先月(10月)、我が家にSH5フォレスター(XT、5MT)が来て10年が経ちました。そしてつい先日、10万km走破を達成!
ちょうど良い機会なので、10年・10万km経過後のレビューを残しておきたいと思います。
全体の印象:
購入時の狙い通り、「荷物がたっぷり積めて、季節やステージを問わず、快適かつ楽しく走ることができる車」だなあと、思います。
サイズ感や、最低地上高、動力、デザイン、ユーティリティといった全ての面で、高いレベルでまとめられており、未だにその魅力は色褪せることがありません。
個々の要素について:
・積載性:4名乗車に、キャンプ道具満載が余裕で可能。かといって、無駄なスペースがあるわけではなく、ちょうど良い広さです。大人2人なら、全席ほぼフルフラットにでき、快適に車中泊も可能なのも嬉しい点です。
・動力:元々230ps/32.5kgmと十分なパワーですが、チューニングによって260ps/39kg前後になっていると思われる我がSH5。スロコン等の効果もあって、レスポンスも良く、SIドライブも活用することで、どんなステージでも申し分の無い動力を得ることができます。大満足!です。
・走破性:225mm(現在のSTI脚仕様では210mm)の最低地上高、フルタイムのAWD(MTではセンターはビスカスLSD)、フロントの機械式LSD(1way)、低重心なレイアウトが合間って、路面や天候にかかわらず安定した走破性とスポーティなハンドリングを発揮してくれます。欲を言えば、もう少しだけ、ハンドリングがシャープなら言うこと無しですが、全体のバランスを考えれば、今の状態でも悪くないのかなと思っています。
チューニング:
乗り始めにネガティブに感じていた、
1. カーブでのロールの大きさ
2. ターボラグに伴う低回転でのレスポンスの悪さ
3. 排気音の静かさ(良くも悪くも)
4. ブレーキのタッチと効き
5. グリップ不足
6. フロントグリルのぎらぎら感
これらの要素は、こつこつとチューニングを進めた結果、ほぼ消すことができました。
具体的に効果的だったチューニングを挙げると、
1. フレキシブルタワーバー導入(STI)、足回り交換(ビル脚+プローバ → STIダンパーキット)
2. 強化ブローオフバルブ(Coto Sports)、スロットルコントローラー(Pivot)、サブコン(ブースト圧調整用、RaceChip One)の導入
3. マフラー交換(テールエンドのみ、HKS ES Premium)
4. ディスクローター(スリットタイプ、Dixcel)、パッド(プロジェクトμなど)交換
5. タイヤ交換(Yokohama Advan Fleva)、フロントLSD導入(Cusco, type-RS spec F, 1way)
6. 自家塗装(ブラック化)
これらのチューニングを経て、だいぶ理想としていたフォレスター像に近づいたと思います。
残すところは、
・雪やダートでのコントロール性の向上: リアLSDの導入
・コーナリング時の着座姿勢の安定性・自由度向上: セミバケットシートの導入
(・ボディ補強)
これらを終えた後は、維持・リフレッシュに徹することになるのかなと思っています。まあ、全体のバランスとの兼ね合いで、また新たなメニューに至るかもしれませんが...(汗)。
消耗:
10万kmを超えたわけですが、ここまでのところ、大物は、足回り周辺(足回り一式、アッパーマウント、ブッシュ類)の交換を実施済み。近々、スパークプラグの交換を行う予定ですが、それ以外は、来年の車検に併せて、集中的に済ませる予定です。
メニューとしては、タイミングベルト、ウォーターポンプ、ファンベルトのほか、イグニッションコイル、ディストリビューター&キャップ辺りを考えています。
クラッチや燃料ポンプ、オルタネーター、ハブベアリング、ブーツ類などは、今後、様子を見つつということになるでしょう。多雪で塩カルが大量に撒かれる北海道西部では、錆も大敵!下回りも、要注意です。センターパイプが錆び錆びなので、こちらも様子を見つつ、交換となりそうです。
これから:
今後、電動化や、自動運転化、省燃費化が進むにつれ、我がSH5が持つ特徴、すなわちマニュアルミッションや、1470kgという軽さ(SUVにしては、ですが)、2Lターボの230PS/32.5kgm(デフォルト時)というパワーを併せ持つことは、より困難になっていくと思われます。
快適さ、利便性、省燃費性や、絶対的な速さといった面では、今後幾らでも上回る車が登場すると思われますが、トータルパッケージとして見た時に我がSH5を上回る車が出るのか?というと、昨今の流れを見る限り、疑問を持たざるを得ません。
まずは次の10年・10万kmを目指して、より楽しく乗れるようチューニングを進めつつ、メンテナンスとリフレッシュに気を配りながら、乗り続けていきたいと思います。
Posted at 2020/11/15 16:09:20 | |
トラックバック(0) | クルマ