備忘録2・マニュアルクラッチ＋4速化

遠心クラッチ＋3速がこの頃のカブエンジンの特色なのは分かっているのですが、どうせなら好みの仕様に仕上げたいのでマニュアル化に踏み切りました。記憶の限りの話で記します。

当時色々な文献を読み漁ってマニュアル化出来ることは大体理解したので、不足パーツを中古・新品諸々準備して取り掛かりました。

モンキーのサービスマニュアルが1番活躍した時期ですね。

クランクは写真を色々見た限りでは交換していないようです。当時の物はSクランクと言われるコンロッドが短いタイプですね。

ちなみに今気付きましたが既にボアアップされているようです。シリンダーが黒いのは純正らしくするために耐熱塗料で塗っているだけです。

オイルを綺麗に掃除して磨いてみました。余談ですが本田宗一郎さんは内燃機関のあらゆる箇所を鏡面仕上げしていたそうです。

何処の工場か忘れましたが、縦型エンジンのDOHCだかのエンジンが展示してあるそうなんですが、指で回すと何時までもカラカラ回るほどフリクションがないそうです。

折角全バラにするならなるべく綺麗に磨いた方が良いと聞いていたので、可能な限り磨きました…気持ちの問題です。気持ち程度しか綺麗になっていません。

ミッションが変わるのでキックスピンドルを交換しました。4速ミッション用なのですが、ここはダメージが蓄積すると聞いたので確か新品を導入した記憶があります。

4速ミッションにするにあたり、所謂純正クロスというのをやってみました。

6Vモンキーのミッションはまだマシ、12Vモンキーのミッションはレシオの設定がおかしいのでとても乗りにくいです(特に2〜3速)。

6V＋12Vのミッションにする事でシフトチェンジの繋がりがスムーズになります。(写真はそのギアと思われますが どれがどのギアか…覚えていません)

組み込んでいきます。ここでミッションの動作確認をします。後でギアが入らないとかとても悲しいので。

クラッチまで組み込みます。これも遠心クラッチからマニュアルクラッチになるので強化クラッチ(2枚式)を組み込みました。

ハイカムです。もうどっちが何なのか分かりませんが純正ヘッド対応の物です。プロファイルが微妙に違いますが…判別つきませんね。

とりあえずエンジンは完成。
振り返ってみると素人ながら良くやったなと思います。

既に12年前の出来事、今やればもう少し丁寧に出来そうな気がします。