【メーター製作】 レストア編 ♯1 - 樹脂パーツ複製 -
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
 初級 |
作業時間 |
12時間以上 |
1
年始に「業者か!」ってツっ込まれるくらいになるとかホザいてた私ですが、業〇様からお声が掛かるようになったcross@cafe.です(汗)
メーター製作・修理は素人趣味レベルのプライベーターであり、業〇様からって・・・さすがにやり過ぎたかなと、反省(苦笑)
でも、師匠は私の遥か上、業〇レベルそのもの←
そんなことはさて置き、今年一発目のメーター製作の整備手帳は「レストア」編。
「リペア」ではなく「レストア」と言えるかは、このレストアシリーズを最後まで読んで頂ければわかるかと。これは「リペア」だ!と思った方は是非お申しください(笑)
さて、画像にあるものをネットでポチッとな。あと足りない物はホムセンと100均で調達してきました。この時点で何を作るかわかった方。さっすが~♪笑
2
もう答えが出ちゃってますが、コレなんだかわかります?
メーター取り外さないと見えないヤーツ。そう、トリップメーターをリセットするアレです。
私のところに修理としてやってくるメーターの7割くらいがトリップ(リセット)の故障です。これまでは不要(不要じゃないけど)なメーターのドナーを用意して交換するといった方法でしたが、ドナーを用意する手間も効率も悪いし、年代がかわらないので交換してもその場しのぎ。これでは修理というより応急処置じゃないかと疑問に思っていました。
新しく複製するとしたら、と考えると頭にパッと浮かんだのは「3Dプリンター」と「ロストワックス」。3Dプリンター・・・2DCADはやったことあるけど3Dはないから習得に時間掛かるし・・・。ロストワックスはやったことあるけど、そもそも金属だと相手が樹脂だから耐久性に問題が(汗)
ふと思い出したのが、たしか学生時代(高校か大学か忘れたけど)に立ち読みした「オールドタイマー」に書いてあったとある記事。正確には忘れたけど「真空注型で旧車樹脂レンズを複製しよう」みたいなのを思い出しました。真空脱泡機を導入しなければ、シリコンなので他の方法よりコスト的にもいけそうだと思い、初挑戦してみます!(真空脱泡機の材料はほぼそろってる(あと真空機のみ)のでのちのち手に掛けます(汗))
3
さすがにこんなもの複製しました~っていうのはネットで1件も見つけられなかったので成功するかわかりませんが作業続行。
既に粘土を成型してますが(汚いけど)、「Mr.シリコーンバリアー」というシリコン同士が癒着しないようにする離型剤を筆塗りします。これを手抜きすると、剥がす時に大変な事になるらしいので丁寧に塗りました。乾燥すると艶消し状になります。
4
シリコン缶開缶。
思っていたより臭くないかも。分離してるのでしっかり攪拌させます。
5
シリコンを量ります。シリコンを流す容器の「たて×横×高さ」×比重で計算し、数値をキリのいい整数に調整しました(今回は450gになりました)。硬化剤がシリコン100gに対して1gなので4.5g入れます。
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病院で処方されるような目薬の容器に硬化剤が入っていますが、40滴で1gに相当するとのことなので180滴滴下させます。
ヨーグルトにイチゴソースがかかっているようで美味しそう(笑)
7
硬化剤を入れてから何やら身体に異変が。
特に刺激臭はしないものの、目がしばしばしたり、やや頭がくらくらと。。。疲れか?
換気はしっかり行いましょう〜(笑)
とりあえず、防毒マスクで対処。←初めからやれよ
ヘラを使ってやや高めからシリコンを薄く全体に流し、エアブラシなどを使ってエア抜きします。エアブラシは持っていないのでエアダスターを使いました。
時間に余裕がある場合は、この一層目が硬化してから次のシリコンを流すのがベターらしいですよ。
8
もちろん時間があまりないのでゆっくり3回くらいに分けて入れました。(可使時間が約20分なのでそれ以内で)
余ったシリコンは固めて細かく切って、次回のカサ増し用としてサイクルしますので捨てません。
ちなみに、「両面取り」じゃないのでダボ穴は必要なかったな。(独り言)
メーター製作・改造する場合、表示値が狂ったり、故障する原因になるかもしれない事をご理解頂き、自己責任にてお願いいたします。
to be continued…
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