さあ,ここからが本題だ(^o^).私的には色々こだわりはあったので,そのこだわっている部分がメニューに反映されるかどうかがキーポイントであった.
色々,検討した結果,レボリューションとナイトに絞る.
ナイトから提案されたメニューは,in及びExのポートの加工及び,ローターのフランクカットであった.このメニューの詳細はナイトのブログを参考にしてもらいたい.
ナイトのメニューは非常に魅力的であった.ポート加工を行うショップは,今となっては結構存在する(RE雨宮,FEED,R-magic等).その中でも,ローターに手をいれて,オバーラップを出す手法をとっているのは,おそらく,ナイトのみだと思う.ではなぜ,ローターをフランクカットにするのか?その答えは,8の特徴であるサイド排気であると考える.以下の考察は,ナイトのK氏に説明していただいた話を私なりに噛み砕いたものである(正確かどうかは?であるので).
8のエンジンを一度でもバラした経験がある方ならお分かりだと思うが,8の吸気ポートはFDに比べて,非常に大きい.ウォーターラインや,コーナーシールの軌道を考えると,ポート拡大幅は非常に狭いと容易に予想できる.それでも,8のセールスポイントであった,オーバーラップ ゼロを打開し,パワーアップに繋がるオーバーラップを得るには,さらに,吸気ポートを早く開くようにしなくてはいけない.そのためのローターフランクカット(吸気側)である(ちなみに,8はノーマルでも.排気側はフランクカットされている).
私がナイトを今回選択しなかった理由は,排気ポートの加工法であった.詳細は,誤解を招くといけないので割愛するが,私の8は前期型である.前期型エンジンに対する排気ポート加工には,私は非常に疑問を抱いた.また,ナイトのブログを見れば解るが,このメニューは基本的に後期型エンジンで開発されたものである.後期型はオイル供給が電磁ポンプになっているため,排気ポート加工はかのうであろう.しかし,メタポンである前期型では,おそらく,サイドシールが保たないと思う.故に,この一点により私の選択肢から消えた(ちなみに,ナイトのK氏曰く,前期型でも問題ないとの回答は得たが,私の疑問は払拭できなかった.また,私のこだわりはメニューに盛り込めないとのことも大きな要因ではある).
結論を先に言えば,レボリューションに決めました.レボリューションの加工メニューは,大きく二種類あり,レボではそれぞれ,09スペック,10スペックと呼んでいた.
09スペックは,09年RX-Race全線ポール及び優勝,かつ,ジムカーナーでも総合優勝を勝ち取った,信頼できるエンジンである.このエンジンの特徴は,ロータリーブロスでも紹介されているが,ポートは拡大せず,吸気ラインを加工し,吸入空気の流し方をスムーズにしたエンジンである.故に,低中速のレスポンス及びトルク重視であり,他ショップの最高馬力重視とは方向性が違う.10スペックは09スペックに,さらに高回転領域での伸びを付加するために,吸排気ポート加工を施したものである.当然,10スペックは後期型エンジン対応メニューであるとレボのA氏はおっしゃっていた.
私は,二回目のO/Hであったため,極力,ハイスペックエンジンを希望したら,レボのA氏は,吸気ポートは10スペック,排気は09スペックでどうだとの提案があり,かつ,私のこだわりを申し上げると,
「それはテストメニューに入れようと思っていたことだ!」
とA氏から返事があり,「よっしゃー」と,レボにO/Hを頼むことを決断する.
私のO/H,メニューは以下の通り
吸気ポート:10スペック
排気ポート:09スペック
私のこだわり(レボA氏の企み): アペックスシール(やみがえれ!ドルリン号 エンジン組み上げの巻きまで内緒♡)
注:このメニューに対し,レボリューションの作業日報に少々,コメントが乗っています.ご参考に
http://revo-tune.jp/fa/daily_report/index.php?command=view_month&monthtime=1291129200