CT200hでは、平均燃費計が2つ装備されています。
これらは、燃料計の下の小さい液晶画面(MID:Multi Information Display)を切り替えて表示させることができます。切替はハンドル右手側の「DISP」ボタンを使います。
「給油後の平均燃費」
瞬間燃費画面に同居している一番右の数字です。
本メーターは、給油後の発進直後に自動リセットされます。
走行距離は自動リセットされませんので、私は 'TRIP A' を利用しています。
(画面はTRIP Bですね、すみません)
「平均燃費」
任意のタイミングで自由にリセットでき、区間燃費として計測することができます。
リセット方法は、この画面にて「DISP」ボタンを長押しします。
区間距離として 'TRIP B' も同時にリセットしておくと良いでしょう。
2つめの写真「平均燃費(区間燃費計)」をこまめにリセットすることをお勧めします。平均燃費の対象距離が長いと、運転の仕方による燃費値の変化がはっきり見えないからです。
たとえば、600km走行した時点で22.0km/Lだったとします。仮に25kmの距離を30km/Lで走れたとしても、平均燃費は22.2km/Lにしか増えず、頑張れたことがわからないからです。
区間燃費を計測するメリットは・・・
(1)お出かけのたびにリセットをすることで、今回はどのくらいの燃費で走れているのか、毎回気にするようになります。
奥様方などの素人さんでも、ゲーム感覚でTNPチャレンジしたくなること間違いなし!・・・かな?(^^;
- 暖機のための燃料消費の影響が大きく出てしまうチョイ乗りばかりだと
やる気が出なくなってしまうので、暖機終了後にリセットしてもOK。
- 燃費に良いコースとはどんなところか自然とわかってきます。
ここからは少しマニアックな人向けです。興味ない人は(1)だけで十分と思います。
(2)決まった走行コース(通勤路など)を持っている場合、記録を取ることでいろんなことがわかってきます。
- 外気温と燃費の比例関係
→ 他の要因がない場合0℃~25℃程度までは綺麗な比例関係があります。
- 風向きや路面状況(雨天)での違い
→ 風や路面の抵抗の影響。
- 走行速度との関係(渋滞の影響)
→ 高速道路では速度が高いと途端に燃費悪化します。
→ 渋滞の時間が長いと待機電力の消費の影響が大きいことがわかります。
- 冷房や暖房の影響
→ 猛暑時の冷房は悲劇的です。
→ 短距離の暖房は悲劇的です。
- スタート、ゴールの標高差の違いと燃費の関係
→ 10kmで10m下がるだけでTNP値は大幅アップしやすいです。
- TNP技術向上の度合
(3)暖機終了後にリセットしてみる。
- 暖機での燃料消費の影響を除外した純粋な走行時の燃費を把握できます。
チョイ乗り派の方にお勧めです。
なんで俺は燃費悪いんだろう、と落ち込む必要はないかもしれません。
(4)信号停止のたびにリセットしてみる(発進加速→停止までの燃費を計測)
- 信号で刻まれる走行パターンの場合のTNP向上策が見えてきます。
(5)信号停止がなくずっと同じペースで走れる場合、走行途中にリセットしてみる
- 信号停止がなければどのくらいの燃費が出せるのか把握できます。
(充放電サイクルをうまくバランスさせれば35オーバーも可能)
などです。
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CT200h TNP講座 | 日記
Posted at
2011/04/19 07:52:23