エアコンパネルのLED打ち替え その2
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
![](/images/icon_difficult_on.svg) 初級 |
作業時間 |
6時間以内 |
1
エアコンダイヤルASSYは,前後2分割のプラスチックカバーが基板をサンドイッチした構造になっています.背面の四隅のビスを外すことで,先ず後ろ側のカバーが分離できます.
2
基板の背面が現れました.ダイヤルの回転を基板上の部品(多分,可変抵抗)に伝えるコの字のプラスチック部品を引き抜きます.左下の挿入図に示すように,この部品にはツメがあるため,素直には引き抜けません.このツメの受け側をマイナスの時計ドライバーで一寸外側に押しやりつつ,コの字部品を引き抜きます.3本のコの字部品を全て引き抜いてから,赤い円内のネジを外します.これで,基板と表側のカバーも分離できるようになりました.
3
ダイヤルの中心部分がまだ基板に固定されていますが,これはツメで固定されているだけなので簡単に取り外せます.
4
点灯テスト.デフォールトのチップLEDの所在と発光色および極性を確認しました.
5
左側は,写真3の③番目のダイヤルを背後から写しています.写真3の青色バーのバックライトは白色LEDが担っています.では何故,青色バーの領域にまで赤色のチップLED(左側半分にある赤い2個の長方形内)が配置さされているのかというと,これらが写真1の黄色い円内にある部分の光源になっているのです.ですから,4個の赤い長方形内のLEDは発光色が統一されている必要があります.同時に,右側半分にある赤い2個の長方形内のLEDは写真3の③番目のダイヤルの赤色バーのバックライトとしても機能してもらわなければいけません.結局,E&Mグレードのエアコンパネルの場合,件の赤色LEDを打ち替える選択肢としては白色LEDしかありえないということが判りました.それ以外の,青色の長方形で囲ったLEDは青色LEDに打ち替えました.
基板上のLEDの極性に関しては,明確な規則性がありました.左右に長いLEDは左端がプラス,上下に長いLEDは下端がプラスでした.
6
既存のチップLEDの撤去と新しいLEDの半田付けの要領については,以下の整備手帳を参照して下さい.
http://minkara.carview.co.jp/userid/965330/car/782864/1749240/note.aspx 一点だけ付け加えます. ドライブモードセレクターのLED打ち替えに際しては3020という寸法(規格)のLEDを使用しました.基板への半田付けに先立ち,チップLED背面の金属皮膜に半田を薄く載せます.この作業時,3020チップの場合には,マグネットクリップで挟んで逃げないように固定しました.今回使用した更に小さな2012チップを同じ方法で固定しようとすると,マグネットクリップがチップLEDの保護樹脂を捻り切ってしまいました.そのため,半田を載せる際の固定方法を,挿入図に示すような布テープを利用した方式に改めました.
点灯確認のため何度も部屋と車の間を往復したことも理由の一半ですが,高々17個のLEDの打ち替えに3時間近くを要しました.黄色い楕円内のLEDは下向きに発光するように半田付けしています.
7
完成!
オーディオのイルミまで赤から青に変更したくなってきました(笑).
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