦車(昨年はターマック、今年はグラベル)
ヘルプ利用規約サイトマップ

あなたの愛車、今いくら?

複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!

あなたの愛車、今いくら?
メーカー
モデル
年式
走行距離(km)
© LY Corporation