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作ろうの会長のブログ一覧

2020年06月30日 イイね!

34を直して遊ぼう⑬

34を直して遊ぼう⑬OHのはずなのになんでタービンキット作ってんだろ…

普通に仕様変更になって来ましたが丁度これくらいの時からなんですよ。

私とゆやんがどうせならとことんやろうぜと暴走し始めた頃ですね。

書いてるのは数ヶ月前のネタですが昨夜は初走行出来ました。
ここからどんどんOHから脱線して行きます。


前回ヘッドカバーを塗装したのでいよいよエンジンを載せていきます。

まずは家からエンジンを出します。
何言ってんだこいつと思うでしょうがガレージ内にエンジン組立て室を作るお金が無いので世の中そんなもんです。


不安全行動極まりないですね…

仕事でこんな事すると安全パトロールのおっさんが間違いなく飛んで来ますが、私のガレージには精神注入棒があるのでおっさんが来ても"わからせる"ことができます。

おっさんが来なかったので無事エンジンを家から出せました。

26はめっちゃ重たいので転がすのが大変でした…

今回タービンも変わるのでこのあとパイピングも作り直しです。
ここ数年で海外でもRBのチューンがとても増えました。
そんな海外勢のエンジンを見てたゆやんがブラックアウトええやんとおっしゃるので塗装します。

古いガスケットを使ってマスキングして黒に塗りました。


デリバリーパイプはカバーと同じくキャンディレッドです。

エンジン真っ黒やからオイル漏れわかりにくいやんと言うとなんかあったら持ってくるし触るん会長やしwと丸投げされました。

いよいよエンジンを載せていきます。


エンジンクレーンを使ってゆっくりと下ろしていきます。

EX側はエアコンコンプレッサーとパワステポンプをうまく逃がしながら、IN側は配線や燃料配管をうまく逃がしながら降ろします。

エンジンがかなり重たいので挟んだらバキっと粉砕なので慎重にやり過ぎるくらいがちょうどいいです。

フライホイールやクラッチを組みミッションを載せます。

ミッションを載せ終わると一安心って感じです。

エンジンを載せる前に車体側も黒に塗っておきました。いよいよ真っ黒です。


配線や燃料など元々付いてたのも組んでいきますが所々気に入らないところがあったので手直ししながら進めます。

例えば燃料ホースの取り回しがどえらい角度になっていましたが…


ツギテを噛ませて配管を後ろから回してシンプルにしました。


今回はブリーザータンクを付けるのでエア溜まり対策もしました。

インマニと

ヘッド

にエア抜きパイプを付けました。

ヘッドの後ろにはオイルを抜くパイプと水を入れるパイプを付けました。

オイルはオイルパンへ落とし込みます。
水はサーモ隣のヒーターホースから戻ってくるパイプから分岐させてプリウスの電動ウォーターポンプでヘッドに送ります。
燃焼室周辺の温度を少しでも下げれたらなと思い作ってみました。

ブリーザータンクに先ほどの配管を繋ぎます。

台座を削ったらすんなり通りました。コイルはのちのち35コイルに交換です。



それっぽくなってきました。



T字配管で分岐しまくるとわやくちゃになるので負圧分岐タンク的なのを作りました。

アルミ丸棒に縦と横から穴開けてタップを切りました。

ブローバイホースは余ってたメッシュホースを贅沢に使いました。



ツインゲートになるので圧力が同じか確認します。


なんと中のバネが違い1つは1.6キロ、もう1つは1.2キロという事件発生です…

バネにプリをかけて1.6に調整しました。
つまり最低ブースト1.6キロになります。


ゲーミングファン!

ふざけて黒とキャンディレッドのグラデーションにしました。
自作PCに付いてそう(笑)

横から見るとチラッと赤が見えます。


ラジエーターやブラケットなども塗り形になってきました。



素晴らしい事にここまで時間がかかったのにタービン側が何も進んでいません。
ちまちま作っては組んでの繰り返しでまるでディアゴ○ティーニです。


このクソブログもまだまだ続きそうです。







Posted at 2020/06/30 10:26:28 | コメント(1) | トラックバック(0)
2020年06月29日 イイね!

34を直して遊ぼう⑫

34を直して遊ぼう⑫おばあちゃんの知恵袋

オイルシールを打ち込む安い治具は塩ビ管


気にしないで下さい気まぐれです。


前回のブログでバルタイ調整まで進みました。
本来ならサージまで組んでもうエンジン載せちゃおうってなるのですが先にタービンのオイルラインを作ります。

というのも今回取り付けるIHI RX5のキットですがキットにも関わらず付いてたのはタービン、エキマニ、ゲート、ゲート圧力ホースのみでさすがヤ○オクというお気持ち。
メル○リならゲートしか届かないかもしれないしとポジティブに考えて作りましょう。

まずはオイルライン入口側です。
上置きでもシングルタービンだとスペースに余裕があるのでメッシュホースで作ります。
しかし上置きツインはとにかくスペースがなくメッシュホースの垂れ分すら無くしたいレベルです。

そこでステンレスパイプを使います。
パイプをベンダーで曲げてツギテを使って繋げます。

これがベンダーです。銅やアルミ用ですがステンもなんとかなります。


こんなイメージでマーキングして曲げていきます。


三又ツギテです。テーパーカラーが入っていて締め込むと固定されてシールされます。


オイルライン入口側が完成しました。


入口側はベンダーで曲げれて楽でしたが出口側は太いので手持ちのベンダーが使えません。

曲がってるパイプを切って溶接しての工作です。


エアコンコンプレッサーのブラケットを付けて当たらないか確認しながら作りました。



RX5なんて珍品なのでフランジも売ってなく全て作る羽目になりました。

私のRX6も同じように手作りする羽目になりましたが各種フランジ販売してるところに「IHI RX6のフランジ取扱いありますか?F1タービンなんですが…」と聞くとお前湾岸ミッ○ナイトの読みすぎやろって顔をされながら無いですと言われました。

まぁせやな…

て事で今回も作りましたがRX5はPCDが全て違う鬼畜仕様だったのでクソ図面です。

なぜか中心からPCDが1mmずつ違います。

ホールソーで穴を開けてせこせこと切りました。


無事付いて一安心ですが当然ガスケットもありません。

ガスケットは近いサイズを買って長穴加工で作りました。

タービンも付けれるようになり一安心している所にゆやんが手伝いに来ました。
ヘッドカバーが傷まみれなので塗装したいけど普通の赤は芸がない言ってたらツレにキャンディレッド勧められてなとキャンディ塗装を要求されました。

うん、そのやり取りTwitterで見てたけどさ…

キャンディ塗装のやり方を調べて何回塗らなあかんねんそら高いわと2人で笑いながら塗料を注文しました。
もちろん塗らされるのは私です。

日もくれて暗いので家の中で塗装準備です。

ゆやんは台所で


私は風呂場で


家の中でひたすらシコシコ磨きました。


初キャンディ塗装ですが甘えのミッチャクロンを使いました。

ミッチャクロン→下地銀色→キャンディレッド→クリアと塗りました。


キャンディレッドが何度も塗らないと色が入らず苦労しました…

塗り終わると






なるほどこれはありやなと…
夜というか少し暗いと栄えますね。

夜に活動する暴走族にはぴったりのカラーです。


カバーも塗れたのでエンジン載せても大丈夫やなといよいよエンジンを載せます。


見ての通り家の中でエンジンを組んでいたのでまずはエンジンを家から出す所からですね…





Posted at 2020/06/30 00:32:38 | コメント(2) | トラックバック(0)
2020年04月21日 イイね!

34を直して遊ぼう⑪

34を直して遊ぼう⑪数ヶ月ぶりの更新です。
梅雨なので作業出来る時間が少なく溜まってた分を書くかと…


ここまで順調に撮影しながらクソブログを書いていましたが…
1番映えそうな腰下を組む写真がございません。

メタルやらクランクやらピストンやらを組む時はオイルをたっぷり塗って組むので手がベタベタに…
そんな手で撮影も出来ずって感じです。
それでも唯一見つけました。

唯一撮った写真がこれて…

はい



ピストンまで組み終わりました。


ここでトラブルというかなんというか…
人手が足りません(笑)

26のオイルパンはフロントデフ付きです。
これが結構重いんですね…

トラストの深底オイルパンが付いてるのでストレーナーもうまく逃がして組まなければなりません。

液ガスを塗るとあとには引けないのでうまく被せれるか試してみました。

指を挟んでケガをした以外は問題ありません。


そしてケガをしてからこれエンジン横向けて組めば体勢もめっちゃ楽やんって事に気付きました。


1人でもなんなく組めました。
今までの苦労はなんだったんでしょうか…

事前にオイルパンには穴を空けて加工しておきました。

ここにヘッドの裏からとオイルキャッチタンクからを繋げます。

加工ついでにエキマニも加工しました。

M8のステンナットを溶接して8.5で穴を空けて1/8のタップを立てています。


これで気筒毎の温度をデーターロガーで計測して気筒毎のインジェクターに補正をかけてバラツキを少なくします。

各気筒にA/F計付けるのが1番ですが…


いよいよヘッドを乗せますが乗せてから「あっ!(大声)」とならないように念の為サージタンクまで仮組みして段差がないかやガスケットが飛び出してないかを確認します。

インマニはオイルストーンで綺麗にしました。


スロットルも洗浄しますが洗浄後にグリスアップしないとエアー吸ってアイドリングが高くなります…



まずはインマニ仮組みして


更にスロットルを仮組みして…


ガスケットの削り忘れや段差もなく問題ありませんでした。

このままヘッドを乗せます。
ヘッドガスケットはオイルの戻りのとこに薄く液ガス塗っときました。

26のヘッドボルトはまぁ吐きそうなトルクで尚且つ6気筒なので数が多いです。

ヘッドボルトのネジ部と頭の裏(ワッシャーと擦れるところ)にはグリスを塗ってから締めましょう。

HKSのカムはヘッドボルトの逃がしが付いてたのでカムを付けたまま締めました。

最終トルクまで3回に分けて各2周ずつ締めて回り最後まで締めたら…

1度全て緩めます。

そしてまた3回に分けて締めていきます。


汗だくになりながら締め終わりぜってー明日筋肉痛やわとぐったりしてました…

細々した部品を付けて(カバーとか)いよいよバルタイを取っていきます。
バルタイはエンジンやタービンの仕様に合わせて設定します。ちゃんとメーカー推奨値あるんですけどね。

ちなみに入れてるカムを聞けばクラセンの位置で大体のバルタイは予想出来ます。
たまに超過激仕様って言ってるのに大変穏やかな場所にクラセンが傾いてる場合があるのでバカ発見器としても使えて便利です。


今回使うのスライドカムプーリーはトラストの旧型品のなぜか新品…


理由は安かったからとコマとこが鉄だからです。


コマのとこがアルミのやつは痩せてきてコマ飛びしたりするので鉄が好きです。
私のエンジンはアルミですが痩せるほど走る前にメンテOHが必要なので…2万kmくらいに1度開けてリフレッシュです…


1度バラしてスライド部に薄くグリスを塗ります。新品ならグリス塗ってウエスで拭き取るくらいでもええかな。

ここが固着したり硬いとバルタイ調整出来ないのでスムーズに動くか確認してから組みましょう。
スライドさせたいのにカムごと回っちゃったにならないように(笑)

バルタイ測定はダイヤルゲージを使うのでスタンドを固定するのに帯鉄に穴開けてこんなのを作りました。


さっきの帯鉄にダイヤルゲージを固定しました。


ベルトを張って360度分度器を付けます。



バルタイの取り方はこんな感じです。

0.5mmはキリよくて分かりやすいからでやり易い数字にして下さい。

今回はIN・EX共に272度なので両方108度に設定しました。
中間から高回転寄りの設定です。T88とかだともう少しオーバーラップ取るかなぁと。


やり過ぎると負圧なくなるのでお気をつけて。
Posted at 2020/06/29 23:30:59 | コメント(0) | トラックバック(0)
2020年04月15日 イイね!

34を直して遊ぼう⑩

前回はメタル合わせまでいきましたが実は時系列が狂った世界線になってしまってます。

メタルの測定してから昨日までにシム調整やらの地獄が押し寄せていました。

今回はヘッドについて

まずはバルブ擦り合わせです。

磨いたバルブを光明丹で当たりを見ながらバルブコンパウンドで擦り合わせしていきます。

この時にゆやんはシムとリフターの測定で僕は擦り合わせという無の境地に達していたので写真がまぁありません。

僕がインテーク側の擦り合わせが終わったくらいでゆやんの目から光が消えていました。

残念ながらマイクロメーターを触るのが高校以来で在学中も大嫌いだったゆやんはダークサイドに落ちてしまいました。
ゆやんはバイクでわが家に通っていますが、ヘルメットからシュコーシュコーと音が鳴り出さないか心配していました。
なんとかベーダー卿堕ちは回避出来ました。

下手に会話すると測定した数値を間違えそうな張り詰めた環境です。

タンタンタンとバルブを叩く音だけが響きます。

お互い明鏡止水です。

なんとか全て終わりゆやんも測定が終わりました。

その後バルブステムシールを打ち込みます。
治具がないので12角のボックスソケットを使って打ち込みました。

バルブも組みいよいよです。

今回はリフターも測定しています。

というのが何基も組んでるショップだと在庫がたくさんありますがわが家には2台分しかありません。
リフターの公差も使って調整をすればシム2台分48個とリフター48個の組み合わせで調整が出来ます。

シム調整の前に作ってきたスタッドを立てます。

もちろん自作せずに買った方がいいですが予算の関係で自作しました。

ヘッドブロー編でも書きましたがハイカムと強化スプリング組むならほんとスタッド化しましょう…16000円くらいですから…

今回は前回組んだ時にその16000円をケチったために10万近い追加出費になってます…

いよいよシム調整をしていきます。

この写真ではいきなりシム調整終わっとるやないか!となってますが…

安心してくださいこれはクソブログです。すんなり行く訳がありません。
左側をよく見てください…4回目です…普通は2回くらいで出ます…

シム調整の手順ですが直打なので大変おf○ckでございます。

下の手順は事前にシムを測定した前提です。上の写真を参考にして下さい。
あとカムを回すので各部にオイル塗布を忘れずに。

①シムを入れてそのシム厚みをメモります。
②リフターを入れます。
③カムを組み規定トルクで締めます。
④馴染ませるために2回くらい回します。一応回したあとにカムホルダーの締め付けトルクを再度確認します。
⑤シクネスゲージでバルブクリアランスを測りメモります。
⑥全部測り終わったら計算します。シム変更にはカムを外す必要があります。

基本はこれの繰り返しです。
例えば3.00mmのシムを入れて測定したバルブクリアランスが0.80mmで0.35mmに調整したい場合は3.45mmのシムを入れます。

RB26はシクネスゲージを曲げないと入らないのでバラして組み合わせて使います。

曲げて入れる関係で0.4mm以上は硬くてなかなか曲がらず正確に測れないので薄いのを組み合わせます。
0.30mmと0.10mmを重ねて0.40mmを作るとかですね。

余談ですがバルブが沈むほどシムは薄くなります。そしてバルブスプリングのプリは弱くなります。

僕はシムが2.50mm以下になった時はバラしてバルブスプリング下のワッシャーをもう1枚入れてプリを強くしています。

バルブクリアランス調整の1回目は捨て測定です。めんどくさいですが…
1回目の結果から計算してシムを入れれば大体出ます。

しかし約10年振りにマイクロメーターを触ったゆやん…測定ミスが多々ありました…

その結果2回捨て測定になり結局全部自分で測り直して調整しました(笑)

計算通りのシムを入れてバルブクリアランスがうまく出ずにシム測って書いてる数字と違った時の僕のお言葉です。

「もう何も信じれねぇ…」

毎日仕事から返ってから調整が4日続きノイローゼ気味でしたがなんとかなりました。

あまり詰めすぎると負圧がなくなるのでIN0.35mmのEX0.30mmの公差0.02mmにしました。

バルブクリアランスの測定はINとEX両方一気に出来なくはないですがおすすめはしません…
ミスるとバルブが喧嘩するので(笑)

僕は片側が終わるとカムとリフターとシムを外して保管しています。
ホムセンで売ってる小物入れが便利です。

これ中で混ざるとかなり萎えるので仕切り板はテープで固定してます。

バルブクリアランスの調整が終わればあとは組む時までヘッドは出番がないです。




ヘッドが出来たので乗せてタービンを合わせてみました。

おおん…

ボンネットに当たりそうな…

ツインゲートがなかなか

お前どこにおんねん…



おもしろいのがこのキットエキマニとタービンとゲートしかなくてあとは全部僕が作らないといけないんですよね。

ハハハッ(笑)







なにわろてんねん

Posted at 2020/04/15 15:52:58 | コメント(0) | トラックバック(0)
2020年04月15日 イイね!

34を直して遊ぼう⑨

34を直して遊ぼう⑨前回のブログでやっとヘッドが終わりました。

と、思うじゃないですか?(ニチャア)

加工の作業が終わっただけで調整は終わってないんですねこれが…

RBとは不思議なエンジンです。
乗ってる時は直6で高回転まで綺麗に回せるこのフィールなんてきしょい事を考えてますが組んでる時は違います。

このエンジン2気筒とかになんねぇかなぁ!?です…

何するにしても数が多いんだよコノヤロー…バルブ24本ということはコッターは48個です。
カム山の逃がし加工も48箇所です。

そんな事を言っててある日目覚めたらほんとに2気筒になってたら泣くので作業に戻ります。


ブロックの洗浄も終わり塗装してとうとうリビングにブロックが入りました。


ゆやんは黒にしましたが僕のブロックみたいな下品さがあってもいいと思い金色の追加を何度も提案しました。

「ほんま金色はいらんて!」って言われた時に目が笑ってなかったのでもう言わない事にしました。

彼は筋肉もりもりマッチョマンの暴走族です。大人しく諦めます。

それはそうと今回使うブロックは予算の関係で05Uです。
なんとか強度を上げたいとこんなのを作りました。

ワン型プラグを外して鍛造丸棒を削って打ち込みました。
どうしても削るのに穴あけが必要だったので穴は1/8ネジにしてみました。

全部打ち込みましたが効果がわからないのが難点です。

ではではメタル合わせをしていきます。
メインメタルはフライホイール側からもダイヤルゲージを入れないと測れないので1度ブロックを降ろします。

ハシゴはスタンドに乗せてる間に規定トルクで締めてから降ろした方が楽です。

僕が測りゆやんがノートにメモしていきます。

今回のノートは貰い物で真っ黒で中の数字を消されると僕の精神が死ぬのでまさにDEATHNOTEです。


コンロッドも同じように測定します。


クランクはマイクロメーターで測定します。
マイクロメーターは25mm刻みなので今回は0-25、25-50、50-75、75-100mmの4種類用意しました。

バルブシム3mm前後で0-25mm
クランクコンロッドメタルは48mmで25-50mm
クランクメインメタルは55mmで50-75mm
ピストンは86mm〜で75-100mm

見事に被らず全種類使います。
マイクロメーター代だけでえぐいぞコノヤロー…

測定が終わったら計算します。
例えばコンロッドメタルだと

A. ブロック 50.992mm
B. クランク 47.956mm
C. A-B 3.036mm
D. オイルクリアランス、今回は0.03mmとします。
E. C-D 3.006mm
F. E÷2 1.503mm メタル厚み

これでメタルの厚みがわかったので適合を探します。


パワーエンタープライズだと4/黄色が1.500〜1.504mmなので1.503mmは4/黄色になります。

整備要領書にもオイルクリアランスは書いてありますがややこしいのがオイルクリアランスは直径でメタル厚みは半径です。

実は僕はこれを忘れていてこのあとでカイジになります。

メインメタルも同じように計算して発注します。








本来であればここで今回のブログは終了なのですがこのカイジ事件について…

メタルを発注かけて明日届くやーん!と楽しみにしてた4/14の夜です。
師匠から電話がありオイルクリアランスの話をしていたら…

師匠「うーん…そのサイズおかしくねぇかぁ?各寸法教えてみ?」

ざわ…ざわざわ…

はい、オイルクリアランスの事をすっかり忘れて直径ではなく半径で計算していました。
つまりオイルクリアランスは計算値の2倍です。
ぶん回す事を前提の大きめのクリアランスにしていたので再計算するとブロー領域のクリアランスになっていました。

ぐにゃあ

カイジの沼編のあのぐにゃあです。絶望です。
脳内で「カイジ、メタル代約5万がパァ!深刻な作業遅れに為す術もなく…絶望!」とナレーションが入ります。

5分くらいソファーで半泣きになりながらボーっとしてましたがここで思い出しました。
ヘッド用に買ったエンジン極上やし痩せてないのでは???

引っ張り出して来て測定します。

測定結果はさすが極上全然痩せていません。
刻印を見ると元々太めのクランクだったのも幸いでした。

と言ってもオイルクリアランスがブロー領域から戻っただけで感覚的には東名ポンプと油圧アップ必須の9000rpmブン回せ仕様のクリアランスです。

半泣きでゆやんに連絡すると「当初は全然詰める予定はなかったんだけど、結果的に詰めないといけなくなるってもう逃れられない運命だったんだね」と呆れていました。

次のO/Hまでスパン短くなるけどちゃんと面倒みるから許してね☆てへっ(ノ≧ڡ≦)☆



そしてタイムリーに今メタルが届きました。
Posted at 2020/04/15 14:29:02 | コメント(0) | トラックバック(0)

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何シテル?   11/20 16:37
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