
10月に、日産が100万台以上のクルマを対象としたリコールを発表していることは、これだけ大騒ぎになっているので知っている人は多いと思う。
発表されたときには「またリコールか...」くらいに思っていたのだが、100万台というと相当の数である。調べてみると2015年以降のクルマがほとんど該当しているようだ。当方の2015年産のV37はと...調べてみると対象みたいである。
すぐに担当営業君に何がどうなるのかを聞きたくなったが、このような大規模なリコールだと、今電話をしても、担当営業君も忙しいだろうし、今回の件はクルマ自体の品質が悪くなっているとは思えなかったので、しばらく放置することにした。
10月も末になった頃、担当営業君からの電話あり。検査をする日を予約して欲しいそうだ。ここでは多くは聞かず、黙って11月11日を待ち、ディーラーへと出向いた。
朝一番に訪れたので、他の客も少なく、担当営業君とはいろいろと話をすることができた。
少なくとも私は、ニュースの解釈として、手を動かして検査を行う人が、これを行う資格を持っていなかったと思ったのだが、そうではなく、検査をする人には資格があったが、最後にハンコをつく人が無資格者だったということらしい。このような大きな事件があったときには、騒ぎを起こした会社では、顧客に回答する統一回答を用意すると思われるので、全てのニッサンの営業がこのような回答をしていると思うのだが、本当だろうか。ちなみに、公式ページでは「任命されていない検査員が合否判定を行った」という表現をしている。ルールはルールなんだろうけど、検査自体をちゃんとしたのであれば大きな問題ではないような気もするのだが。
今回の事件では、ネット上でこの騒ぎを利用して、クルマのオーナーはどのように得をすることができるのか、といういやらしいテーマが多く見受けられた。私も想像した通り、車検まで検査を拒否するというやり方が一番得をするようだ。つまりそうすると車検時の点検費用が浮くわけである。当方は12ヶ月点検の時期だったので、この点検費用約15,000円が無償になったのだが、車検時の点検はもう少し点検項目が多く高い筈である。この差額が得をする部分ということになるようだ。ちなみに今回の点検自体は車検時と同等の、つまり12ヶ月点検以上の項目を実施している。
この方法は、確かに得だが、当方は車検まであと1年あるので、検査を1年後にしてくれというのもニッサンに申し訳なく、今回は素直にすぐに受検したのだが、それはそれでいいことがあった。どうやら今回の事件に伴う検査を早期に受けてくれた人には、後日なんらかのクーポンが送られるようだ。正確に何が送付されるかは、担当営業君も把握していなかったが、検査時に利用できる検査費用が安くなるものではないかと言っていた。結局は対象者全員に送られるのかもしれない。
今回の事件でユーザの怒りはどの程度か、という質問に対しては、1割くらいのユーザは、ひどくお怒りで、激しい口調で担当営業君にクレームを入れたようだ。まあ、反省はして欲しいが、怒鳴っても...ね。
検査の結果は、当然何も悪い部分は見つからなかった。朝10時にクルマを預けて、代車を借り、夕方4時にお迎えに行った。代車はノート。e-Powerだったら楽しかったのだが、残念ながら普通のガソリン車であった。このようなタイプのクルマに乗り慣れていないので、あまりクルマ自体には楽しみは見つけられなかったが、ひとつだけV37よりもいいと思ったのは...アイドリングストップからのショックのない復帰だった。なんでベンツエンジンではこれができないのだろうか...
Posted at 2017/11/13 00:22:17 | |
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V37 | 日記