
V37にはいろんな安全関連の機能がついている。走っていると、ピピピピと音がして、何かを警告されることが多いのだが、インパネのディスプレイを見たときには、音も鳴り止んでいるし、何も変わった表示がされていない。
何も気にしなくても、クルマは乗れるのだろうが、有効に活用するには各機能の正しい理解をした方がいいだろう。
日産のページには「LDWは、意図せずに走行車線を逸脱しそうな場合、ブザーとディスプレイ表示で注意を喚起」とあるが、問題はこのディスプレイ表示が、見るときには正常復帰しているので、普通に運転しているとわからないのだ。
ということで、今日は「LDW(車線逸脱警報)」と「LDP(車線逸脱防止支援システム)」について、いろいろと実験しながら夜中の首都高で実験。
100キロくらいで走行しているときに、アクセルとハンドルから手を離す。そして、少しだけハンドルを触ってレーンから脱線するようにする。想定は居眠り運転で、クルマが自然に車線から逸れていくときにはこんな感じなんだろうなというのを再現したのである。すると、ピピピと音がなり、90キロくらいに減速し、クルマはすっかり車線内に戻った。進入角が数度程度であれば、すっかり車線内に戻るのだ。なんだか不思議な感じである。
次に、速度は同じでハンドルを10度くらい切ってみる。ハンドルには同じように戻す力が発生するのだが、クルマは平行に戻る程度で、すっかり車線内に戻ることはなかった。意図的にハンドル操作をした場合には、そこまでの強制力はないようだ。
この実験で理解したのは、このLDWとLDPは、東名高速では使ってもいいが、首都高や中央道では利用しなくてもいいということだ。つまり直線が多く、単調な運転で居眠りをしそうになるようなケースなら使ってもいいが、比較的カーブが多い道路で、ときには白線を無視したラインを走行するような場合には、邪魔になるだけなので、使わないほうがいいということである。白線を無視するまでもなく、道路が空いているときにはカーブのときに多少白線をオーバーすることがあるのだが、こんなときにもいちいちピピピと言われてしまうので、こう思ったわけである。
少しだけこのクルマを理解した気がした。
Posted at 2015/12/31 04:31:28 | |
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