純正ツィータをDayton Audio ND16FA-6に交換（その２：完全版）

前回に引き続きツィータネタですが、しっかり基盤に実装した完全版です。音質向上に効果があると言われるスチロールコンデンサも追加してみました。（取付等はその１も見て下さい）

用意するもの
1. ツィータ （ND16FA-6） \2,000(2個セット)
2. 基盤(UP-204) 90mm×45mm \200
3. コネクタ（Molex 5046-02A) ×2 \60
4. コンデンサ１（タイツウMET 3.3μF 100V)×2 \300
5. コンデンサ２（XICON スチロール 0.01μF 50V)×2 \210
6. 抵抗１（酸化金属皮膜 2.7Ω 3W) ×2 \100
7. 抵抗２（酸化金属皮膜 47Ω 3W) ×2 \100
8. その他（配線部材・スポンジテープ・両面テープほか）

購入したユニバーサル基盤は、半分に折って小さくできるものですが、さらに半分に切って、車からのコネクタを接続するコネクタ（Molex 5046-02A)を基盤にハンダ付けします。回路図（前回参照）は簡単なのでその他の部品はなりゆきで設置してもうまくいくと思います。なお、後述しますが右用と左用はコネクタを逆側に取り付けた方が良いと思います。

これが部品が乗ったところです。上側の縞模様のある部品が、R2（47Ω黄紫黒金）、下側がR1（2.7Ω 赤紫金金）、水色の大きな部品がコンデンサ１（フィルム 3.3μF）、右端に見えるのがコンデンサ２（スチロール 0.01μF）です

裏側はこのようになっています。（左右方向にぐるっと回転）
基盤に乗せるにあたり、より小さなコンデンサが必要だったので、入手性が良く音質も良いといわれるタイツウ製の3.3μF100Vにしました。Jantzen AudioやSHIZUKIの大きいのはこの基盤には乗りそうもありません。

このコンデンサに小容量のスチロールコンデンサを並列に繋ぐと音が良くなるというのは昔から言われていることで、電気回路的には誤差の容量なのですが、確かに音は変わりました。（銅箔を使ったものや、その代用のPPSEも良いらしいです）。なお、スチロールコンデンサは、とても熱に弱いのでハンダ付けするときは、このようにリード線をラジオペンチでつかみながらハンダ付けするのが安心です。

背の高いコンデンサをハウジングの深い部分に納めるために、このように左用と右用は対称に作り分けます。このほかニッセイMMTやWIMAなら同じように乗りそうですね。

最後に、このようにスポンジテープをハウジングに当たりそうな部分に巻いて車に戻します。黄緑色と茶色の線が車側のケーブルで、キレイに挿入されているのが確認できますね。

さて肝心の音ですが…。まず、タイツウMETコンデンサが良いです。とはいっても例によって他とは僅差。一応・・・
スッキリ　SHIZUKI > ニッセイ>=タイツウ>=Janｔｚen>WIMA 華やか
・・・のような気がする。両隣りは目隠しされたら当てる自信なし。電解コンデンサは1秒でわかります！

これにスチロールコンデンサを付加すると良く言えば解像度が増す。別の言い方をすれば、ちょっとハイ上がりになります。しかしオーディオで「高音」を無理に上げた音とは違うので、これは付けた方が私は好きです。響きだけ上がるというか…。私が使ったアルミ箔のスチロールコンデンサは割と入手が簡単。銅箔製はもっと良いらしいですが入手できませんでした。