
先日パワーFCの使い方講習会を行いました。
パワポで資料作りをして60ページの6時間というもう仕事じゃん的なやつです。Xの知り合いや身内メインで行いましたが、その時に「ドライバーを任せる人には違和感や危険があればすぐにアクセルを抜くよう伝えてください」と説明していました。
すると突然チャット欄にセッティング違和感発表ドラゴンが貼られました。もう涙が出るくらい笑いました。
なんなら今でも夢に出てきそうなくらい頭にチラつきます。今もこのブログを書きながら笑いを堪えているくらいツボってます。
そんなこんなで今回は後輩ことつーちゃん32のクソブログです。
このブログは基本的に後輩や友人などで固有名詞を出さないようにしますが、一定レベル登場した暴走族は名前付きで登場します。
こうしてまた1人犠牲者が出てしまいました。
まずはKappa river flow(河童の川流れ)編で作ったラジエーターを取り付けていきます。英語にした意味は何もないですよ。イキっただけです。
純正ラジエーターで耐えれる馬力な訳もなく電ファンありきで戦っているので外します。
水を抜いたらホースやセンサーを外して…
おファ〇クですわー!!
元々経年劣化で危険でしたがとうとう取れました。ハンダでくっつけようにも根本から取れているのでうまく付かず諦めました。
結局Amazonで同じセンサーを買ったのですが、なんと同じメーカーと見た目なのに抵抗値が変わっているトラップです。30度くらいで90度くらいを指しました。家を漁って手持ちのセンサーを付けてみると今度は全然針が上がってこない…
手当たり次第に試した結果KOSOのセンサーが抵抗値同じでした。古いオートゲージで同じことになったらKOSOのセンサー試してみてください。
そしてラジエーターを仕上げている時に事件が起こりました。
溶接中にトーチが跳ねてコアを溶かしてしまったんです。コアを修理するにはロウ付けなど色々ありますができる自信がないので新しいので作り直します。
またここから作っていきます。
サイドタンクを作っていき…
慣れてきたせいで溶接がうまくなってきました。
サイドタンクが無事完成しました。
ここはサブリザーバータンクへのエア抜き用の穴ですが、ギリギリを狙ったらうまくいきました。
奥の穴を遮っている板が最上面です。
新しく作ったラジエーターの方がいいものが出来たのでよしとします。
あとはアシを付けて固定すれば完成です。
ラジエーターの入り口角度はファンを逃がすために跳ね上げになっています。
続いてはバッテリーをトランクに移設します。
32はフロントにある上にサイズが軽自動車並みです。というよりこの時代の日産車は小さいような気がします。
そのせいか2週間も放置すればセルが弱々しく掛からないこともザラにあります。そこでトランクに移設して更にバッテリーを大きくしてしまいます。
85D26Rをぶち込みました。
純正 34B19R 190 x 129 x 203 mm
今回 85D26R 260 x 173 x 203 mm
なんなら寒冷地仕様よりも大きいサイズです。寒冷地仕様だとこの80D26Rらしいのであまり変わらないサイズがフロントに付くと思うと考えたくないですね。重量よりも邪魔で整備性が終わりそうです。
私の32は後部座席に移設していますが、移設となると困るのがクソ太いケーブルを繋ぐことです。
そこで丸端子にしてターミナルタイプのバッテリー端子を付けます。
バッテリー移設でヨゴレおすすめ品を紹介するので参考にしてください。全部モノタロウで買えます。リンク載せるとアフィってるみたいになるので品番で検索かけてください。
別売りですが専用カバーもあります。
これのいいところはバッ直が追加で取りやすいんです。2個ターミナルがあるので1個はフロントの元のバッテリー端子へのケーブルに、もう1個は追加のバッ直用にできます。
バッテリー移設のついでに燃料ポンプをバッ直リレーにしました。ヒューズボックスはAmazonでユニバーサル ヒューズボックスと検索すれば出てきます。
あとはゴツゴツの鉛で作られているので折れません。板金物とかのペラペラなターミナルはハーネスの重さと振動で折れたのを見たことがあるので…
後ろからクソ太いケーブルを這わせてフロントへ持っていき、今度はフロントで元のバッテリー端子と繋げます。
元のバッテリー端子を切って丸端子に変更したらメガヒューズホルダーを使って繋ぎます。
カバーも付いているのでおすすめです。
モノタロウだとこれです。
フロントも追加でバッ直を取ることが多いと思いますがリアと同じように丸端子で増やしていけば取付が楽です。
メガヒューズは40Aくらいから300Aとかもあるので好きなのを入れてください。ダメなところは平ヒューズと違って見えないので切れてもテスターがないとわかりません。スケルトンタイプもありますが少し高いです。
車を売るかもしれないから純正のバッテリー端子を丸端子加工したくない場合はクソデカ端子台が使えます。
バッテリー端子小ならM12タイプ、大ならM16タイプを買えばバッテリー端子をそのまま端子台のネジに固定出来ます。あとは引いたケーブルの丸端子の穴径をそれに合わせて変えればいいだけです。
バッテリーの移設や燃料ポンプリレーが完成したので燃圧を合わせます。
燃圧計を付けてエンジンを掛けたらフューエルレギュレーターのバキュームホースを外して蓋をします。
これでフューエルレギュレーターは大気圧になっているので燃圧のイニシャルを合わせます。
インジェクターに余裕のある場合は3キロで合わせますがギリギリの容量だと3.5キロくらいにしています。そんなことせずに素直にでかいインジェクターに変えた方がいいんですけどね。
エンジンをかけてから調整したのはオルタの発電で電圧が変わるからです。キーオンで3キロに合わせてエンジンをかけて大気圧にすると3.2キロくらいになります。
そんな細かく合わせる必要はないので自己満足です。
お次はスイッチパネルを作って
タコメーターを付けて
結構派手になりました。
オートメーターのシフトライトはカバーを外すと目が潰れるほど眩しいです。昔友人がカバーなしを安かったと買って付けていましたが、安かったのは絶対カバーがなくて使えないからだとその後知りました。
ちなみにカバーがないと爆光がスモークガラスを貫通し後ろを走っていてもシフトアップのタイミングがわかり、透けガラスだと3台前を走っていても夜は車内が真っ黄色に光り輝きシフトアップがわかります。
私は悪ノリいたずらっ子なので友人たちのカバーをこっそりと外して遊んでいました。10代青春卍レーシングな昔話です。
そこまでわかっているのにカバーを外してキーオンにするとアメリカンポリスの回転灯ばりの爆光ブルーが目を直撃し唸り声が出ました。
恐ろしいほどに何も学んでいない…!
目がやられ視界にモヤモヤがふわふわ浮いていますがパイピングの延長を行います。
雨天中止によりまだ7割しかセッティングが出ていませんがその状態でパイピングが抜けてしまいました。抜くのはちんち…大変失礼いたしました。
ちゃんとホースバンドを締めていたのなら1度抜ければまた抜ける可能性が高いのです。
微妙に長さが足りないので延長します。
溶接する前にワイヤーブラシでゴシゴシしておきましょう。新品はパークリで大丈夫ですが中古は表面に色々付いているのでゴシゴシすると汚い粉が結構出てきます。
これが溶接すると浮いてビードに黒い燃えカスみたいなのが混ざったりピンホールの原因となります。
最後にパークリで脱脂をして
うまく巻けました
しっかり掃除すれば溶接しやすいのでめんどくさがらずにやりましょう。
残るは26サージを移植した時の突貫工事です。
これ力尽きて取り敢えず繋げたんですね。なんだこの拾ってきたようなL字はと…
切って伸ばしてちゃんとアースを取りました。
完成したので夜にセッティングへ出かけます。
実はこの32はアクセルを全開出来るのは数年振りだったりします。
そしてパイピングが抜けました。
厳密には抜け掛けの中途半端な状態です。ブーストが掛かり始めると漏れてめっちゃ濃くなります。
開けられていた穴が小さいのでまずはサンダーで“わからせ”ます。
ちゃんとわかってくれました。
爪折り機で“ご理解”頂く。
ハンマーで“教育”する。
サンダーで“わからせ”る。
日本語って難しいですね。
わからせられた32はパイピングレイアウトにかなり余裕が出来たので作り直しました。
抜け止めも2箇所くらいしか作りませんが今回は全周巻いてみました。
ホースバンドも感触が怪しいので新品に交換して完成です。
リベンジセッティングにてブースト1.5キロ、インジェクター読みで500psくらいで完成です。
新作の石津川ラジエーターはクッソ冷えました。これなら真夏に湾岸全開しても最後まで踏みっぱでいけそうです。あとは真夏の渋滞でどうなるか…
そしてようやく全開走行が可能となりました。それにしても点火時期を前の仕様よりかなり詰めたのにノックは下がりました。25は26よりハイコンプだからハイブーストできないのかなと思っていましたが…
細かな仕様変更ごとにリセッティングしてきましたが、ノッキングは純正サージ→入口変更容量アップ加工サージで少しマシになりました。そして今回の加工サージ→26サージで全然ノッキングが発生しなくなりました。それで点火時期を詰めたくらいなので…
このノッキングが発生するのが4速トップエンド手前から5速のインターセプト前~トップエンドまでだけです。3速まで回し切ってもは全然発生しないんですよね。ハイギヤ全開の高負荷時だけって感じです。
ハイパワー化した25ってトラストサージか海外サージタンクが多いです。両方純正インマニ撤去でサージタンクに水経路が付いているんですよね。
全然N数足りてないので何とも言えませんが、この32の仕様は25の長いインマニがめっちゃ相性悪かったのかも…?
わかんねw