透明な樹脂パーツの傷は消せる!
投稿日 : 2011年05月11日
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基本的に傷だけではなく、ヘッドライトのレンズの白濁化、黄ばみも同じ工程でクリアにすることが出来ます。
まずは理屈から・・・。
図にあるような透明樹脂の傷、そもそもミクロの目で見れば、どんなに透明でキレイに見えるパーツでも、目に見えない微細な傷が無数にあるわけです。
つまり、大きな傷であっても目に見えない微細な傷になるまで削ってやればいいというのが、傷を消す基本です。
先ずは、傷の部分をペーパー掛けしていきます。
この時、傷の深さに応じて開始するペーパーの番手を調整します。
例えば、600番のペーパーから始めるなら800→1000→1200と200番づつくらいの感覚で徐々に番手を上げていきます。
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最終的に2000番くらいの番手までペーパー掛けが終わったら、表面を指で触ってみてください。
最初の状態と比べると大分ツルツルとした感触になっているはずです。
図で言うと上の図の大きな傷をこのように小さな傷まで削っていく感覚です。
その状態になって初めてコンパウンドを使います。
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コンパウンドにも番手があります。
私の場合ヘッドライトのレンズなどを磨くときは先ずはピカール(安くて量があるため)で磨き、仕上げに番手の高い液体コンパウンドで仕上げています。
コンパウンドは様々な方向から磨くようにしましょう。
なぜなら、傷と平行方向に磨いていてもその傷は消えにくいからです。
このような方法で私は、前車のヘッドライトに付いてしまった傷を消しています。
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地震で壊れてしまったコレクションケース。
この中央部分にわざと傷を付けて、それを消してみましょう。
600番のペーパーで中央部分を擦ります。
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ちょうどいい黒い紙などがないため、プラモの箱の前にケースを置いて見ます。
○で囲んだ部分が傷です。
後ろの箱絵が曇って見えます。
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この傷を、上記した方法で、800→1000→1200→1500→2000の順番でペーパーを掛けていきます。
写真は2000番まで掛け終わった状態です。
曇った部分が大きくなっていますが、後ろの箱絵がうっすらと見えるようになっているのが判るかと思います。
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写真がわかりにくくて恐縮ですが、コンパウンド掛け終わった状態です。
この箱の手前に確かにケースがあるのです。
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