
皆さんも既にご存じかと思います。18日午前8時前に栃木県鹿沼市の国道で通学途中の小4~6年の児童6人の列に12トンクレーン車が突っ込んだ交通事故。
結果的に巻き込まれた児童6名全員がお亡くなりになりました。
加害者のクレーン車運転手については捜査が進むにつれ、その人間性や家族構成・薬物や持病の可能性・過去に起こした事故等色々と報道されてきていますが、とりあえず事故の背景などは横に置いた上で冷静に今一度考えてみました。
『僕がこういう事故を起こす可能性はないのか』についてを。
僕はクルマ&バイクが好き、スポーツカーが好き、高性能エンジンが好き、クルマを走らせる事が好き、スピードが好き、エンジンの高回転音が好き、クルマ&バイクのレースが好き、長い直線が好き、曲がりくねった峠道が好き、高速道路が好き、ホンダタイプRが好き、でも何より家族が大好き。
僕は偶然FD2Rを愛機に選ぶ事が出来た幸せ者ですが、決して何不自由ない裕福な暮らしをしている訳ではありません。自分の家族とFD2Rを守るのが精一杯。それに加えて他人の人生を背負うなんて考えられない。是非論ではなく、『物理的に他人の人生を背負う事は不可能』である事を改めて認識しました。それは『高額の保険に加入していれば大丈夫』という問題でない事は言うまでもありません。
人間は必ずミスを犯します。犯したミスが大事に至るか至らないかは、犯したミスをいかにフォローできるか、過去に犯したミスをいかに再犯しないよう努力をするか、の2点に掛かっていると思うのです。
18歳で原付免許を取得して以来25年を経過した今でこそゴールド免許保有者ですが、30歳代前半までは小さいながら事故も違反も経験し『今回もツイてなかったな』と思っていました。でも、実はツイていたんですよね。僕は僕自身の犯したミスが原因で誰一人としてその人生を、抱いていた夢を奪ってはいないのですから。
僕の犯したミスが見知らぬ誰かの、見知らぬ誰かの家族の、そして我が愛する家族の人生を、抱いていた夢を奪ってしまわないように心してアクセルを踏んでいこうと思います。
最後に、今回の事故で無限の可能性を閉ざされてしまった6名の幼い命と6つの夢を奪われたご家族に対し、心よりお悔やみを申し上げます。
栃木・鹿沼市児童6人死亡事故 逮捕の運転手、3年前にも登校中の男子児童はねる フジテレビ系(FNN) 4月20日(水)13時1分配信
栃木・鹿沼市でクレーン車が歩道に突っ込み、児童6人が死亡した事故で、逮捕された運転手の男が、2008年にも登校中の男子児童をはね、住宅に突っ込む事故を起こしていたことがわかった。
柴田将人容疑者(26)は2008年4月、鹿沼市御成橋町(おなりばしちょう)で車を運転中に、登校中の小学5年の男子児童をはねて重傷を負わせるなどして、執行猶予付きの有罪判決を受けていた。
当時、柴田容疑者は事故原因について、「居眠りをした」と話していたという。
突っ込まれた家の人は、「本来だったら曲がる予定だったと思うが、まっすぐ家の方に入ってきてしまった」、「相手のお母さんが『居眠りだったのかな』って。『申し訳ない』って」などと話した。
一方、これまでの調べによると、柴田容疑者には発作をともなう持病があり、警察は、今回の事故の前に薬を服用していたかを調べるため、19日に血液を採取した。
また自宅からは、病院の診察券を押収し、持病が事故に関係した可能性もあるとみて、2008年の事故との関連を含め、慎重に裏づけ捜査を進めている。
Posted at 2011/04/20 22:40:10 | |
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