ロードスター限定車名鑑 ③ NB編
投稿日 : 2009年10月03日
1
■限定車名/10周年記念限定車
■生産期間/1998年12月1日〜12月23日
■公称限定台数/500台
■実生産台数/500台
NB初の限定車はロードスター誕生10年を祝した「10周年記念車」となりました。全世界7500台限定生産のうち、日本市場には500台が販売されました。
スポーツモデル「RS」をベースに「イノセントブルーマイカ」のボディカラーと、ブルーに統一した内装などが特徴。右フロントフェンダーには、シリアルナンバー「????/7500」入りのオーナメントが付けられています。また成約記念として、腕時計、ミニカー、キーホルダーなどが入った豪華ギフトボックスがプレゼントされました。
なお、エンジンピストンは重量バランスに優れたものだけが選び出されて組み付けられ、フライホイールも同様に1コ1コが手作業で重量合わせがされていました。製造現場からは「二度とこのような手間のかかるコトはしないように」と念を押されたのだとか!?
※ここに掲載した実売台数等は独自の調査によるもので、無断転載は固く禁じます。ご了承ください。
2
■限定車名/NRリミテッド
■生産期間/2000年1月6日〜2月29日
■公称限定台数/500台
■実生産台数/500台
SをベースにVRリミテッドAと同じ「アールヴァンレッドマイカ」の特別塗装色のボディカラーと、VSのタン色とは異なるアイボリーの内装と本革シートを組み合わせたモデル。
メーターも内装に合わせてアイボリーとしていたほか、エアバッグ内蔵のステアリングとシフトノブは、VSとは異なる配色のナルディ製ウッドを採用。5本スポークタイプのアルミホイールは、10周年記念車と同じ光沢のあるバフ仕上げとなっています。
3
■限定車名/YSリミテッド
■生産期間/2000年11月30日〜
2001年2月28日
■公称限定台数/700台
■実生産台数/700台
ブラックマイカ/236台
ピュアホワイト/165台
サンライトシルバーメタリック/299台
NBになって2台続いた高価な限定車路線を覆し、車両価格が200万円を切る低価格で発売されたのが「YSリミテッド」。
ベース車はNB6Cの「M」となり、トランスミッションは5MTと4ATが選択可能。また、ベース車に準じトルセンLSDは非装着。
YSリミテッド最大の特長が特別色の「ブラックマイカ」。他にもカタログモデルである「ピュアホワイト」(画像)と「サンライトシルバーメタリック」のボディカラーが選択可能。
外観上での判別ポイントはYSリミテッド専用にヘッドライトの周囲が、ブラックアウトされた部分しかありません。街で見かけても気付き難い限定車かもしれません!?
内装ではナルディの2トーンステアリング、チタン調センターパネル、カラードシートステッチ、チタン調ドアトリムなどが特別仕様となっています。
4
■限定車名/マツダスピード ロードスター
■生産期間/2001年4月6日〜5月31日
■公称限定台数/200台
■実生産台数/200台
RSをベースにマツダスピード製パーツを満載にした限定モデル。限定化によって特別開発されたものはなく、既存のパーツを組み込んでいます。特別とするならば「スターリーブルーマイカ」のボディカラーと、同色のストラットタワーバー、ゴールド塗装がされた16インチアルミホイールが最大の特徴ポイント。
組み込まれたパーツは4段調整タイプの車高調整ダンバー、アイバッハ製スプリング、ステンレス製タコ足、MSマフラー、強化ブッシュなどがMS製パーツ。エアロパーツは純正オプション品をフル装備していました。これらのパーツを1コ1コ買って装着していくよりも、手間がかからずトータルの値段が安く買えた…という意味ではお買い得だったモデルでしょう。
5
■限定車名/MVリミテッド
■生産期間/2001年12月17日〜
2002年1月31日
■公称限定台数/300台
■実生産台数/300台
■トランスミッション別生産台数
MT/227台 AT/73台
NB6CのSPをベースに「チタニウムグレーメタリック」の特別塗装色と、ブラウンレッドの本革シートを採用していたモデル。
トランスミッションは4ATと5MTが選択できました。なお、日本国内ではエンジンがB6のみでしたが、欧州や北米向けには1.8LのBPエンジンが搭載されていました(トランスミッションは6MT)。
6
■限定車名/SGリミテッド
■生産期間/NB6C:2002年11月30日〜
2003年3月31日
NB8C:2002年11月30日〜
2003年3月27日
■公称限定台数/400台
■実生産台数/400台
NB6C/206台
NB8C/194台
限定車では珍しく、B6/BPエンジンの両方が選択できたモデル。ボディカラーは「セリオンシルバーメタリック」の特別塗装色に、ブルーのクロス幌と、ブルーのモケットシートがSGリミテッド共通の特徴。
また、1.6Lと1.8Lのベース車に準じ仕様が微妙に異なっています。
「1600 SGリミテッド」がNR-Aベースのため、トランスミッションが5MT。アルミホイールは5本スポークの15インチで、車高調整タイプのビルシュタインを装備。
「1800 SGリミテッド」(画像)がRSベースのため、トランスミッションは6MT。ホイールが16インチの5本スポーク、ビルシュタインダンパーは非調整タイプとなります。
なお、この1800SGリミテッドの16インチアルミホイールは、輸出向けに装着していたものを日本仕様で初採用となりました。
7
■受注期間限定車/ロードスタークーペ
■生産期間/
NB6C-70万番台
2003年11月14日〜2004年12月14日
NB8C-70万番台
2003年11月12日〜2004年12月8日
■公称受注期間限定台数
タイプA:200台 タイプE/150台
■実生産総合台数/179台
(※モノクラフトmm1含む)
タイプA/40台
タイプE/23台
タイプS/63台
クーペ/53台
厳密に言うとクーペもマツダの限定車ではありません。マツダの特装車を扱うマツダE&Tが独自に企画して開発したモデル。ロードスター初のファストバック形式のクーペボディを採用したことが最大の特徴。
B6エンジンを搭載したベースモデル「クーペ」、BPエンジンを搭載したRSベースの「タイプS」(画像)を基本に、発売当初はフェンダーアーチを装備した「タイプA」、VSコンビネーションBのAT車をベースにオリジナルのフロントバンパーを装着した「タイプE」が受注期間限定で販売されました。
なお、クーペはM2同様に改造申請による登録になるため、車検証には「改」が記載されていました。マツダE&Tの力作ではありましたが、総生産台数は200台に満たずに終わりました。
8
■限定車名/ロードスターターボ
■生産期間/2004年1月21〜
2005年3月16日
■公称限定台数/350台
■実生産台数/300台
ベロシティレッドマイカ/118台
ピュアホワイト/90台
サンライトシルバーメタリック/75台
グレースグリーンマイカ/17台
こちらもロードスターの歴史では異端児と言える唯一の加給モデル。北米などの海外ユーザーからのモアパワーの要望に応えて生産されたもので、公にはしていませんが、開発にはクーペ同様にマツダE&Tが行っていました。
ターボ化にあたって専用ピストン、インタークーラーの追加、大容量ラジエターへ変更。駆動系ではプロペラシャフト、ドライブシャフトを変更。トランスミッションはトルクアップメニューとして1/2速ギヤに、表面の硬化及び表面応力の均一化を図る処理である「ショットピーニング」を採用。見えない部分全般が強化され、決して安易にターボ化したモデルでないことが分かると思います。また、ロードスターとして初めて17インチが採用されました。
限定車ながらWEBチューンでオリジナルの組み合わせが出来たモデルでもあり、VSコンビAの黒本革シートや、VSコンビBのベージュ本革シートなども選択できました。
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