
最近はフラットボトムに近い平らな底面の車が多いですね。
第2世代のRはメインフレームやミッションマウントやら凸凹な所が多いです。
フラットボトムで調べると60kmから体感出来るとかとても安定するとかのレビューが出てきます。
我々調査隊はその真相を探るべくコーナンの奥地へ向かいました。
そこに現れたのは超巨大アルミ複合板!(910×1820)
いや普通に売ってるサイズなんですけどね。
そんなこんなで今回はゆやんの34をフラットボトム化してみます。
カーボンは今回の予算ではご無理があったのでアルミ複合板で作ります。
アルミ複合板は単体だとたゆんたゆんなので、フロントディフューザー取り付けた時のようにフレームを作って車体と固定します。
固定箇所はメインフレームから繋がってる純正補強バーにします。
バーの経はフロント25mmのリア22mmでした。
そこでこんなのを作りました。
ガス管などに使われるT字の継手です。
ノギスを片手に25mmと22mmより少し小さいサイズを探しました。
これを26mmと23mmで穴を拡大して丸棒にタップを立てた物を溶接しました。
アングルと水平器を使って位置決めしたら点付けして
外して溶接します
これを黒に塗って
車体に取り付けます
こちらはリアの22mmの方です。
フロントと同じように溶接と塗装をします。
これでフラット用フレームのメインの固定箇所は出来ました。
ここからは固定箇所にまず土台を作ってそこからパイプ増やしていきます。
フロントの固定箇所から

後ろの固定箇所へ

前後にパイプで橋渡しをします
寝転がって上を向いての溶接をしていると溶けたアルミが落ちてきて喉に乗り火傷しました…
車の下であっつ!!!と叫びながら釣りたての魚の如くビチビチと飛び跳ねるおっさんはなかなか滑稽です。
溶接をする時はちゃんと保護具を付けましょう…
溶接が外れないように慎重に外してから本溶接をしていきます。
溶接が下手くそで歪ませてしまうので固定してる段階でトーチが入る限り溶接しました。
プラモの切れ端みたいなのが出来ました。
ジャッキやクランプを使ってパネルを合わせて高さを確認します。
まだ…まだここなら調整できます。
ここからはマフラーの逃がしを作っていくので、のちのちパネルが低すぎたとなるとめっちゃめんどいです。
更にプラモの切れ端感が出ました。
真ん中の変な曲がりはマフラーに沿って作ってます。
前後の固定だけではしなるので追加で真ん中もメインフレームに固定する所を作りました。
そしてかしこい私は今さら気付きました。
これパネル付けたら車吊らな外せなくね?
IQ3の私は34用のクレーンを作るか分割式で作るかを考え分割式を選びました。
分割式にするのはいいのですがどう固定するか…
緊急時のジャッキアップを考えてラダーに乗せなくてもジベタリアンすれば外せるようにしたいです。
そこでサイドから差し込み式にして奥側を固定することにしました。
これなら奥にボルトナットは必要ありません。
写真を撮ってなかったので絵ですが…
まず2つのアングルにフラットバーを挟んでアングルのみ溶接します。
これでWアングルを作ります。

フラットバーにパネルを固定すればWアングルの隙間に差し込んで固定します。
このWアングルをフレーム側に溶接すれば横から差し込めて上下は固定できるので前後はアングルでガイドを作って動かないようにします。
パネルはリベットで止めるのでリベットを受ける板を溶接しました。
ここにパネルを貼っていきます。
エアリベッター買っててよかった…
アルミ複合板側のリベット接地面積を上げたくてワッシャーを挟んでリベットを打ちました。
これでフロントからリアまでのフラットパネルが完成です。
これを車体に取り付けます。
フロント

真ん中

リア
残るはサイドパネルです。
先ほどのWアングルに差し込むフラットバーを固定します。

Wアングルの差し込み分浮かすためにワッシャーを挟んでリベットで固定します。
Wアングルに向けて

サイドパネルのフラットバーを差し込みます。

うまく固定できました。
前後方向はこのアングルで固定するので動きません。
Wアングルはパネルの厚み分上げて固定すればパネルは段差なく固定できます。
サイドはとりあえずアングルを黒に塗って付けました。
外側がたわまないように車体の耳の部分からステーを作って更に固定しました。
フロントとリアは元々付けているディフューザーに繋げています。
これでフルボトム化完成です。
明日整流板を付けてテストランです。
結果は追記で改めて書きますね。
4/26 効果追記
サイドジェネレーターも付けてみました。
フラットボトムの効果ですが
パワーがパワーなので120kmくらいまでだと加速での効果はよくわかりませんでした。
ただ2速で引っ張って3速に入れる時が100kmくらいなのですが、シフトを変えてる時のクラッチ踏んで動力が切れてる間に押し戻される感じは結構減りました。
巡航時のインジェクター使用率が減ってたので抵抗は減ってるみたいです。
あとはスピードを出してくとエンブレと思ってた減速が空気抵抗で減速してたんだなと…
アクセルオフで付ける前に比べて全然減速せずにびっくりしました。
ゆやんが高速で帰る時に遊んでみると珍しくPAで休憩するくらい速くなってたようです。
効果が大きいのは100後半からみたいですね。
しかし費用と手間を考えるとあまりおすすめはできませんね…
個人的には15万くらいで車種別のボルトオンキットとかあればありだと思いますが、ショップでワンオフすれば30万近くになると思うので…
走行中に剥がれると大変なことになるので自作する際はそこまで要る?ってくらい頑丈に固定して下さいね。
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2022/04/23 21:41:30