ラジエター洗浄とリザーバータンク交換、サーモスタット交換
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
6時間以内 |
1
2年前に145を購入したときから、高速を走るとやや水温が下がる傾向にあったんですが、今年の冬は普通に走ってても下がるようになり、高速に乗ると水温計が下限ベタヅキに。寒いし燃費悪いし、なにより精神衛生上よろしくないので、いいかげん交換しなきゃ!
そうこうしているうちに、リザーバータンクのリターンホース取り付け部にクラック発生。
ちょっと水温が上がると勢いよく吹き上がります笑
てことでタンクとサーモスタットを交換しました。それに関わるもろもろ整備。
まずはLLC。
我が145は整備簿によるとLLC全量交換をした形跡がなし。
ラジエタータンク真っ黒&砂が浮いてるので水路やラジエターも結構汚れているんじゃないかという想像のもと、まずはラジエター洗浄をすることにしました。
Holtsラジエター洗浄剤をタンクへ注入。
洗浄剤って、よけいにキレイになりすぎて漏れの原因になるといううわさを聞いたことがありますが、「ちゃんとすすげば大丈夫だろう!」「世界的に有名なケミカルメーカーがそのへん考えずに販売する訳がない!」というよくわからない思い込みのもと投入。
薬剤を循環させるため、家の周りを30分ほど走行します。
追記:洗浄翌日にラジエターからクーラントが漏れてきました。やはり10年経ったラジエターには止めておくべきでした。反省。
2
その後LLCを抜いて、水路をすすぐのですが。。。
ドレンプラグがないのね!アルファって!笑
てことで、いきなりロアホース抜いて地面に汚れたLLCをぶちまける訳には行かないので、なにか対処方法がないかとネット検索。。。
したら、ありました!
【みんカラ】romeo145 さんの整備手帳のやり方を参考にLLCを抜きます!
タンクからリターンホースを外して、散水ホースに接続。タイラップ等で止めます。そのホースを地面に置いたバケツやオイル受けにつっこんでおきます。
ラジエターキャップを外し、エンジンスタート。ヒーターを一番あったかくしてONにします。
すると散水ホースから古くて汚いLLC(熱いので注意)が出てきます!
アクセル煽ると出てくるスピードが早まりますが、近所迷惑なので自粛。
タンクの水はどんどん減って行くので次から次へとただの水を継ぎ足します。
3
写真は最初の一回目。思ったほど汚くなかったけど、淀んでますね〜
このバケツは6Lなんですが、これ一杯溜まるのにアイドリングでだいたい15分〜20分くらい。最初はLLCが濃いせいか、出てくるスピードが遅いですが、何度もこなすうちにただの水に近づいていくのでスピードが速くなります。
んで、7回やってようやく水(出てくるのはお湯ですが)になりました!
キレイきれい!
これで、古いLLC抜きと、洗浄剤のすすぎが完了。
エンジン止めて水を冷まします。
4
次にサブタンク交換。
エンジンが冷えたらホース外して付け替え。
カシメ金具を外すのが厄介ですが、気合いでコジって外します。
ここのカシメ金具だけあまりに固いので途方に暮れました。
が、頑張れば外れます笑
カシメ金具は再利用できませんので事前に別途ホースバンドを買っておきます。
既にLLCは抜けて全量が水なのでホースは遠慮なくどんどん外せます。
パーツNo 60693147 定価3830円
いつの間にか仕様変更があったみたいで、ラジエターキャップが1.0barから1.4barになってました。アルファ147とかと同じみたいですね。
ちょうど1.4barが欲しかったので嬉しい誤算です。
追記 1.4bar(青いキャップ)を付けると圧が上がってしまい、ラジエターからクーラントが漏れました。ご注意を!!
しかし新品タンクはキレイだな!!
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次はやっとサーモスタットです。
ネットで検索すると交換についての詳しいページがありますのでそちらを参考に。
ホースが外れにくいのでちょっと苦戦します。ホースリムバーなる工具があるそうですが。私はたまたま工具箱に内張り剥がしが転がってたのでそれで代用。
後ほどクーラント原液を入れるのでここでその分の水を抜かなきゃなりません。ロアホースも外して水を抜きます。ロアホースは上向いてるのでちょっとねじってやってうまく水を抜きます。ここで抜かないと後でLLC入れるときに入らなくて困ります。
サーモの真下にミッションがあるのですが、なんか四角い穴があいてます。この穴なんですかね?
作業前にウエスかなんかで塞いでおいた方がいいです。
そこに小さい工具を落としそうになりました。ていうか落としました笑
偶然違うところに吹っ飛んで行ってたのでことなきを得ましたが。直上でカシメ金具をコジったりするので要注意です。
追記:この穴はギアのサービスホールだそうです。本来カバーで覆われているそうです。発見してよかった!パーツ発注します!
私が注文したサーモスタットはBEHR HELLA製。水温センサーが付いてなかったので旧サーモから外して移植。水垢(カルシウム?)だらけで真っ白でしたが、お掃除して再利用します。
ちなみに同じパーツNoで水温センサー付きもあるみたいなんですが、、、よくわからんです。メーカーで違うのかな?
水温センサーは移植するときに一応液体ガスケット塗っておきます。
一番厄介だったのはサーモスタット本体を固定している13mmのボルト。
ものすごく固く締まってます。
一体トルクいくつ??
13mmのメガネレンチの持ち合わせがなかったのでラチェットで頑張ったから外れにくかったのかもしれませんが。。。
556吹いてひと呼吸。
ボルトから嫌な音がしながら外れました。ギギギと。
写真は新旧比較。
パーツNo 60653946 定価13100円???
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ホースを元に戻して、完成!
締付トルクは外したときの勘で笑
7
LLCを入れます。
先ほどロアホースとアッパーホースから水を抜いておいたので4Lくらい入ると思います。全体で8.5Lくらいですから濃度計算してサブタンクから入れます。途中でタンクMAXになってしまうと困るので、先に原液を入れて濃度調整した方が良いと思います。
ラジエター右上にエア抜き用のバルブを発見しました。
ここを開けておくと面白いようにLLCがタンクから吸い込まれて行きます。
しばらくバルブから泡がでてきますが、エアが抜けるとLLCだけが出てきます。それでOKです。閉めます。
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最後にエア抜きです。
エンジンをかけ暖房ON。
ごぼごぼとLLCが吸い込まれて行くと思いますのでリザーバータンク適量になるように足して行きます。
ラジエターファンが回りだすとさらに吸い込まれていきますので回るまで暖気します。
ここでひとつ問題発生。
ヒーターから冷風しか出ない。
ヒーター行きのホースでエア噛んでんのかな?
ホースからの漏れや水温や警告灯など確認して大丈夫そうだったので、近所を一周してさらにエア抜き。
そうこうしてると無事に温風が出てくるようになりました。
最後にもう一回ラジエター本体のエア抜きバルブを開けてエア抜き。
水温も安定!すぐ暖まり、オーバークールしません。暖房も効いて快適快適!
あ、なぜかラジエターファンの回る頻度が減りました。水温が上がりにくくなったんですかね?
あと気のせいかもしれないけど何となく燃調が変わったような・・・?
エンジン音がスムーズです。加速も。
前はもっと苦しそうにしてた気が。。。
サーモスタット交換前は水温が上がらないためアイドリングが常に1000rpmくらいでしたが、交換後は750rpmくらいになりました!
整備時間 合計5時間ほど
慣れないことをして疲れましたが実用的で楽しい整備でした。これでこの冬乗り切れます!
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