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作ろうの会長のブログ一覧

2020年04月05日 イイね!

34を直して遊ぼう⑧

34を直して遊ぼう⑧前回に続いてヘッドを加工していきます。

毎日ちまちま掘り進めてやっと仕上がってきました。

荒削りもそこそこ時間がかかりますが1番めんどくさくて時間がかかるのは荒削り後の凸凹をならす作業です…

鏡面まで仕上げるのも大変なので大体の傷消しで終わらせます。

荒削り刃→フラップホイール(80番、240番、600番)→繊維バフで仕上げました。
EX側は大体の傷だけならしておしまいにしてます。




お次はスキッシュエリアの加工です。
理想はフルサークルで落ちた圧縮を面研で上げて調整ですが予算の関係で面研せずにいきます。

IN側とバルブ横の尖りをならしてEX側は面取りのみにしました。

ダミーバルブを入れてバルブシートに傷が入らないようにして掘ります。

マスキングテープで養生してますが、外した中古などのような使わないヘッドガスケットがあればそれを乗せてテープで固定する方が安心です。

こんな風にやりました↓
https://twitter.com/YT3RR/status/1246007706512576512?s=19

形を決めて荒削りしたところで容積測定します。
アクリルに6mmの穴を空けてそこからオイルを入れて測ります。今回はタービン油と灯油を6:4で混ぜたオイルを使いました。

タービン油のみだと粘度が高いので入れるのに時間がかかります。そしてなかなか気泡が抜けません…
しかし灯油のみだとシャバシャバすぎて漏れてくるかもしれないので混ぜました。

バルブのシート面にグリスを塗って漏れないようにします。


燃焼室の周りにもグリスを塗ってアクリルを貼り付けてオイルを入れます。

メスシリンダーで0.1単位まで読み取る自信がないので電子天秤で測定しました。


計測→オイル入れる→計測で減ったオイル量をメモしていきます。
今回はバラつきを整えるために測定していますが圧縮を測るための測定なら水を入れれば比重が1なのでそのままccになります。

ヘッドを少し傾けると気泡が抜けやすいです。


気泡が全て抜けました。キリがないので1mmくらいの気泡が2つくらいは無視しました(笑)



YO!積の測定結果です。
ゆやんにメモをして貰っていましたがこういうとこ好きです(笑)

1気筒目をビビって浅く掘っていました。明らかに形状が甘いです(笑)
そして1気筒目は漏れるのにビビってオイルのみを入れてめっちゃ時間がかかったので2気筒目からオイル灯油MIXです。

つまりビビりすぎです。九州に住んでた頃は方言なのかビビる事をイモると言っていました。
はい、イモってしまいました。

1気筒目を少し修正して2気筒目以降のMIXオイルを入れて測定しました。

誤差0.7ccでした。

心の中で「おいおいおいおい〜(中尾彬ボイス)」が聞こえてきましたが無視してこれで進めます。
傷消しをして完成にしました。

お次はカム山の逃がし加工です。
今回は10.2mmなので当たります…

リューターで削りますが24バルブの両方なので48箇所削ります。吐きそうです(笑)


1気筒目の六角プラグを外そうとしましたがバーナーで炙ってもまるでダメで頭がなめたのでそのまま穴を空けました。


1/8でタップを立ててここから冷却水のエアーを抜きます。


オイルストーンで各面を綺麗にしました。


あとはしつこいほど洗浄を繰り返して完成です。6気筒目のオイルラインの奥が切り粉が溜まりやすいのでエアー注意です。

長かったですがヘッド完成しました。




今回のヘッド加工で使用した工具を紹介します。これからやってみようとう方は参考にしてください。

先端部品です。

1番上の並びが左から80番フラップホイール(大)、80番フラップホイール(中)、80番フラップホイール(10mm)、80番フラップホイール(15mm)、砥石軸(三角)、砥石軸(円柱)、フラップホイール(240〜600番まで先端交換タイプ)、フラップローラー、先端交換バフ、繊維バフです。
中段以降はタングステンの荒削り用です。

フラップホイールはAmazonに売ってるのが安くていいです。安物のフラップの柔らかさがポートには逆に最適でした(笑)

リューターはこの3種類です。

80番のフラップホイールはトルクが結構必要なので電動ドリルに繋げるリューター(オレンジ色のやつ)を使いました。
しかし頭がでかくて奥まで入らないのでこの2つも使いました。

3mm軸のはAmazonで3000円でしたが数十時間の使用にも耐えてくれました(笑)

ポート加工は多めに買って余るくらいの方がストレスなくていいです(笑)




このクソブログを書いてる現在、日曜の10時です。
コーヒー飲んで今日もエンジンと戯れてきます。

Posted at 2020/04/05 10:06:50 | コメント(0) | トラックバック(0)
2020年03月30日 イイね!

34を直して遊ぼう⑦

34を直して遊ぼう⑦このクソブログもとうとう⑦まで来ました。

皆さまお気づきでしょうか…もう7なのにブロックはまだ登場していません。

ブロックは町工場の内燃機屋さんにボーリングとホーニングに出していますが「今めっちゃ混んでるから時間かかるで!」と言われましたがほんとに時間かかりまくってます。

気さくな職人のおっちゃんが嬉しい悲鳴や〜って笑顔で言ってたのが癒されたのでよしとします。町工場の職人大好きです(笑)

ヘッドと言えばポート研磨、段付き修正、燃焼室加工、スキッシュエリア加工、燃焼室容積測定、カム山逃がし加工などなど…

要は手作業が多いんです…

NCで精密に加工出来るので自分で掘らなくてもいい時代なのですが令和の空気をキャブで吸うバイクしか持たないおっさんなので手作業でいきます。

というのは建前で自分で加工するのが好きなだけなんですけどね(笑)


まずはガスケットを当ててガスケットの内側をマーキングします。

このマーキング線を超えて掘るともちろん漏れます。
写真は撮ってませんがIN側もやります。

掘る時は1気筒先に削って形を決めてから他の気筒を見本にしながら削るのが迷走しにくいです。
掘ってると段々慣れて綺麗に掘れるようになるのでいつも行ったり来たりしてますが(笑)


掘る道具は変わりませんが先端は荒削りと中削りと仕上げで変わります。

荒削りは超硬ビットで削ります。
目が荒いのはゴリゴリ削れますが削れすぎるので超粗めって感じです。ミスると半泣きになるので注意しましょう。

目が細かいのは適度に削れますが目が詰まりやすいです。詰まると端材などのゴミ鉄を削ると目詰まりが取れます。

写真の長いのはSTRAIGHTに売ってた奥まで掘れる便利なやつです。2本買って1本は半分の長さに切って使うととても便利です。

ヘッドをひっくり返したり傾けて掘っていきます。
見えない所を掘るのはNGです。これくらいいけるやろが命取りになります。

これは上側を掘ってますが見えにくいのでヘッドをひっくり返して掘っています。

削る事は出来ても増やす事はできませんから…

端面に近い所は掘らずに奥をある程度形を決めてからインマニを付けて一緒掘り段付きを無くします。
最初からインマニ付けて掘った方が楽ですがIQ3の私はそれを忘れていました。

これはある程度ポートの形を決めてからインマニを付けて段付き修正しているとこです。
結構段差がありインジェクターのとこは4mmくらい段差になっている所もありました。

ヘッド側に戻ります。

バルブガイドを強化品に打ち替えないのでIN側は薄い先端を削り落とします。

友人はこの先端が経年劣化で割れてポロリした事でブローしました。

EX側は厚みがあり割れないので削らなくても大丈夫みたいです。むしろバルブ振るから削らない方がよいと思います。

私はEX側も先端を少しだけ削って付け根をV字に削る派です。



このまま荒削り→中削りと進めていきたいのですがもれなく飽きたので一旦インマニを進めます。
持ってる道具で仕上げれるかも見たかったので(笑)

荒削りして




フラップホイールで240→400と中削りです



600番で力尽きて仕上げにいきました。



600番から仕上げたら傷は残りますが大体綺麗になればいいです(笑)

そしてポートは現在進行形でまだ掘ってます。
形は決まったので中削りなうですね。




そういえばやっとブロックが戻ってたので洗って塗装してリビングに入れました。




リビングにエンジンスタンドあるのシュールですね…
Posted at 2020/03/30 13:12:57 | コメント(0) | トラックバック(0)
2020年03月30日 イイね!

34を直して遊ぼう⑥

34を直して遊ぼう⑥いよいよヘッドの加工です。

ここから何十時間もかけて加工しますが破損しないようにの保険とレスポンスや立ち上がりなどは結構変わりますが馬力的にはそんなにです。

ポート研磨して100psくらい上がるのはゲームの中だけなのです…

この34は街乗りもメインのお買い物カーでもあるのであまり激しい加工はせずに作って行きます。
前の仕様は900psくらいありましたがスーパーにネギ買いに行くのにも使われてました(笑)

とある尊敬している人のお言葉で「私の車にはアクセルペダルというエンジン出力を調整出来る装置が付いています。」
これめっちゃ好きです(笑)

話を戻します。いつも脱線してすみません…


26のヘッドですがとても空気が溜まりやすいです。
ブロック→ヘッド→インマニと流れてラジエーターに戻りますがヘッドとインマニ間がなかなか空気抜けません…

更に水の経路で冷やさなければならない燃焼室付近の冷却性能が悪いです。特に1・2番は冷却不足でのブローを何度か見てます。

そこでこんなのを作ってみました。




丸棒を削って穴空けてパイプを溶接してます。



穴位置が偏心してる方はオイル抜き用です。ブローバイ噴き出し対策でここからオイルパンに戻します。

真ん中に穴があるのは冷却水をヘッド裏から送り込む用です。サーモ裏のパイプから分岐させてベンツとかに使われてる電動ヒーターポンプを使ってヘッドに圧送します。

エア抜き対策はヘッドのプラグからか前側に加工してエア抜きを付けようと思います。

自分の32はヘッドのプラグからエアーを抜いてます。

コイルの横通ってる銅パイプのやつです。

エンジンかけるとびっくりするほどポコポコ気泡が流れていきます。

エア抜きはエンジンを組みながらレイアウトを考えます。



お次はバルブの鏡面加工です。


カーボンが付いても剥がれ落ち易いように磨きます。別に鏡面までしなくてもよいです(笑)
あと磨くとタコ棒にくっつきやすくなってバルブ擦り合わせが楽です。

ボール盤にバルブを付けて回します。


ドリルやリューターにフラップホイールを付けて磨きます。
バルブはゆやんが頑張りました。

正規のやり方は知りませんがとりあえず会社でやったら不安全行動として怒られるでしょう…

正しくは旋盤で挟んで削ったり磨いたりするんですかね?知らんけど。

まず80番で荒削り



このあと240番、400番、傷消しのもふもふしたやつとやっていくとここまで綺麗になりました。

目が写り込むまで1500番とかで仕上げてる人は凄いなぁと思います…
飽き性な私とゆやんは鏡面加工が1番嫌いです(笑)


そういえばカムホルダーのスタッドを作りました。
チン…いえポンチ絵です。


しっかり喰わせるために少しテーパーにしてます。


完成するとそれっぽくなりましたがリーマ部品が大変でした…


いやちゃんと製品売ってるんですよ?

でも暇あり金なしなんです…
Posted at 2020/03/30 11:48:41 | コメント(0) | トラックバック(0)
2020年03月30日 イイね!

34を直して遊ぼう⑤

34を直して遊ぼう⑤前回のブログでヘッドが使えない事になりました。

ピストンとブロックは用意してたので笑えましたがヘッドは笑えませんが笑うしかありません…


ぴえん🥺


いつも流行りに乗り遅れブームが去ったあとに知るのでぴえんももう誰も使ってへんでと言われました。


話を戻します。


新品ヘッドが約20万くらいですがもちろんそんな予算はなくアプガレやヤフオクとの睨めっこが始まりました。


探し始めて数日経過し…


中古が全く出てきません。出てきたと思ったら謎加工して新品並の値段に上げてるのとかで〇ねどすって感じです。


困っていると暴走族のおじさまがストックで実働エンジンあるけど買うか?と後輩価格と破格で譲ってくれました。


そのおじさまがフルチューンを作ってる間に転がすようで乗せてた実働エンジンとの事でドナーとして頑張ってもらいます。


そして軽トラにRB26が乗りました。



誰も換装したとは言ってません(笑)


飯も食わずエンジンを引き取りせこせこと運んでる間に肝心のオーナーは今から行っても間に合わんやろ!wと飯を食べてました。


少し殺意が湧きましたがマブダチなので許します。


翌日から早速フル分解です。

ヘッドはゆやんに売り他の部品は在庫として持っておきます。


改造車乗りでもなかなか自分の車と同じエンジンを分解する機会はないと思うので後輩も呼び各部の解説をしながらみんなでバラしました。



夜までかかりましたが全バラできました。




中身はびっくりするほど綺麗でした。




バラしてる所に譲ってくれた暴走族のおじさまが遊びに来てクラセンとAACバルブとN1ポンプが欲しいと言われたので譲りました。


暴走族とは縦社会なのです。


というのは冗談で破格で譲って貰っているのでどうぞどうぞって感じです。日頃の行いと助け合い大事。



家の中にRB1台分の部品がストックされました。




まだ洗ってないのにめっちゃ綺麗なヘッドでにんまり。




ちなみにチューンドエンジン組むのに1番時間かかるのはヘッドです…


これから長い戦いが始まります…
Posted at 2020/03/30 10:15:10 | コメント(0) | トラックバック(0)
2020年03月04日 イイね!

34を直して遊ぼう④

ヘッドはまだカムを外しただけなので掃除していきます。
ひっくり返してシンナーを燃焼室に入れるとジワジワ漏れてたのでバルブ摺り合わせも必要ですね。

今回はオイル落とし用のパイプを追加したりと追加加工が盛りだくさんです。

カーボンがこってり付いているので重曹とクエン酸を使って洗おうと思います。

洗浄用に衣装箱を買いドレンを付けました。これで楽に洗えるはずです。





付け置き用のお湯をペール缶で沸かしている間にバルブを外します。



外したリフターやシムなどは小物部品入れにまとめると混ざらずわかりやすいです。
バルブはダンボールに突き刺す派です。



バルブスプリングの下に薄いワッシャー入っているので忘れずに取りましょう。
磁石とパークリを使うと簡単に外れます。



中までしっかり洗うためにプラグ類も外してしまいます。結構錆びてるので交換ですね。



お湯も沸いたので表面のオイルをウエスで拭いて洗いま…


「ちょっと待った!」


おっとここでちょっと待ったコールです。オイルで隠れていた問題が出てきました。

EX側の1番カムホルダーが焼けています。




こっちもがっつり傷が入っています。



いやな予感がしたのでボルトを入れてみると…



高さ全然違うじゃねぇかw

ネジ山が痩せ干せてお亡くなりになっていました。
スタッドボルトを作ってなどを考えましたが…

師から電話があり相談して再利用はしない事にしました。

というのも僕の2号機も似たようなことなってたんですね。この時もネジ山が1箇所潰れていました。



このあとラッピングして使いましたがカムのクラセン差し込む半月が熱が入ったせいか折れており…
そのまま使った結果がこれです。






強化バルブスプリングにステップ2以上のカムを何度も組むとアルミのネジ山が持たないのでしょうね…

このヘッドはポンカム入った状態で買ってその後3回OHしています。
洗浄のため都度分解していますが1回の分解でも測定やシム調整で数回カム脱着をするので凄まじいストレスでしょう…
この際にスタッドボルト化もやってしまおうと思います。

ヘッドは新しいのを掘り直すとして…
お湯も沸かせてしまいオブジェや治具にするにしても綺麗にしたいので洗うことにしました。



重曹漬け置きと



クエン酸漬け置き



カーボンはほとんど取れて軽く擦ると落ちるようになったのであとはケルヒャーで洗ってエキマニの治具にでもしますかね。

ちょうどこいつを使うために治具が必要だったのでw



IHI RX5ツインのツインゲート仕様です。

T88から結構パワーダウンしますが今回はピックアップ重視で作ります。

800ps出れば御の字かなってサイズなので少ないパワーは空力でカバーできるように外装も手を加える予定です。
Posted at 2020/03/04 22:41:25 | コメント(0) | トラックバック(0)

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「モリハラ問題 http://cvw.jp/b/970338/48096638/
何シテル?   11/20 16:37
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