
3月18日(日)に今シーズンの〆レースとして、「2012板橋cityマラソン(フル)」に出場しました。
(今更ですが...自分の中でのまとめです。)
去年のこの大会には「初フル挑戦」ということでエントリーしていましたが、震災の影響で残念ながら中止となり、今回は一年ぶりの「リベンジ」だったのですが...。
11月のつくばでのフル以来、燃え尽きたのか、疲れたのか、いま一つ練習が積めず、調子も上がらずの中での出場となってしまいました。
今年に入っても
1/22=千葉マリン(ハーフ)ボロボロ、初ハーフより悪いタイム...。
2/19=青梅マラソン(30km)なぜか会心の走り
とレースには出ていたのですが、準備不足なままでの出場でいま一つ不完全燃焼でした。
(上の二つもどこかでまとめる予定、特に青梅はコースも応援も結果もとても良かった。)
板橋cityマラソンは荒川沿いを板橋区の浮間舟渡あたりから江戸川区の小松川あたりまで往復というコースですが川沿いなので事前情報では「強風注意」との情報でしたが、大会当日はほぼ無風。
天気も曇りで気温も低からず高からずの絶好のコンディションでした。
今回も練習不足気味でしたが、1ケ月前の青梅で30kmを3時間16分(ネット)で走っているので一応「ネット5時間切りいけるかぁ?」という気分でスタートラインに並びました。

私の目標タイムだとかなり後ろの方からのスタートなので、スタート地点は河川敷にしては広い道なのですが、道幅が狭く号砲からスタートラインまで11分以上かかりました。
(あわよくばネット5時間切りも狙っていたのですが、この時点で「こりゃ無理だ」となりました)
最初は「6分30秒くらいのペースでいこう」ということで走り15kmくらいまでは順調に走れました。(0-5km 30:52、5-10km 32:38、10-15km 33:22)
15kmすぎから同じペースで走っている(一応、心拍数152,3pps維持で走っていた)つもりでもペースが7分/kmちょいに落ちてくるようになりました。
5時間を切るためには、前半は6分/km台で走っておきたかったので「無理したら後半もたないか?」との考えもちらっと頭をよぎりましたが、「体が遅いペースに馴れてしまってペースが落ちているだけ、に違いない」と自分を納得させペースを若干上げて走りました。(15-20km 34:04)

(写真は平井大橋あたり(多分)、家から6kmくらいの所なので帰れるな~などと往きは余裕でしたが)
ハーフ折り返し後は若干「きついな~」と感じながらも、「青梅で大丈夫だったから今回も大丈夫なはず...だ。」と自分に言い聞かせなんとか7分/kmペースで25kmまでは走りましたが(20-25km 35:24)、25km手前あたりから、左足の付け根あたりが痛みだし明らかに青梅とは違う展開。
「こんなはずはないんだー」という思いが頭の中をグルグルめぐりましたが、25km過ぎてからは走っていると両足の股関節というか、足の付け根内側に痛みが走る状態になりました。
本番2週間前に、ランニング雑誌(クリール4月号)で特集されていた記事を見て、フォームを変えたので「鍛えていない筋肉を使ったのが原因かなぁ??」などと考たりしながら、だましだまし30kmまではなんとか「ラン」といえるペースを維持し30km地点到着しました(25-30km 37:33) 。
30kmのタイムがネット3時間29分、青梅より13分遅く、つくばとほぼ同じタイム、余力があれば当初の想定の範囲内といえるタイムだったのですが、まったく余力のない状態。
この時点ではまだ「サブ5は無理だけどつくばのタイム(ネット5時間18分)は上回りたいなぁ」という甘い考えを持っていましたが、ここから残り12.195kmが大変でした.....。
歩くとかえって足が痛い状態だったので、基本「小走りに走りエイドで歩き」というスタイルで走り(?)ましたが10分/kmペースと早歩きの人にも抜かれる状態でした。
つくばの後半よりも明らかに厳しい状態で、32-33kmあたりでは「なんでこんなことしなきゃいけないんだ?」という思いが強くなり「リタイヤ???」という言葉が頭を頻繁によぎりましたが「とにかく行けるとこまで行こう」と「待っている会社のラン仲間に申し訳ない…なぁ」などを考えながら、下を向いて(下を向いた方が楽だった)一歩一歩進みました。
そんな中でも板橋35km地点エイド名物のシャーベットを楽しみに「なんとかそこまでいくぞ!」と進み、エイドが35km地点の300mくらい先だったのにショックを受けたりしましたが何とかエイドにたどりつき(30-35km 49:07)シャーベットにありつきました。

後で聞くと、会社のラン仲間はみんなシャーベットに目もくれず走っていたようでしたが、私は歩きながら完食しました。
この辺の位置の人だと座りこんで食べている人も結構いましたが、「止まると再スタートする気なくなろうだろうなぁ」などと思いシャーベットの余韻に浸っての歩きを再び小走りへチェンジ。
この辺からなぜか右肩も痛くなり(なんだか腕が取れそうな感覚)ペースもさらにダウンして11分/kmとなりました。
「つくば超え」どころか、「いつゴールできるんだ?」という状態でしたが35km過ぎてからは「ゴールしなきゃここまで何でこんなことしてきたんだかわからない」という思いでとにかく1kmずつつぶしていき、(35-40km 54:37)気がつけば41km地点。

ここでやっと「あと少しだ」という気持ちになりましたが、ラストスパートをかけられるわけでもなく最後はちょっとした段差もつらい状態で(新東名のときがこうだった)なんとかゴールまでたどり着きました。(40km-ゴール 23:04)

結果ゴールタイムは、グロス 約5時間47分-ネット約5時間35分 とネットでつくばより17分悪いタイム、30km地点からの12.195kmが2時間以上かかった....。
ゴール後、待っていてくれた(一番長い人は3時間近く!)ラン仲間の「お疲れ様~」の声でなにやら「とにかくゴールしてよかったなぁ」としみじみ感慨にふけりました。
(その後は「ちょい」とお酒をおいしく頂きました。)
ゴール後はつくばの時よりも足の痛みが少なく、「実はもう少しがんばれたんじゃないか??」という感もあったのですが、
走行データをみると

36kmあたりから心拍数(一番上の折れ線グラフ)がやばめな振れ方をしています...、170超も含めえらく振れています。
Lapとあわせるとこんな感じ

30kmあたりから、Max心拍数が高くなってきています。
つくばのときは、
ペースダウンとともに心拍数が下がっていたので明らかに違います...、余裕なかったんだろうなぁ。
疲労の回復はつくばのときよりも早いので、足に「フルマラソン耐性」のようなものがついているような感じはしているのですが、今回はあきらかに失敗レースでした。
レース4週間前の青梅では30kmを余裕で走れていることから考えると、原因は「練習不足」だけでなく(これも大きいですが...)2週間前の3/3,4あたりに15-20km位走り込む予定が風邪を引いてできず、距離を踏んでいないのが不安で直前の月、火に結構ペースを上げての5km走、水曜に10km走を入れてしまったこと、15-20kmあたりにペースを上げた、影響があったかどうかは微妙ですが直前にフォームを変えたことというようなコンディションングの問題。
またメンタルには一度つくばでフルを走っていて、青梅がたまたま良かったことで「おごり」のようなものもがあってペース配分やらに影響したような気がします。
そんなこんな、いろんな要因が絡み合って今回の結果になったのだと思います。
「マラソン...」奥深いです。
今シーズン本気レース最終戦での失敗レース、けっこう悔しかったですが、これをばねに来シーズンは5時間切りするぞー。