
アイドリングストップは解除して運転している人もいるようだが、最初にV37にこの機能がついていることを知ったときに、やっぱり昔とはスカイラインの位置づけが変わってきているんだと改めて感じた。20年前にはアイドリングストップというものは一般的ではなかったが、その頃にスカイラインオーナーにアイドリングストップは必要かと聞いたら、大半の人が、そんなのものスカイラインにはいらない、と回答したと予想する。
さて、どの程度有効なのだろうか。この場合、環境への配慮は無視して(おいおい無視するなよ)、オーナーにとってはどの程度有益なのだろうかと考えてみた。
写真は納車後にリセットしていないアイドリングストップの実績情報である。
1,200キロ走って、2リットルのガソリンを節約しているが、金額換算すると300円分である。当方は月に1,000キロも乗ればいいほうで、月間300円程度の節約にしかならないのである。そこから導かれる結論は「アイドリングストップなんかやめちまえ」である。エンジン停止からの復帰の振動がもっと上品であれば、この考えも変わったかもしれないが...
それでは、もっとたくさん乗る人には有効なのだろうか。
仕事関係の知り合いで、V36オーナーである人がいて、その人は運転が大好きで、年間4万キロ程度を走るらしい。月間にすると約3,000キロの走行となり、当方の3倍である。同じ条件なら月間1,000円程度の節約である。しかし、その人は毎週800キロくらい走る人ということになり、話を聞くと、高速道路に乗るとどこまでも走りたくなるので、東京を出発して、京都や大阪まで行くこともザラということだった。そんなに高速道路ばかり乗っている人であれば、渋滞でない限り、アイドリングストップは動作しないであろうし、節約額はもっと下がるであろう。導かれる結論はやはり「アイドリングストップなんかやめちまえ」である。
もちろん、これは私見なので、「やはり環境に配慮しなくてはならない時代だから」とか「節約額は小さくても節約になるならする」という人もいるのはわかるし、その人たちの考えをどうこういうつもりはない。
さて、アイドリングストップについては、エンジンをスタートするとまずは有効な状態となり、解除したければ、いちいちボタンを押す必要があるのが面倒くさいという人がいる。最初は新鮮な機能だったので、この機能を解除するつもりはなかったのだが、今ではそのような人たちの希望に半分同意し始めている。
数千円で、通電後に自動的にボタンを押したことにしてくれるキットもあるようだが、しばらくは、どうやったら、この機能を解除した設定を保持することができるか、いろんな方法を考えてみることになるのだろう。
Posted at 2016/01/19 22:00:36 | |
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