ブレーキ4輪リフレッシュ

車検の時期になりました。エンジン関係やサスペンション関係はちょこちょこメンテナンスしているので、今回はブレーキ4輪のリフレッシュがメインになります。

仕事の合間を見て自分の車を作業するのであんまり時間かけられないのが痛いところ。

苦肉の策として、事前にオーバーホールした中古のキャリパーと新品のホイールシリンダーを用意して車検作業時間を短縮を図ります。

完成品があれば付け替えるだけなので、交換作業自体は楽ちんです。

ウイングロードの中古品を使用しています。部品番号が41011-JJ40Aと41001-JJ40Aになります。エアードリルにつけるタイプのブラシで掃除しています。わりと程度がよかったので、磨き時間は対してかかりませんでした。

ピストンもさっと磨いて完成。

シールキットはピストンの種類によって使い分けるタイプです。

Pitwork製品で以前に買ったシールキットも持っていたのですが、難点がありました。

キャリパー本体の部品番号が同じでも2008年の中頃くらいを境目にシールキットの部品番号が変わっていることが判明。

日産の部品検索ソフトでマーチ(2008年12月生産車両)のシールキットを部品検索するとAY600-NS060なんですが、この中古キャリパーの車両はAY600-NS062を使用することになっていました。

NS062はピストンの種類によって使い分けるシールが2組付いているタイプで、NS060は1組のみ。

今車両に付いているマーチのキャリパーも分解して後で検証しようと思います。

大事な部分のパーツなので、制研のシールキット(NS062と同等品)を新たに購入しました。

組み上げた後は錆止め塗装です。
どうせホイールに隠れちゃうので地味な色にしましたが、ちょっと新品みたいになって気分的にいいです。

仕事場にて車検作業に入りました。
ディスクローターのスリットもだいぶ浅くなってきてるのでもう少ししたら交換時期が来そうです。

ディスクの厚みは規定値内にあるのですが、純正品じゃないので参考にならないのかも？？

15年頑張った旧キャリパーです。
こちらも後で分解、オーバーホールして予備パーツにします。

ピストンに違いがあるのかはまた別の機会に検証してみます。

ホイールシリンダーも制研の製品を使用しました。

純正と同じ曙の刻印があるタイプでした。
サイズ表記の奥にある刻印だけ微妙に違います。

新品部品ですが、中身を分解してグリスの封入状態など確認しグリスを再塗布しています。

バックプレートのライニング当たり面にすり減った跡があるのでペーパーで慣らして錆止め。

当たり面は完全に平らにしたいんですけど、高さにばらつきが出ちゃうのでそこそこにしてあります

ホイールシリンダーとライニングを組み付けてドラムとライニングの磨き、調整してブレーキエア抜き。

4輪リフレッシュしただけあってブレーキペダルのタッチがかなり変わりました。

ブレーキテスターも問題なく合格。

今回は予算の関係でブレーキマスターシリンダー交換は見送ってしまったけど、余裕ができたら交換しようと思います。