友人である新秋津のハチロク小僧からの紹介で超格安購入。
当初は友人数人での共同出資・管理による練習・遊び車化を企図したものの、早々に共同管理の難しさが露呈し、話し合いの結果、当時まだ車を持っていなかった、同じく友人であり出資者の一人のデンソー_サード_ブーの手に委ねられたため、ごく短期間の所有に。
保有期間終了の「2月1日」は、不慣れな手続きに加え自分の不手際もあり(売ってくださった相手方にも大変なご迷惑をおかけしました…orz この場を借りて改めて御詫び申し上げます…)、正確な期間が明確でないため、あくまで便宜上の記載です。
前オーナーの管理があまり良くなかったらしく、一年ほど放置されていたとのこと。
ダート足で車高が高く、社外(たしかフジツボ)マフラー・触媒ストレートなのにもの凄い静かで(このため、車検場で指摘されるまで自分含め友人も誰一人として触ストだと気が付かず、触媒を買う羽目になったとか…)、エンジン回りはエアクリにHKSの毒キノコ…だったかな?ホットイナズマというマユツバ装備もあった。
内装は運転席のみセミバケ。バキューム計やタコ・スピード等各種情報を表示させる後付デジタルメーターが付いていた。
外装はホイール以外ノーマルで、前後バンパー四隅を均等に擦ってあった。また、リアスポかハイマウントストップランプが欲しかったのか、はたまた壊れたのを交換しただけなのか、トランクがレビン(XZ)のものに変わっていたりしていた。
…といった具合になんだか色々こまごまと弄ってあったけど、イマイチどういう方向性にしたかったのかよく分からず、友人達と「どうしたかったんだろうな?」と首を傾げていた。
自分が行なったのは軽い点検整備、磨き・ワックス掛け、車検再取得のための一部手続きくらい。
ちなみに写真は磨き後。当初は放置のためつや消し・水垢・青苔と酷い状態で、ここまで綺麗にするのは骨が折れた。
短い間ながら乗ってみた感想としては、ハチロクと比べると剛性、エンジン性能(とくに低速トルク)等々あらゆる面でかなり向上しており、非常に運転しやすかった。
「パワーがありすぎて『車に乗せられちゃう』」ということもないし、扱いやすいので、タマと部品さえあればFFの入門車としてはかなり優秀だっただろうに…実にもったいない。
そして何より、鉄・塗装の質の向上により、一部塗装が剥げてて、さらに一年放置されていたというのにほとんど錆が進行していなかったのには、ちょっと錆を放置するとたちまち朽ちていくハチロク乗りとしてはかなり驚いた。
他、内外装の質も、かなりバブルを感じさせるものだった。
また、(当たり前だけど)車格もハチロクと同じで、「FFなのにFRに近い味付け」と言われている通り、車と言えばほとんどハチロクにしか乗っていない自分でも、まったく違和感なく同じ感覚で運転できた。まさに、「ハチロクをFF化した正統後継車」に相応しいと言えると思う。
フォグの上にリトラクタブルヘッドライトという、「目の上から更に目が出てくる」ような独特のデザインもなかなか面白くカッコよかったので、手元を離れてしまったのは非常に残念。
現在はDIY好きな友人の手によってしっかりと整備されており、様々なメーターが増設され、以前よりは幸せな生活を送っているようだ。
本人から聞いた話では、NAなのに、家を漁ってたら偶然発掘されたターボタイマーを付け(ようとして?)たりしてるらしく、そのうち、さながら戦闘機のコックピットみたいになっちまうんじゃないか?と少し不安を覚える。
…それにしても、確かに「そこまで古い車でもないのにいまや滅多に見かけない希少車」となっているのは事実だけど、「1987年5月~」という、ハチロク後期と92後期の間を埋める発売年月日の項目がないのはあまりにも不憫すぎるとおもうんだけど…
本当に、AE92はバブルを象徴するかのような車だなぁ…いや、この時代の車はみんなそうか?
この車のその後については、
http://minkara.carview.co.jp/userid/1581552/profile/
こちらを参照のこと。