
フィットシャトルに試乗してきました。
シビックシャトルを連想させるこの車は如何なる性格なのでしょうか。
外観・・・バンパーの形状が若干違いますが、顔はフィットです(笑)
フィットを寸胴にしたような外観ですが、リアのデザインは結構凝っています。
試乗車は鉄チンホイールでした。
内装・・・内装もフィットなんですが、そう感じさせないように工夫がされています。色合いがブラック&ブラウンで落ち着いた雰囲気がありますし、エアコンの吹き出し口にはメッキのリングが付いて上質感があります。
強いて言うならばもうちょっと差別化してもいいような^^;
それと、センターコンソールボックスをアームレストとして使うにはシートをかばり後ろにスライドさせないといけないので不便です・・・。
シート・・・個人的にフィットのシートは同クラスの車と比べて良い出来だと思っていますが、このフィットシャトルはシートのサイド部やヘッドレストにグランスムースという合成皮革を使っています。合成皮革と聞くと安っぽいビニールの様なイメージがありましたが、このグランスムースはしっとりと柔らかな肌触りで見た目にも本革の様な質感です。
リアシートも全席3点式シートベルトですし良くできていますが、フィットにあったリクライング機能が無くなっているのが残念です。
エンジン・・・エンジンはインサイト、フィットハイブリッドと共有の1.3リッター+IMAですが、IPUの制御が違うようで加速が非常にマイルドです。EVモードを多用する傾向にあるのか、40km/h以下では頻繁に回生と放電を繰り返しています。街乗りした限りでは全く問題ない動力性能でした。
ミッション・・・エンジン同様、共有のCVTです。ホンダに限らず、最近のCVTって大分違和感がなくなったなぁっと思います。
足回り・・・個人的にホンダ車って何処か「芯」のある乗り味が特徴だと思っているのですが、フィットシャトルには今までにあった「芯」がどこにもないのです。その分とても快適です。トヨタ車的な乗り心地というのでしょうか・・・。ホンダ車らしからぬ非常に不思議な乗り味です。
特にリアの挙動がまたっりしているのですが、荷物を載せるとどう変わるのかが気になります。
試乗を終えて・・・震災以来、ホンダから発売する初の新車ですが、販売は好調なようで既に1万2千台もの受注を抱えているそうです。その8割以上がハイブリッドで、購入年齢層は50代の男性が多いそうな。
乗ってみると万人受けする快適な車だなぁっと感じます。
社外からの騒音も少なくとても静かだったので確認したところ、遮音材・吸音材が多用されていました。機会のある方はエンジンルームや、インナーフェンダーを覗いてみてください。
家族で移動するツアラーとしては非常に高い完成度ですし、売れている理由も分かる気がします。
Posted at 2011/07/23 20:14:16 | |
トラックバック(0) |
試乗 | クルマ