
1月2日・3日に、かみさんと京都に行ってきました。
長崎にも行ったばかりなので「安く行きたい」という事で、
長崎旅行で見かけた青春18きっぷのポスターを思い出し、
この手を使う事にしました^^
はじめての「青春18きっぷ」の旅なので
乗り換えのコツなどは、予めネットで調べておきました。

5:27 島田駅発・岐阜行 普通列車
私は音楽聞きながら乗り物に乗っていれば満足ですし、
かみさんは、本さえ読めれば文句言わないので、
時間掛かっても問題無しの安上がりな夫婦なのでした^^

6:52 豊橋駅着
7:10 豊橋駅発 特別快速 米原行

9:09 米原駅着
9:19 米原駅発 新快速 姫路行
米原駅周辺はすでに白銀の世界!

10:13 京都駅着
4時間45分/乗換2回
名古屋~米原付近では雪の影響で7分ほど遅れていたのですが、
京都駅には定刻通りに到着しました。さすが日本の鉄道!
全列車で座れました。全てクロスシートでシートヒーター完備で快適でした。

「市バス・金閣寺行き 金閣寺道バス停」
市バスはどの路線も激混みです。
京都駅で既に満員状態で発車するので、途中のバス停は全てスルー通過です。

「雪の金閣」
これはもう・・・芸術です!

昼食は金閣寺近くの「いただき」で牛ステーキ丼を食べました。
観光地の食事処ではなく、ちゃんとした洋食屋さんで美味しかったです。

「竜安寺・石庭」
雪庭になっちゃってます・・・う、ゥ〜ん・・・^^;

「仁和寺・中庭」

「仁和寺・御殿北庭より五重塔を望む」

「河原町を走る市バス17系統」
市バスは、雪の影響と初詣客の多さでダイヤは完全に乱れてました。
向かう方向のバスに乗って、臨機応変に途中で乗り換えるとかの術が必要かもしれません。

「夕暮れの京都タワー」

「ホテル・ギルモンド京都」

夕食は、疲れたので下鴨茶寮のお弁当をホテルの部屋で・・
上品な味で美味しかったです。
1月3日(土)

「南禅寺中門」

「南禅寺三門」
昨夜から降り出した雪は、市内では実に 61 年ぶりとなる 20cm を超える積雪になり、
三門の受付の人が「私もこんな京都見た事無いです」と言っていました。

「雪の三門」

「三門から法堂を望む」 モノクロの世界

「水路閣」

「雪坂を庵に向かう僧侶」

偶然にも坂道を上がって来られるお坊様達と遭遇しました。
最初のうちは会釈して写真を撮りましたが、その後、次々と上がって来られるお坊様達の
威厳ある姿に圧倒され、とてもカメラ(iPhoneだけど^^;)を向けられませんでした。
でも頭を下げると、あちらから「おはようございます」と言って頂きました。凄い迫力でした。

「巽橋」

「鴨川」

「先斗町」

「木屋町」

「築地」
歩き疲れたので、河原町の裏路地のお店で一休み。
オールドスタイルの喫茶店です。音楽もクラシックが結構なボリュームで流れています。
昔の名曲喫茶の雰囲気なのかも・・・
懐かしのウインナーコーヒーとチョコレートケーキを頂きました。

「富小路 鱗」
順番が逆になり、ケーキを食べてから昼食になってしまいました^^;
ここは居酒屋で、昼はランチを提供しているお店です。
私は「鯛のあら炊き定食」かみさんは「鯖煮定食」を注文しました。
ご飯は釜飯です。魚の煮汁と炊きたてご飯で美味しくないはずがありません。
掘りごたつのように足を入れられるテーブルなので、のんびり出来ました。
オススメのお店です。

「新京極」
中学の修学旅行以来です。

「イノダコーヒ本店」
今回の旅行のもう一つの目的であるイノダコーヒ本店に行きました。
実に37年振りです。
37年前の高校3年生の時、小説か何かの本で知った「イノダコーヒ」にどうしても行きたくなり、
高校生なんかが入れる雰囲気の店ではありませんでしたが、勇気を出して入店しました。
お店は立派な作りで広く、コーヒーと共に大人の香りがしていたと記憶しています。
その時飲んだコーヒーの味が、私のコーヒーと喫茶店好きの原点となりました。
そして帰りにコーヒーポットとドリッパー(イノダでは、どびんとロカ器と言う)を
土産に買ったのでした。
あれから37年振りのイノダコーヒは、ほろ苦く胸に染み渡り、昔を思い出し涙が出そうでした。
今回は、お店で使っている物と同じ「オリジナル・コーヒカップ」を買って帰りました。

15:00 京都発新快速長浜行
15:53 米原着
16:30 米原発 新快速豊橋行
今回の京都往復の最大の難関「米原駅ダッシュ」を避けるため、
京都駅を1本早い新快速に飛び乗りました。
これで米原駅で1本見送り、次の新快速を行列の先頭付近で待つ事ができます。
結果大正解で「乗り換え案内」通りの電車に乗っていたら座れませんでした。
米原駅でJR西日本の新快速から、JR東海の列車に乗り換えになるのですが、
乗り換え時間が少なく、名古屋方面行き列車の連結車両数が、ここで半分になります。
その為、京都からの乗客が席取りに、隣のホームに向かって一斉に跨線橋を走る様を
米原ダッシュと言うようです。

18:38 豊橋着
18:48 豊橋発 浜松行 普通列車
この区間のみ立ちました。(トイレに行った為)

19:23 浜松着
19:39 浜松発 興津行 普通列車 ロングシート

20:26島田駅着 乗換3回/5時間30分
雪の影響も心配もしましたが、在来線は乱れる事無く予定通り帰って来れました。
青春18きっぷは、島田駅から京都往復の場合、新幹線・指定席と比べると
掛かる時間は2倍で、費用は1/4ですから十分お得です。
安いというだけではなく、車窓からの眺め、乗換の緊張感、乗換駅での駅弁探しなど、
旅の楽しさも十分に味わえるきっぷでした。
が、2時間立ちっぱなしになる可能性もあり、トイレの不安、特急券を買い足しても
特急には乗れないなど、それなりのリスクもあるきっぷです。十分な下調べが必要です。

帰宅後、37年前に購入した「どびんとロカ器」で淹れたコーヒを、
今回仲間入りした「オリジナル・カップ」で飲みました。
37年越しで「私の中の何か」が完成した気がします。
雪の金閣を見たいと計画した京都旅行でしたが、
タイミング良く元旦から雪模様となり、雪の京都を巡る事が出来ました。
雪景色の京都は何処も彼処も美しく、素晴らしい日本の美を見せてもらいました。
青春18きっぷを使った冬の京都は、予想以上に楽しい旅となりました。
おしまい。
備忘録も兼ねていますので、今回も長くなってしまいました。ゴメンナサイ^^;