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kokaninjaのブログ一覧

2020年08月29日 イイね!

備北希少形式ダム巡り その2(河本ダム・小阪部川ダム・田原ダム・新成羽川ダム・黒鳥ダム・楢井ダム)

備北希少形式ダム巡り その2(河本ダム・小阪部川ダム・田原ダム・新成羽川ダム・黒鳥ダム・楢井ダム)新見市街地周辺には2つのダムがあります。
その一つが河本ダム








河本ダムは旧道のカーブの先に突然ヌッと現れます。


実はとっても希少な中空重力式ダム(HG)です。
天端の少し下に小さい換気口が並んでいるのが、中空重力式の証拠ですね。


国内に13基しかないHGダム
私にとっては井川ダム、高根第二ダム、横山ダムに続いて4基目の見参です。


ここ広い道に見えますが、入口付近が激タイト。
ジムニーだと楽勝ですが、大きな車だとギリギリでしょう。


正面からは分からない中空重力式の特徴も、この角度だとよく分かります。
下流側の角度が通常の重力式より切り立ってます。


さらに上流側にはタコ足が。これも中空重力式の特徴ですね。


一方、新見市街地を挟んで東側にあるのが、小阪部川ダムです。
ここへ至る道が後半戦のハイライトです。
ここまでの里道だって曲がりくねって車一台がやっと。
なのに、その先は


まず現れる中国電力の小阪部調整池堰堤


堤高15メートルに満たない堰堤ながら、水が満々と。
上流の小阪部川ダムとペアを組む逆調整池です。


調整池堰堤を超えると、道はさらに険しくなります。


そこへあり得ない対向車 (;゚Д゚)
偶然にも道が広い場所で、ことなきを得ました。


逃げ場のない断崖路ですが、この先でもクラウンと行き違うなど、意外にも交通量があります。
コワ~


彼方に提体が見えてきました。

駐車スペースなんてないので、沢を超えるガレた空き地に車を突っ込んで素早く撮影します。ジムニーで良かったと思う瞬間でした。


戦時中に着工し1954年に竣工しています。時節柄かなり無理して建設したのでしょうか。古びたコンクリートです。


やがて古びたアーチ橋を渡ると、


ようやく提体に到着です。ゲートは改修されてコンクリートが新しいですね。


直下の発電所にも道が分岐するのですが、本線とのY字路がこちら側からはターンできないので、入りませんでした。直下からは発電所が邪魔で提体の見晴らしはイマイチのようです。


帰りも緊張しながら険路を抜けていきます。



さて新見から南に20キロ下ると、県道の先に堂々横たわるのが田原ダム


中国電力の発電ダムです。


この田原ダムの揚水上池に当たるのが、新成羽川ダム


新成羽というからには旧もある?
なんでも田原ダム湖に古い発電所が沈んでるそうです。
(ですが旧成羽川発電所の遺構はそれとは別に現存してるようです)
その田原ダム湖は揚水式のため、新成羽川ダム直下まで湛水されています。


そうそう、この新成羽川ダム
国内に10基しかない、希少な重力式アーチダム(GA)です。
私にとっては、石徹白ダム、鷲ダム、高山ダム、七色ダムに続く5基目です。


なおドーンと下流側を拝めるはずだった右岸県道は、
撮影ポイントのわずか200m手前で全面通行止め(*_*;
ガッツリ閉ざされ、岡山県は復旧させる気もないようです。
この手前で分岐する管理道も立禁ですから、もはや一般人は下流側を見れなくなってしまいました。残念!


天端には巨大なガントリークレーン。
キャタピラー付きのゲートがぶら下がってます。
グイーンと曲がってるのは、重力式アーチならでは。


この上流にはあの帝釈峡ダムがあるのですが、訪問は次の機会に譲ります。


一方の下流側で新成羽川・田原の両ダムの逆調整池としてトリオを組むのが
中国電力の黒鳥ダムです。
巨大なゲートピアがずらり林立!
近くで見ると圧巻です。


水面には大きな渦巻きが出来てます (゚д゚)!


グルグル吸い込まれていく先は、右岸にある黒鳥発電所です。


成羽川三兄弟は見た目全く違いますが、全て1968年竣工です。


この旅のラストは、帰りの岡山道賀陽IC手前にある楢井ダム


アクセスは上流側から。
近代的な工業団地やキャンプ場も整備され、明るく開けている感じです。


打って変わって下流側は深い谷。そもそも道が存在しないようです。


メルヘンチックな管理所や天端とは対照的な顔を持つダムでした。


ダム巡りのおかげでジムニーは4カ月で走行5000キロですぅ。


Posted at 2020/09/22 09:52:36 | コメント(0) | トラックバック(0) | ダム・酷道・旅行 | 日記
2020年08月29日 イイね!

祝300基達成! 備北ダム巡りその1(北房ダム・阿口池・大佐ダム・千屋ダム・高瀬川ダム・三室川ダム)

祝300基達成! 備北ダム巡りその1(北房ダム・阿口池・大佐ダム・千屋ダム・高瀬川ダム・三室川ダム)この夏は信州旅行を自粛した代わりに
念願のダム巡り300基達成を目指して
大阪から比較的近い岡山県へ

ダムがとっても多い岡山ですが、
今回はジムニーならではの隘路を辿るエリアです。





まず中国道北房ICに近い北房ダムからスタート
提体は県営ダムによくあるゲートレスのダムですが、両岸を高速道路のトンネルと橋梁に挟まれた狭い谷に押し込まれているのが特徴。


そのすぐ先の道路沿いには阿口池


提体中ほどのに吐きがあり、放流中!


放流された水は天端の非常用吐きの水路と合流し、その先は滝になります。


右岸側の盛り上がりが非常用吐きの流路です。
灌漑用の溜池ですが、地元で大切にされている感のある味のあるダムです。


狭い里道を繋いでショートカットをして大佐ダムへ
事前情報によると、提体直下へは車一台がかろうじて通れる林道を1キロほど進まねばなりません。






無事到着です。


堤体スリスリレベルまで寄ることが出来ます。


そして、ここの洪水吐きは、あの青土ダムと同じダム穴ですよ!!


ちなみに、こっちが青土ダムのダム穴 吸い込まれる~


ここからの峠越えの県道317が、前半戦のハイライト。
なかなかの隘路です。
しかも災害復旧工事の時間帯通行止めで通行車が少なく、草木が伸び放題で余計に狭い(;゚Д゚)!


退避箇所なんて、延々ありません(*_*)


対向車が来ませんように(´-ω-`)


ようやく国道に出てしばらく進むと千屋ダムです。
ダムは「1000」という名前ですが・・・


私にとっては、
栄えある300基目 (*^^)v


新鋭ダムだけあって、右岸も左岸も開放感のある美しいダム。


我が300基目に相応しい? 各種洪水吐き、てんこ盛りダムです。


天端の三角屋根もオシャレさんです。


また山を越えたら、高瀬川ダムです。


事前情報では林道で直下にアクセスできると聞いてたのですが、通行止めでした。


ぐるっと廻り込んで、三室川ダム


ここの直下への林道はストリートビューもあり、ジムニーなら楽勝だと思ってました。しかしグーグルカーは真冬。夏は予想以上に草木が茂り距離も2キロ以上あるので、断念。


山道を県道に戻ると、目の前の伯備線を381系「特急やくも」
それも貴重なパノラマグリーン車が追い越していきました。


やくもの後を追えば、間もなく新見の市街地です。
その2へ続く
Posted at 2020/09/21 14:16:58 | コメント(1) | トラックバック(0) | ダム・酷道・旅行 | 日記
2020年08月08日 イイね!

酷道319&東予ダム巡り(新池・新宮ダム・柳瀬ダム・富郷ダム・別子ダム・鹿森ダム・黒瀬ダム)

酷道319&東予ダム巡り(新池・新宮ダム・柳瀬ダム・富郷ダム・別子ダム・鹿森ダム・黒瀬ダム)豊稔ダムのあとは愛媛県に入ります。

まずは川之江市街地へ






ただの児童公園ではありませんよ(^_^;)


「新池」という工業用水用途のダムです。
流れる川もなく、公園としか思えないシュールなダム直下(゚∀゚)




・・・上流にも川らしい流れはありません。でもダム湖には大量の水。
実は背後の山の裏側にある新宮ダムから送水されて来ます。


新池からループ橋とトンネルで山を超えて、その新宮ダムにやって来ました。


堤高42メートルとは思えない堂々としたダム。
さすがは本省系のダムですね。


ダムサイトの碑がダムの断面になってます!


タイトな立地で管理所は、はるか上です。ダム直下には高知道が通りますがもちろん繋がっておらず、ダム直下へ行く道は国道から転がるように降りる狭路でした。


先へ進みます。2車線の真っすぐは県道。左折は国道319号線です。


左折の途端、いきなりこの有様 県道の方がメインなのね(*_*;


見晴らしは良い!


ややっ! 腐っても国道 酷道♪  バス停があります。


市街地からすぐなのに中央構造線を形作る法皇山脈が立ちはだかり、峻険な谷が続きます。


こんな険路でも、人の暮らしがあります。


集落が点在することもあり、軽自動車でも行き違えない狭い道でも交通量が多いのが四国クオリティ(=_=)


ガードレールのない区間もあります。
落ちたら死ぬ(;゚Д゚)


やっと柳瀬ダムに到着
しかしこんな隘路に国土交通省系ダムが連続するなんてね。


国道から下って管理所に来てもダムはまだ、はるか下です。


維持放流もなく瀬切れしてますよ~


山奥に見えますが、実は伊予三島まで数キロ。
右の小さな取水は下流の銅山第二発電所。吉野川となって紀伊水道に注ぎます。左の大きい取水は山向こうで発電の後、瀬戸内の大工業地帯を支える水となります。こっちに送るのがメインの役割なんですねぇ。


この先もず~っと隘路♪
ワッ(゚д゚)! まるで片洞門


またまた落ちた死ぬ区間(゚Д゚;)
エスケープルートもありません。




やっと県道に乗り換えると途端に二車線。四国の道ってなんか変 (^^;


道が良くなってしばらく走ると新鋭の富郷ダムです。


コロナの影響で関連施設は閉鎖でしたが、展望台は入れました。


その先、ひときわ険しい峡谷に押し込まれた様な別子ダム
天下の住友グループが所有する企業ダムです。


このダム湖には銅山開発のための七番ダムという古いダムが沈んでるそうです。


別子ダムから導水する東平発電所は有効落差日本第二位599.7mだそうです。それもそのはず。
発電所は別子ダムと隔てる1000級の峠から新居浜に向け逆落としの様に下る立地です。その発電所のすぐ下流にあるのが鹿森ダムです。


ダム直下にはループ橋がありますが、これは新道。
ところで、ここも瀬切れですね~


ダム直下には旧道のトンネルも残りますが、こっちもループです。
コンパクトなので入口も出口も同じ、下流方向に向くのが良く分かります。


さらにダムのすぐ下流には、
みんな大好き!トロッコ電車
別子マインパークですよ








時間があればトロッコに乗ってみたいところ


でも今日はダム巡り!


今日の最後は石鎚山の途上にある黒瀬ダムです。


ギザギザの牙がある減勢スキージャンプが特徴


ここも維持放流無し これも四国クオリティなのでしょうか?


明石海峡大橋から本州復帰。
ジムニーなら無敵ですね。また近いうちに四国のダムを周りたいです!

Posted at 2020/08/09 22:16:35 | コメント(1) | トラックバック(0) | ダム・酷道・旅行 | 日記
2020年08月01日 イイね!

うどん県西部ダム巡り(井関池・豊稔池・五郷ダム)

うどん県西部ダム巡り(井関池・豊稔池・五郷ダム)「森と湖に親しむ旬間」のダム見学会の時節です
しかし主催の国交省、GoToなんチャラには熱心な割に、
見学会はおろかダムカード配布再開も音沙汰なし(*_*;






とは言え梅雨も明けたので、ほとんど誰にも接しないGoToダム巡りならよかろうと思います。
そこで狭い道が多くallroadでの突入は敬遠していた四国へGoToダム巡り
ジムニーなら楽勝でしょ!(後ほど四国酷道の凶悪さを思い知るのですが(^_^;)


まず永年の憧れ「マルチプルアーチダム」豊稔池に向かいます。
インターからの道中、まず現れるのは「井関池」
古くから溜池の多いうどん県ですが、これは1982年製の割と新しいダム
提長が350メートルもあります。


そこからほどなく豊稔池に到着!
重力式・中空重力式・重力フィル複合・重力式アーチ・アーチ・ロックフィル・アスファルトフェイシング・アース・バットレスと見てきて、
ついに「マルティプルアーチ」初見参です。


下流直下は芝生で美しく整備されています。
それもそのはず、豊稔池はダムでは珍しく、国の「重要文化財」なんです。


これこそが、5連アーチ!
マルチプルアーチの柱部には5つのサイフォン式洪水吐きが並びます。
右岸のは一段高い側水路に吐きます。真ん中三つは真下に吐き、左岸側のは他の4つとは吐く場所が異なります。
さらに基部にもゲートとバルブが合わせて3つあります。


右岸のサイフォンはサラサラと吐いてます。今年は中止だそうですが恒例行事の「ユル抜き」の際は豪快に水が飛ぶそうです。


一番左岸の吐きの流路と減勢池の間にアーチの内部に入れる通路があります。
そのルートから提体を仰ぎ見るとモアイ像が林立してるようです。


階段を登り進入したアーチ内部はワンダフル\(^o^)/




古代神殿の中(゚Д゚;)?



それとも
中世の教会(゜o゜)

祭壇の十字架に思えるのはバルブで、提頂部から取水し下のスリットから吐くそうです。


右岸の森から見ると。ジャングルの中のマヤ遺跡みたい|д゚)


それにしても実に堂々たる姿。正面からの印象はヨーロッパの古城です。


説明書きによると「豊稔ダムは日本唯一のマルチプルアーチダム」で構造的には柱部で傾斜したアーチを支えるバットレスダムの仲間だそうです。
あれ日本唯一って? 同じく「MA」マークの宮城の大倉ダムは? 
あちらダブルアーチダムとして日本唯一。合わせて二つしかないMAといえども、豊稔池と大倉ダムは異なるタイプだそうです。大倉ダムもいつか行ってみたいなぁ


天端に回ると5連アーチのうち4つの提頂部が越流可能な構造になっています。これ自体が非常洪水吐きなんだとか。


豊稔池だけでもうお腹いっぱいですが、今日はこの後まだまだ巡る!
次はすぐ近くの五郷ダムです。


香川県営で豊稔池共々この時節でもダムカードをくれるのですが、肝心のダムは見えない立地・・・でも天端から見ると彼方に石垣の道が?
あそこから見えるはずと、ジムニーの機動力を活かして山へ!


こんな林道でも突っ走る・・・


トライ&エラーのすえに、何とか見えた五郷ダムです。


この後は愛媛県に入り酷道319号線で西へ向かいます。
つづく・・・
Posted at 2020/08/08 18:37:32 | コメント(1) | トラックバック(0) | ダム・酷道・旅行 | 日記

プロフィール

「出張から帰還 道中は21都府県を通る濃いルートでした」
何シテル?   10/04 18:34
家族でスキーにはまってます。そのためのクワトロです。 趣味は鉄道・車・ダム巡り。 ダム図鑑はフォトアルバム、各ダム詳細はフォトギャラリー(Audiの愛車紹介...
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ブレーキペダルが床まで行きます。。。 
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2021/08/17 13:36:59
[スズキ ジムニーシエラ]THULE フット951&バー7124 
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2020/10/17 19:30:01
[スズキ ジムニーシエラ]THULE TH951と762(フット&バー) 
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2020/10/17 19:28:27

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