
デェ〜↑デェ〜↓デェ〜↑デェ〜↓デェェエエジャジャジャ↑アアァオオオオ!!
https://youtu.be/ajmI1P3r1w4?si=--0CLGESPnfsEh7M
Terror SquadのLean Backと言う曲です。
Hip Hopが詳しくない人でも「あ、この曲聞いた事ある!」ってなる時ありますよね。
私は和洋問わずHip Hopが好きなのですが、車内で流してると昔グラセフで聞いたわ〜などと言われたりします。ゲームで使われるとその印象が強くなりますね。
そしてこのLean Backという曲なのですが、Need For Speed Underground2のメニュー画面でめっちゃ流れます。
ここで当時車好きDQNキッズだった私を取り巻く環境を説明致します。
2001年にワイルドスピードが公開されNOSにスポコン文化と有り得ない情報量が脳へ入って来ました。そして2003年にワイスピ2が公開され、NFS UGが発売となり更にスポコンに魅せられました。
その頃の私はチャリンコにLEDライトをマッキーの青で塗って下に向けて付け、アンダーネオンみたいにして走り回っておりました。
そして2004年、Pimp my rideの放送とNFS UG2の発売です。思春期には強すぎた刺激はハタチくらいまで収まらず、19歳の時に乗っていた180SXはエメラルドグリーンのメタリック塗装にロールケージにはネオン管でした。
NFS UGシリーズは私に取って黄金時代なのです。
そんな私と同じような育ち方をしてしまった子がもう1人居ます。
高専卒ブレーンで助けてくれるユッキーです。
そんなユッキーが遊び用にGR86を買いました。
すでにかなり手が入っておりサーキットで使われていた車両っぽいです。
しかしありえん爆音マフラーでグレードがオガリストになりかねないのでバルブ付きマフラーの依頼を受けました。
マフラーのリアエンドまでは希望を聴きながら私が選別して部品を選んでいきます。
出口に関してはユッキーの希望を聴きながら叶えられるように打ち合わせをしていると…
「この開口部を覆うような大口径のスクエアがいいです。アレです、NFSのアレです笑」
その瞬間キッズだった私が帰って来ました。青春麗心偶です。
マフラーカッターを探せど開口部の横幅約260mmを覆うカッター、そんなアホなサイズはなく作ることになりました。
鉄鋼屋さんで扱っているステンレスで1番デカイのを用意してもらい届いたのがこれです。
横200mmの縦76mmのステンレススクエアパイプです。
いやもうクソほど高い。厚みもあるのでなかなかの重量です。重量が増えれば値段も上がる、業界ルールは完全黙秘と重さに比例して上がる値段です。
しかしペラペラ厚みのこのサイズはなく板厚3mmとなりました。
もう切ってる風景が鉄工所じゃねぇかとなりながらまずは真っ二つに切ります。
そこに丸パイプへ変換する為の長方形に穴を開けたものにパイプを溶接してくっつければ…
洋画のラスト付近で四面楚歌になり酒を煽ろうもするも空で投げ捨てるアレ…
スキットルだわ。
計算したら1個に4.5L入るのでこれスキットルにしたら救急車ですね。
出口部分のベースは出来たのでハーフエアロを付けていきます。
これが純正バンパーに純正マフラーです。ここにGRのハーフエアロを付けます。
ほとんどクリップで止まっておりジャッキアップしてたら数分で外れます。
ナンバーは片側を外せばはね上げる事が出来ます。はね上げれば開口部を通るのでバンパーを抜いたら加工します。
今回初めてメーカー品の新品エアロを付けます。メーカー品なんて解体屋から買ってきたモデリスタくらいしか組んだことがないです。
まず説明書がある事に感動します。
そして付いてきたシール達です。
よくわからないままとりあえず説明書を見ながら貼っていきます。
ここに合わせろと丁寧に書いてくれてある上にピッタリなのはさすがメーカー品クオリティです。
ぺたぺたと貼り終わるとお次はシールをマスキングテープで繋げろとのことです。
そしてここまで来てようやく理解しました。
これカットラインになるんですね。
そして穴を開ける所も指示通りに貼って開けます。
カット部分を切ったらふにゃふにゃになりました。
あとは脱脂して位置決めや仮組みを行なってから固定します。
脱脂用の溶剤入りウエスや仮組みのやり方などいたせり尽くせりでした。メーカー品の新品おそろしや…
そしてだいぶ印象が変わりました。
純正マフラーなのでスッカスカです。メ〇ガキに出口スッカスカ♡と煽られるのでわからせが必要です。
今回はスケジュールの関係で先にリアを作ってから、平日にフロントからリアエンドまでを作ります。
日曜にエアロ取付けとリアエンドの製作、月〜金の仕事終わってからフロント〜リアエンドまで製作、土曜に出口最終仕上げをして納車です。
日本人の大好きな過労死の3文字がチラつきますが冬なので熱中症にはなりません。ラーメン奢って貰ったので喜んで働きます。
リアはバルブ切り替えタイプのサイレンサーを使います。
先に太鼓を固定して吊るとこまで作ってから片側を作ります。
もうすでになんかおもしろい。
見に来ていた友人達は見たことない形状にパニックです。
反対側も作っていき完成したベースがこれです。
なんか空飛びそうな事になっています。
ここにエアロに合わせてカットするラインを引いて行きます。
エアロの角度と合わせると全ての角度が変わってしまうので底側は3面けがいたのを繋げるで対応します。
ここで時間切れとなりましたが何とかリアエンドのベースは完成しました。
そして翌日から平日デスマーチが始まりました。
まずはハス切り具材をたくさん作ります。
先に作っておいた方が効率がいい事が判明しました。
めんどくさい事は先に片付ける、まるで社会人みたいな事を言います。
もう社会人15年目でした。
あとはフランジから溶接して伸ばしていきます。
このDJの汚いターンテーブルみたいなやつですが廃材に穴開けてベアリング付けただけです。
意外とアース取れてちゃんと回ります。この溶接工具には8mileと名付けました。
最低地上高を稼ぐためにフロアギリギリで通します。
フロントパイプはミッションとボルトで止まっているタイプの固定です。
インプを触ってる時によく見かけたのでスバルの設計なのでしょうか。どこがトヨタでどこがスバルか詳しく知りませんが、トヨタらしいとことスバルらしいとこが混ざっています。
これが日産とマツダの混ざりだったら放火しています。
今回は第1も第2も触媒レスとなるのですがここで問題が発生します。
O2センサーがかしこいのでそのまま付けるとエラーを吐き、センサーを外すなんてもっての外です。
そんなかしこいO2センサーをIQ3くらいまで落ちるように虐待します。
イメージはこんな感じです。DVしてセンサーを萎縮させます。
まずはO2のアダプターをパイプで延長します。
そして本来であればパイプ内にセンサーが入りますがパイプ分外にオフセットさせます。
穴は6mmにしました。
ここに作ったアダプターを溶接します。
キノコが生えたみたいになりました。
この内容をXに投稿するとフォロワーさんから追加情報を頂きました。
これでチェックランプが付いたら延長アダプターの中にかなたわしを少し入れると更にボケてくれるみたいです。チェックランプが付くかどうかに個体差があるようで、同じ事をしても付く車と付かない車があるみたいです。
フォロワーさん情報ありがとうございます。
ミッションの下に逃げるように作ったのでスペースも安心です。
フロントパイプの最後にこの中間太鼓を入れれば…
クソ長フロントパイプが完成しました。
ここから中間パイプを作ります。
中間にはこのバルブを追加で付けます。
ECVと違ってリブがあり隙間から抜けず密閉してしまいます。
これに小さな穴をたくさん開けて閉じててもアイドリング出来るくらいにします。
というのも冷寒スタートのアイドルアップがかなりやかましいのでそれ対策です。
ユッキーは大阪市内の民なので私からすれば貴族みたいなもんです。恐らく下界の民の生活を知る社会勉強として私の隣に住んでおりましたが、現在は脱南して天界である市内に帰っております。
私の住んでる地区のような犬も歩けば改造車に当たる所とは違う閑静な住宅街なので静音性が求められます。
バルブを溶接して中間パイプが完成しました。
バルブはリア太鼓左右と中間1つの計3個です。
全体が繋がったのでユッキーのカットライン修正をしてもらいサンダーでカットします。
その後にバフを使って磨いて鏡面にしていけば…
完成です!
カットするまでは派手でしたがカットするとトヨタのバンパーと一体型のマフラーみたいになりました。
肝心の音は水平対向エンジン要素がなくなりました。
エキマニも入っているからかドコドコドロドロ音は全くないです。
今度IS-FとIS350とGR86で音を撮ってみようと思います。