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イイね!
2011年06月04日

ケンメリ~旧車の真実シリーズ「その1 エンジン始動の儀式」

よく、ケンメリに乗ってると、

「旧車ってエンジン一発でかかるんですか?」
「エンジンかけるのに、儀式ってあるんですか?」

と聞かれます。

僕も、購入する前は、乗りこなす前に、エンジンがまともにかけれるのだろうか心配でしたw
コンビニとかで、エンジンがプスプスとかからないと、カッコつけてる車だけに、ハジュカチイw

が、実際オーナーになって分かった真実とは・・・・

心配ゴム用

勿論、キャブのセッティングが出来ていて、電装系が正常であること、電磁ポンプ(燃料ポンプ)も正常であることが条件ですが、、、

普通に、かかります。しかも、初爆から、いきなり、

ガォォォォと、怪獣の声、もとい、キャブの咆哮で目覚めるw!

って感動を味わえます。
うちの子は、メカさんの腕のおかげで、調子に乗ると、初爆から、

レッドゾーンまで逝っちゃう(>、)

ので、注意が必要ですが、、、

さて、そうは言っても、儀式はあります。

儀式をちゃんとしないと・・・・
「ガォォォォ」でなく、言われてるように、「ぷすぷす」とつぶやかれて、かかりません(^^;

キャブのジェットの調整の仕方や、そもそも、L型エンジン+ソレックスと、それ以外、たとえば、(憧れの)フォードV8+ホーリー、とか、昔のフェラーリでは、かなり違うと思いますが、ここでは、あくまでも

L型エンジン3.1l+ソレックス50 ジェット調整は「ピットハウス」さんの腕ききメカさん仕上げ

という前提で、エンジン始動儀式をまとめます。

でも、個体差もあるし、運転手の腕もあるww
同じこのケンメリでも、メカさんは、こんなに難しく考えなくても、なんなく掛けてたけど(^^;、
「僕」は、以下のやり方が、一番簡単確実かつ安全(エンジンにとって)な儀式でした。
(ヘタだったので、色んな方法をためしたけどねwww)

①まずボンネットを開けるところからスタート!?

②そう、旧車乗りなら、バッテリーのキルスイッチ仕様にしておきましょうw スイッチをオン

③運転席に乗り込み、サイドブレーキが掛かってるか、シフトはN位置かを確かめ、さらにクラッチを踏む
(ミッションが故障し、ギヤを噛んだまま停止させてた場合、エンジンかかるとNでも動くのでクラッチを切って始動するクセをつけておくべし)

④クラッチを踏みこんだまま、キーを「ON」の位置まで回し、いったんそこで止める。

⑤旧車らしさを味わう瞬間(^^) 電磁ポンプがキャブにガソリンを送り込むのを数秒待つ。
待ち時間は、カチカチ音が小さくなるまで、、、とネットや本では出てくるが、そんなのよく聞こえませんw
多少金かかっても、「燃圧計」は武装しよう。
これで、燃圧が「3」で安定するまでが目安。(セット次第で4でも可)

なんて偉そうに書いてますが・・・

「ETCカードが装着されていません~」

というお姉さんの声を聞き終えるまでが、目安であるwwww

⑥さて、ここまでは、どんなキャブ車でも同じだと思うが(電磁ポンプなし車は、ここからスタート)、ここからが、車種により、個体差により分かれる部分で、いわゆる

アクセル・ペコペコの儀式

である。ようは、キーがONの位置で、アクセルを踏み込む操作をするのだが、その理由は、
キャブの「加速ポンプ」機能を使い、始動しやすいように混合気を濃くするわけですな。
チョークつきの車種は、チョークを使うけど、ソレックス仕様のケンメリなど旧車は使わない。
アクセルを急激に踏み込むと、加速ポンプという所から、燃料が「プシュ」と噴射する。
これは走行中の加速性を高めるNOSみたいなもん(違うかw)だが、それを始動前に利用するわけ。

問題は、何回、アクセル踏むか?である。
冬は多く、夏は少なくが基本だが、やっかいなのは、踏みすぎて、混合気が濃くなりすぎると、プラグがかぶり、ベチョベチョになって、始動できなくなる(^^;

踏まないと始動しにくいし、踏みすぎると始動不可になる・・・これが最大の問題だなw

詳しくは、ジェット調整したメカさんに聞くのが一番。
僕のは2回までOK、それ以上は、始動前に踏まない方が無難、と指示された。

なので、マイケンメリは、夏場1回、冬2回にしてる。(が、真冬は3回までやってる^^;)

⑦さてアクセルを1-2回踏んだら、混合気は濃いわけで、すぐに、キーを最後まで回し、セルモーターをかけて初爆させるのがいい、、、と思いがちだが、キャブに送りこまれたガソリンを「気化」する時間が必要である(たぶん・・^^;)

さて、ここからが本番、個体差、車種でかなり違う。
ネットや本を読んでも、混乱するばかりだと思う、

キーを最後まで回すまで、アクセルを踏むか、踏まないかで、儀式が分かれるのだ。

・アクセルを踏まずにキーを回す派・・・初爆きたら、アクセル踏み込む
・アクセルを一定量踏んだままキーを回す派・・・・初爆きたら、アクセル調整で回転を落ち着かせる
・冬はアクセルふまず、夏は踏んで、キーを回す派・・・・上記の2通りを使い分け


では、なぜ、ここからは、上記のように、やり方が色々分かれるのだろうか?

アクセルを踏むということは、つながってるスロットルを開けることであるが、ようは、空気を入れることになる。。

インジェクションなら、その空気が増えれば、センサーがキャッチして燃料噴射量を増やしてくれる。
キャブの場合、負圧を利用し、原始的であるが、ちゃんと高校物理の知識でも理解できるやり方で、燃料が空気量にあわせて噴射する。

ただ、キャブの種類により、空気の弁を閉じて混合気を濃くする方法と、燃料を増やすことで濃くする方法があり、ソレックスは後者らしい・・・この辺はよくわかってないが、前に進める(^^;

なので、「キーON」の位置にて、アクセル踏んで、加速ポンプにより濃くした混合気を、その後、アクセルを踏んだままだと、キャブの種類により、混合気が、濃くなりすぎたり、逆に空気だけ入りぎて、薄くなったりするので、ここからのやり方~

つまりONの位置からセルモーターをかける、キーを最後まで回すまでの間のアクセル操作

が、極端に、人(車)により、変わると思ってる(素人の想像ですが)
なので、エンジン、キャブの種類まで確かめてから、他人の儀式を真似しよう(^^;

で、、、僕の場合・・・・

中の仕組みや、理論は、まだよく分かってないのですが、メカさんに、僕の足癖まで見てもらいw、ベストな始動儀式を提案してくれたので、他にもやり方は試したけど、今はそれが一番であると思ってる。

・アクセルを右足親指で5ミリほど、「3-5回」軽く煽ってから、キーを最後まで回しセルモーターをかけ、と同時に、アクセルを「半分強」まで踏み込んで、初爆させる。これで、ちょうど、初爆後の回転は3~4千の間でつながる。その後アクセル調整し、2千に固定。

アクセルを踏み込まないと、僕の場合、プスプスと、初爆しない、そこで無理にアクセルを何回か、踏み込んで爆発させる手をもあるけど、それだとプラグがかぶる可能性大。

初爆に失敗したなと思ったら、すぐに、「ON」の位置まで戻し、再度、キーを回せば、もう、アクセル操作など難しいこと無しに、まず、確実にかかる(それだけ混合気が充満してるので)

ようは2度目で成功ってやつだけど、1発始動にこだわるより、ダメと思ったら、すぐに2回目にチャレンジ
した方が、車に優しいと思うなぁ。

また、僕の場合、「アクセルを固定量踏み込んだままセルを回す」というやり方だと、初爆したら、一気にレッドゾーンまで逝くか、逆に、踏み込みが足りない場合は、初爆しないという、不安定さがある。

そこで、上記に書いたように、

アクセルを軽くあおりながら(これで気化を待ち、またガスを送りやすくしている)、
セルモーター始動と同時に、踏み込むことで、再度濃い混合気をぶつけるとで確実に初爆がおこり、
また、踏み込む力加減を足が覚えれば、最適な、初爆回転数=3~4千に毎回抑えることでき、
レッドゾーン一気の恐怖もなくなったわけだ(^^;


⑧初爆が来たら、2千回転にアクセル調整し、2分以上回す。アイドリング状態ではダメで、つまり、2千回転は回さないと、肝心のオイル類は、細部に行き渡らない(らしい・・・セブンな方から聞いた儀式)

⑨逆に、アイドリングは車に悪い、暖気なら走りながら行なうがベスト・・・の理論を信じてるので(これもセブンな方から聞いた受け売りw)、アイドリングは、安定してるかどうかを1分くらい確かめたら、すぐに出発する。

⑩水温系が上がりだすまでは、全ての動作をゆっくり。軽に負けても、VIPが絡んで来ても無視w

⑪水温系が上がったら、「ガォォォォォォォ」の咆哮と共に、煽ったやつの狩に向かう(嘘ですw)

⑫あっ、でも、水温あがっても、ミッション壊した経験者から言うと、1⇒2速は、クラッチきって、ギアをNの位置にもってきておいて、回転が1千回転強くらいまで落ちると、スっと入るので、その瞬間まで無理に入れずに、我慢してチェンジアップする。
3速からは、そんなに気を使わないでOKだけど、今は、自然に、一瞬Nの位置で止めて、ギアがスっと、次に入る回転まで待つクセがついたので、そう扱っている。

71Bの中では最強のFJ用ミッションに換装してるけど、300馬力オーバーで扱うには、これくらいの注意が必要だと痛感。

だから、旧車は、エンジン自体は現代車にも負けないけど、、、、操作やら儀式やらで、、、遅いんですw




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Posted at 2011/06/04 12:53:39

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この記事へのコメント

2017年2月19日 11:08
 御初に御目に掛かります、yonaosisyogunと申します。
 キャブ車のカブりを恐れる為、敬遠しておりますが、此の記事を見て「頑張って付き合ってみよう」と言う気になりました。
 一度、カブらせてしまい、キャブ車にトラウマを感じているのは、秘密ですが……。
コメントへの返答
2018年1月14日 20:18
僕は、インジェクションでも、トルクの無い車の方が、よくエンストしますσ(^_^;)
キャブ車というより、旧車は個体差があるので、なんとも言えませんが、ペコペコとキーを回すタイミングを合わせるのが良いと思います。掛からなかったら、すぐにACCに戻す派です。
アクセルを踏みっぱなしにして、点火するまでONにする人も居ますが(この方が車にイイとまで言う人もいますが)、信頼できる旧車整備士は、皆、ペコペコでキーON、ダメならすぐにやり直し、こっちが多いですよ!
それと、タイミングは個体差あるけど、旧車ショップの整備士より、オーナーになった人の方が一ヶ月で、その車を上手く扱えるようになると言います。僕もそう思います(^_-)
2018年1月14日 19:45
よく冬場の始動に難儀する動画とか見ますが意味不明ですよね。寧ろ半端に温まった方がクランキング長いのがキャブ車なのに。僕のクジラも氷点下とかが寧ろ一発始動ですよ。
コメントへの返答
2018年1月14日 20:19
すみません、コメント返信がスマホだと分かりにくくて気づきませんでしたm(._.)m
そうですよね、キャブ車は冬こそ最高のシーズンです!雪と凍結さえ、なければ(^_-)
2018年1月14日 21:59
FR車は雪の時はトランクに園芸用のコンクリートブロックや砂袋を積んでトラクション掛かるようにしないと、特に登坂をバックで上がれなくなりますよね。近年のスタッドレスやゴムチェーンの性能向上は目を見まりますね。
コメントへの返答
2018年1月14日 22:45
たしかにタイヤ性能の進化が、エンジンパワーの増加をも支えてる気がします。
小学生の頃、隣りの家の地主のお兄さんがフェラーリ275GTBを所有してて、その関係で、うちの隣には、チューンされた、パンテーラ、73カレラ、ウラッコ、ストラトスなど、蒼々たる車が来てましたが、オーナーさん達は、サーキットで走らせても、タイヤが持たないから、性能を出しきれない、250キロ以上なんて出さないと言ってました(子供ながらにサーキットの狼はウソなんだとショックでしたがw)。
今や400キロ出せるクルマも出ていますが、タイヤをはじめとする、エンジン内部のゴム類の進化のお陰でもあると思いますねぇ。

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