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作ろうの会長のブログ一覧

2024年04月01日 イイね!

面の皮と塗膜はほどほどに

面の皮と塗膜はほどほどによく面の皮が厚いと言いますね。

ググッてみると「恥を恥とも思わない。ずうずうしい。厚かましい。」と出てきました。

突然褒められてびっくりしますね。しかし世間では褒め言葉ではないようです。ヨゴレの私は素でワシのことでは???となりました。

そんな面の皮が厚いヨゴレの元に来たのは後輩タカのシルエイティです。


このシルエイティは酷いサビに悩まされております。
特に屋根が酷くて塗装は浮きまくりモールを剥がすと一緒に塗装が剥がれる始末でした。

つまり地金まで塗装を剥がして塗らなければなりません。あとから磨くからいいやと電動サンダーに80番のペーパーを付けて磨きました。

本来なら絶対やっちゃダメなくらいの荒らさですが一向に地金まで辿り着かず、ようやくたどり着いて見ていると下地、シルバー、黒、青、ブロンズ、ラメ黒、黒と塗られてました。
これにクリアが色毎に塗られているのなら13層…

地層か???
刻まれた歴史により頭を抱え作戦を変更です。その時歴史が動いた。

簡易的なマスキングで済む次元ではなくなったのでフロントフェンダーを外します。


サーキットマシンであるこのシルエイティ。製作側の方々とも交流がありますが、見た目よりタイム!外装にかける金を走るとこに使え!と言う今どき珍しいくらいのスパルタン思想なのです。

何が言いたいかと言うとボコボコバキバキの外装は至る所がドリ車のような固定なのでドアもエアロもバンパーも付いた状態で何故かフェンダーを外せました。
なんなら外装パーツで1番下にある部品なんですよね。作業する側としてはスパルタンって素晴らしい…だってフェンダーが2分で外せるんだもの…

ドアモールも全て外したら今度はリアハッチを外してズラします。


完全に外してもいいですがかなり重たいのでズラして作業出来る隙間さえあればヨシです。

スケルトンの剥離剤を屋根に塗ります。この剥離剤はめっちゃ強力なのでドアに1滴でも落とそうものなら大惨事です。

しっかりとマスキングをして通行人に突然飛びつき腕ひしぎ逆十字をかけられ剥離剤をひっくり返しても大丈夫なようにします。

人様の車の屋根に剥離剤を塗るという行為は塗装のためとわかっていてもビビります。


あれ…剥離しない…

15分が経過しても屋根は変わらずハッチの塗装が薄いところだけ剥がれました。
柔らかくはなってたのでスクレーパーでめくっていきますがめっちゃ硬いです。



地金までたどり着いてないのにペール缶が埋まりました。



すでに2回剥離剤を塗ってはスクレーパーで剥がしますが3層ずつくらいしか剥がれません。
なんなら柔らかくはなりますが剥離剤掛けたとき特有のシワシワにならないんですね。



剥離剤も底を付き残ったのはグッダグダの屋根です。塗膜は2〜3mmありキリがないですね。



錆が無ければ足つけして塗装でも良かったのですが、結果それを繰り返した結果が現状なので…
厚すぎる塗膜が気温差で伸び縮みして浮いたのでしょう。そして錆びたと…

まだ磨けば錆が落とせるレベルだったので


更なる禁忌を犯すしかないようです。

これは主にバリ取りをする超荒目のペーパーディスクです。




これを外装に使うなんて言ったら150発は殴られる案件ですが今回は使います。なんなら研磨バフですら削りきれずこれを出しました…

ひたすら削っているとデロリアンみたいになってきました。


サビサビだった屋根は至る所に凹みもあって裏側から叩いて板金します。
最後に薄づけパテを入れては研磨をして慣らします。



凹みはなんとかなりました。



すでにリアワイパーレスになっているのでノズルも外してスムージングしました。



ここまでくればあとは楽です。
錆止め下地を吹いてからサフを吹きます。



固まったら水研ぎをして



しばらく乾かしてから黒を塗ります。
今回はピアノブラックとよく言われるめっちゃ深い黒にしました。





サクサクとクリアまで吹いたらマスキングを剥がしてハッチを取り付けます。



ん?


あー…


ナットが朽ちてなくなってます。
この車こんなんばっかりやな…

仕方ないで修理です。まずは穴を12mmに拡大して


角を削ったM8ナットを作ります。


わからせハンマーでご理解圧入したら


溶接して


錆止め塗って完成です。


これでハッチもちゃんと開くようになりました。

1日乾燥させてフェンダーなどを取り付けます。
朝から組み立ててると近所のおばあちゃんが散歩で通りかかり世間話をしていました。



塗装が終わってひと仕事完了ですわ!って話してたら色がバラバラだからこれからじゃないの?と煽られました。
まぁ赤と黄色と黒ですからねぇ…

最後に水で流して完成です。


途中からレストアみたいになってましたがなんとかなりました…
いや、普通の塗装だったら錆びてても剥離剤で一発なんです。

重ね塗りは2回くらいにして3回目は剥離剤で剥がしてから塗るようにしましょう。

塗膜3mmはダメ、私の面の皮もここまでは厚くないです。
Posted at 2024/04/01 10:24:27 | コメント(0) | トラックバック(0)
2024年03月17日 イイね!

まっすぐ生きれなかった人々

まっすぐ生きれなかった人々暴走族のマフラーは大体斜めを向いています。
それはまっすぐ生きたくないという反抗なのかもしれません。この現代社会で様々な制約により縛られ、自我の…







話が長くなりそうなのでまとめると要は根性が曲がっとると言う訳ですね。
そんなまっすぐ生きられない悲しい生き物こと暴走族ですが、この度また新たなマフラーの依頼を受けました。

そしてオーナーの希望に合わせて作ってくと…



めちゃくちゃ斜め向いとる!






まっすぐ生きれてませんね…

今回はサイレンサーも手作りのフルワンオフです。
桜の竹ヤリマフラーもですが、倫理観のある常識的なお店はこんな依頼をすればお帰りくださいと言われるでしょう。

しかしヨゴレの私は小学校中退最終学歴自動車学校により道徳の授業を受けていないので作ってしまいます。


バンパー焦げるから延長してと持ってきた子は「延長だけでええの?」と聞くとせっかくなのでと斜め跳ね上げになりまっすぐ生きれませんでした。


わざわざ東海からマフラーを作りに来てくれた子もまっすぐ生きれませんでした。


お前はどこ向いとんねん笑


もう根性曲がっとるとかのレベルじゃないです。こんなん反社や反社。

そんなマフラーを作る全ての元凶の私は新車で買ったクラウンクロスオーバーという存在により、桁車を卒業し社会への反抗期が終わってしまいました。
会社でもすっかり指導する側となり落ち着くかと思いましたが、教える若い子達に影響を受けて若返り悪化しました。

「生涯現役なもんで」私の都合が悪くなるとよく言う言葉です。
田舎生まれツッパリテール育ち頭悪そうな奴は大体友達なのでクラウンもツッパリテールならぬダックテールにする事にしました。

契約当初はGRオプションにあったこの羽を買う予定でした。


しかしヨゴレにはあまりにも上品すぎました。ツッパリが足りずこれでは大卒です。

アフターメーカーも色々探しましたが私に1番刺さったのはKUHLさんのリアスポです。
モデリスタエアロで契約してからエアロが発表されもう少し待てばよかったと思ったくらいにかっこいいです。

しかしまだまだお上品です。製品として世に出すにはお客様に買って頂かないといけません。
私の脳内にあるダックテールはあまりにもひょうきん度が高く市販されないと判断し自作することにしました。

しかし私の独断で作るとおおよそディーラー出禁の存在が許されないお下品さになるのでユッキー先生に相談です。
ノリノリでデザインをしてくれましたが、そこには私の求めるツッパリがありました。付き合いが長いのでよく好みをわかってくれています。

ダンボールでイメージを作っていましたがなかなか難しく発泡ウレタンか粘土で形を作ることになりました。


養生テープを貼ってから


ツッパリのスタートラインを決めます


テールが跳ね上がるスタートラインですね。グレ始めとも言います。知らんけど。

今回買ったのはこちらのハードクレイです


よくコネてから使うとひび割れしにくいみたいです


土台エリアだけでなくなってしまいました


とりあえず土台エリアだけでも固まれば外してその上に盛ってデザインが作れます。

その数時間後…


ひび割れてボロボロと崩れ強度は皆無です。
他の車の作業をするのに動かして直射日光に当たってたのがよくなかったみたいでした。
日陰でゆっくりと乾燥させるがいいみたいで、ググると直射日光での乾燥はひび割れや縮みが起こるようです。

しかしゆっくり乾燥させようにも雨はご法度で2日くらい日陰となるのは屋根が買えない貧乏人の私には難題です。
そこで先にFRPで車を形に土台部分を作ります。その土台に盛れば車から外して屋内乾燥が可能です。

ぴったり押し付けて形を作りたかったので真空引きをして作りました。


ダイソーで紙粘土を買い占める不審者ムーブをしました。


土台を養生して盛ってきます。










いい感じにツッパリ始めました。
数時間置いて表面が固まったら土台を車から剥がしてガレージ内で乾燥させます。

翌日ガレージを見に行くと…


一度に盛りすぎて自重に耐えれず崩壊していました。まるで引き際を知らず散ってしまった若きツッパリの命です。
思わずガレージ内で男塾塾歌を熱唱すると空に紙粘土の幻影が浮かび上がりました。押忍!

どうやら中身のないチンピラでは耐えられないようです。そこで1本の芯が通った男ではなく漢にしなくてはいけません。
男塾でも漢は心の中に1本のドスを呑んでいると言っていました。

せっかくなので1本と言わず9本作りました。


端材のアクリルを集めて重ねて切ったのを使います。

まずは土台を固定して


養生して


もう養生は3回目でやりたくないです…

さっきの芯を等間隔にホットボンドで固定します。
その間にアルミ複合板の切れ端をくっ付けて補強と自重での崩壊防止にします。




いよいよ紙粘土を盛っていきますが乾燥と縮みを考えて1日毎に分けます。






1層目の紙粘土盛りを終えたら車に付けたまま1晩置きます。

翌日の朝8時からFRPパテをこねていると近隣住民からマジかこいつって顔で挨拶され笑顔で返しました。

紙粘土がまだ中まで固まってませんが、土台との接合部の形は出来ているのでFRPで固めて形を作ってしまいます。
FRPの硬さで固まれば車体から取り外しても変形しないと思うので…たぶん…

FRPパテをもりもりと盛って硬化してから取り外しました。
力を加えてもビクともせずガチガチです。芯が9本もある漢は違いますね。


追加の紙粘土を盛って乾燥させます。


すでに2回崩壊しているので次は崩壊3rdです。なんとかそれは避けたいのでゆっくりと作っていきます。

普通に発泡ウレタンで作った方が早かったでしょうがこれも経験値になったとポジティブに考えます。

まだまだこのあと全面をFRP盛り、荒削り、仕上げ、雌型作り、でようやく羽が作れます。
今はマスター作りなので地道に進めてまた更新します押忍。
Posted at 2024/03/17 21:56:34 | コメント(0) | トラックバック(0)
2024年03月04日 イイね!

流用は用法用量を守ってご使用ください②

流用は用法用量を守ってご使用ください②ンキェェェェエエエ!!



人生の中で突拍子もなく現れるのは出費と残業だ。
ヨゴレ・シャチクスキー(1990〜2024年:過労死)

前回のブログではパテ盛り第1段階までいきました。
そもそもエアロ製作になぜ時間がかかるのか?それは硬化時間が必要だからです。
FRPもエポキシ樹脂で作るカーボンもパテも塗装も全て硬化時間が必要な作業となります。

しかも1晩とかの結構な時間です。硬化剤を多めに入れて時間短縮すると縮んだり割れたり発熱したり…

そこで帰宅してからパテ盛りして寝る。翌日の時間から帰れば削って再びパテ盛りして寝る。を繰り返せば仕事に行っている間にゆっくりと硬化してくれます。そして週末に塗装ですね。

かしこい!サボテンとIQバトルをしている私の完璧な計画でした。



そして残業で帰れなくなりました。
早出出勤にフル残業を組み合わせ1日15時間働くという苦行を強いられた私の口癖はフ〇ックという地獄です。言い過ぎてあだ名がフ〇ックさんになりかけましたが土日に全てを賭けることにしました。


そんなこんなで平日を乗り切り土日になりました。

パテにも種類があるのですが板金屋さんのような専門知識がない私がパテをもりもり使うのはよくないです。
パテは完全硬化してからも夏冬の気温差などで割れたり縮んだりします。なのでメインで使うパテはパラフィンにタルクを混ぜたものにしました。
これだとFRP樹脂と同じなのでひび割れしにくい…はず?

FRPパテを盛っては削りを繰り返します。




元々FRPで成形していたのですが更に隙間をなくしました。


車に仮合わせして固定用の穴を空けて取付けします。










仮合わせでは問題なさそうなので外して今度は表面を整えます。

FRPパテはピンホールが出来やすく月のクレーターみたいにブツブツまみれです。
荒目のパテほど厚く塗れますがピンホールが出来やすくここに仕上げ用のパテを塗っては削りを繰り返します。


小学生の図工みたいな感じですね。
削りで形が出来上がるのでここからは手作業です。
塗装の足つけは楽しいと思いませんがパテ削りは形を仕上げるので楽しいです。シコシコと削っては表面を触って確かめます。
シコシコするのは得意なのです。

シコってたら後輩達が遊びに来て弁当の差し入れをしてくれました。


そして屋根の塗装を頼まれたので近々屋根でシコると思います。
別に変な意味ではないです。

シコり終えて満足したので塗装に入ります。
カラーコードを見て発注していたのはスーパーホワイト4でソリッドカラーです。
クリアを吹かなくていいですがその分誤魔化しが効かないので難しいです。

まずはマスキングと脱脂ですがここに来て突然ハッチが登場しました。



このリアハッチはスムージング化されたもので鉄板を貼って溶接されています。
ハーネス類やヒンジを外して窓ガラスをマスキングしますが、開けた時に裏側が違う色だとダサいので表裏両方塗ります。


メインが表の塗装なのですが裏が絶望的に塗りにくいです。


サフを吹いてから塗料を混ぜ混ぜして吹いていきます。




暗くなって来た頃にようやく塗り終わりました。


ハッチはつっかえ棒で上げて内装で隠れるところはタイラップで固定しました。


これでだいぶ塗りやすくなりましたが、それでも裏を塗る時はマトリックスの弾除けるシーンみたいな体制で塗りました。

マトリックスで思い出しましたがマトリックスや今劇場版で話題のガンダムSEEDなど作品なんですけどね。
新卒の子に話すと通じなくてその年に生まれてないです(笑)って言われました。今の新卒の子達は21世紀生まれなのでそろそろ20世紀生まれのオールドタイプなどとディスられそうです。

1晩ゆっくりと乾燥させていよいよ取付けを行います。
まずはエアロを付けましたがいい感じです。


張り出しエアロになったので結構イカつくなりました。

お次はハッチの交換です。


ハッチを外すには左右のダンパーを外さないといけません。
マーバンのダンパーは固定のボルトと一体式です。日産車のダンパーは外れるタイプが多くそれに慣れているので新鮮です。

しかしこのダンパーのM8がダンパーが外れないせいでスパナで緩めるしかない上にネジロックがたっぷり塗られています。

右は外れましたが左が外れず他の記事を見るとサンダーで切っています。
再利用したいのでボール部に切り込みを入れて口を広げ、バールを2本使い非分解を分解してわからせました。


バールだけならご理解頂くで済みましたがサンダーを使ったのでわからせです。この棒ガキがよ…!

内装を剥がしてハッチへの配線を引き抜きます。


配線を抜いたら加工をして追加の線を付けました。ワイパーなどがなくなり使う配線はデフォッガーと半ドア検知のヒンジ配線だけです。

トランクのドアノブもなくなってしまったのでセキュリティ用のドアロックアクチュエーターを流用してヒンジのロックを解除します。
使わなくなった配線を切ってアクチュエーター用の線に変えました。


伸ばした配線はバッ直電源を取ってスイッチに繋げます。


マーバンはセダンのようにトランクを室内から開けるレバーがないのでその代わりです。唯一のレバーもスムージング化でなくなったので。
このボタンを押すとトランクが開くようになりました。

お次はマフラーの加工です。
Vバンドで固定していましたが車高が低すぎて擦って壊してしまうから1本ものにして欲しいとのこと。
Vバンド部の溶接はサクッと終わりましたが、前に作った桜の竹ヤリもVバンドから取り付けなので変更が必要です。

まずは切って差し込み式に変更します。固定はディフューザーと同じくレインフォースの固定ボルトと共締めでフレームから生やします。


牽引フックからもロッドを生やせるように加工すれば


ボルト4本で脱着出来るようになりました。


全ての作業が終わるのに1ヶ月近く掛かりましたがなんとか形になりました。

だいぶ印象が変わりましたね。




イカチー↑
Posted at 2024/03/05 10:20:01 | コメント(0) | トラックバック(0)
2024年02月12日 イイね!

流用は用法用量を守ってご使用下さい。

流用は用法用量を守ってご使用下さい。
サムネ出オチ芸!!




どうしてこんな出オチを…

事の発端は外装の依頼でした。前からトランクをフルスムージング化とフルエアロの取付けを頼まれており入庫した訳です。

しかしエアロはマーク2用ではなくソアラ用とのこと。マーク2用だとバンパーから被せになりリップタイプのエアロがいいと。

なるほどなるほどと相槌を打ちながら、チェイサーやクレスタとかの3兄弟と違うソアラやけど流用できるんやなぁ〜まぁ多少加工は要るやろけどな〜と考えておりました。
全く形ちゃうやんけみたいな事をするのはゆやんの特権やしなと安心していると…

困った事にサイド以外何も付かないのです。
もう一度言います、サイド以外、何も、付かないのです。

私は引き攣った顔で天を仰ぎました。すると天からヨゴレの神こと汚神(オガミ)様が私を見ていました。
私は啓示を受けてグラインダーを持ってきました。
迷える暴走族を導くのですと言われた気がしたのです。知らんけど。

そんなこんなでソアラのエアロをマーバンに付ける大工事です。
現状ではフロントは長さが10cmほど足りない。
サイドは長さは合うけどボディとの隙間が2cm以上空く。
リアは長さが20cm、幅が8cm足りない。隙間も大きくて不格好。

まずはフロントから取り掛かります。エアロは張り出し系なので伸ばす場所を考えないといけません。
純正バンパーを外してフェンダーを1部切り取りけがいてセンターを出します。


延長して更に伸ばしたのを違和感なく、尚且つ張り出しを強調させるためにタイヤの前で切ります。

切ったら割り箸をホットボンドで止めて位置決めをします。


マスキングしてからFRPでガッツリ止めます。表はどうせ削って整形するのでまずはズレないようにガッツリと固定しました。

固まったら車体から取り外して


今度は後ろ側を固めていきます


初めから裏当てしようにも狭いので、今回は二度手間ですが表→硬化→裏の順でやっていきます。


FRPのパラフィン用に買い足された紙皿や割り箸達です。


この子達は私に買われてしまったがために食事で使われずに一生を終えるのです。
紙皿や割り箸を生産してる人達はBBQで使われるのかな?などと家族の笑顔を想像して生産しているでしょう…しかし世の中は残酷なのです。

2回に分けて裏側をガッツリと補強をしました。


この後にゴリゴリと削るので中まで完全硬化させます。その間にサイドステップをマスキングしていきます。

エアロ3点セットの中で1番互換性がありましたが、それでも大きな隙間が出来てしまいます。
痛車なので人様に見せる機会も多いでしょう… せっかくなので隙間を埋めます。

サイドステップは形状が複雑なのとドア開閉に伴い盛れないので裏側にFRPを当てます。
リアフェンダーとサイドステップをマスキングしてまずは型作りです。


なぜか右の方が隙間が大きいです…


ペラペラのガラスクロスを重ねて使えば複雑な形状にも対応できます。


お次は1番の問題であるリアです。




後ろ





まず分割したエアロを固定するのもえらい大変でした。
レーザーを当ててズレがないか確認してけがいて穴あけてと…

そして延長もですがリアのタイヤアーチにでかい隙間があります。
ダサいのでこれも埋めます。

タイヤハウスの隙間をマスキングして


位置がズレないようにアルミを裏から当ててます。


延長部分はこれでガッツリ固定して盛ります。


リアも外してから裏当てします。
まずは表からガッツリと固定です。


真ん中も4層ぐらい乗せました。


サイドとリアの硬化を待っている間にフロントが固まったので削ります。

今後も使うだろうと電動サンダーを買いました。


聞いた事ないメーカーの4000円かハイコーキの12000円…Amazonと睨めっこをしますが露骨に性能差が出る工具です。

選ばれたのはハイコーキでした。


やはりハイコーキは良いです。おすすめメーカーです。

強度は裏側で出して表は整形用に掘る勢いで削りました。


ここにFRPタルクをパラフィンと混ぜ混ぜしてパテを作ります。


1:1でパラフィンとタルクを混ぜるといい感じの粘度になりました。


パラフィンなので硬化剤を入れないと固まりません。今回は1:1で作ったので重量の半分がパラフィンです。
その分の硬化剤を入れてしっかり混ぜます。


これをフロントに塗りたくって硬化の間にサイドとリアを取り外します。
普通に休む間がないと言うか1人でやるもんじゃねぇなこれ笑


今度は後ろから補強をしていきます。


真ん中もしっかりと補強します。


サイドは表から盛ったFRPを外してからマスキングして固定します。
ピンク線が必要な部分でここまで裏側から持っていきます。


硬化したらサイドとリアも削ります。


電動サンダーやグラインダーでゴリゴリと削ります。


表はあとで整形するので容赦なく削ります。


ちょっとやり過ぎました笑


フロントと同様にパテを持っていけば…


ようやく形になってきました。


こんだけ盛ってもほとんど削り落とされちゃうんですよね。


なかなか固まらないのとキリがいいので今回はここまでです。
これが硬化してから削ってパテ盛ってを繰り返して整形していきます。

塗装までしないといけないのに間に合うかな…?
まぁなんとかします笑
Posted at 2024/02/12 19:04:43 | コメント(0) | トラックバック(0)
2024年01月07日 イイね!

カーボン買ってボンボンになろう

カーボン買ってボンボンになろうよく富裕層のJrをボンボンと言いますね。

私の独断と偏見にまみれた調査では、ボンボンが乗っている高級車にはふんだんにカーボンが使われています。つまりカーボンは高い、そのカーボンをたくさん使った車を作れば…

社外ボンボンの誕生です。純正ボンボンではないので後付けボンボンやボルトオンボンボンとなるでしょう。

今回はゆやんR改め、ゆやんR社外ボンボン2024年モデルを作るお話しです。
すげぇですね。ここまで200文字くらい使ってますが何を作るか全くわかりません。今回のクソブログいい感じのクソスタートです。




話を遡り事の発端は2022年4月に作ったフラットボトムです。

アルミフレームを作って

アルミ複合板を貼って

フラットボトムに


リアディフューザーも作りましたね。



そして壊れました。

壊れた原因は熱と空気と段差です。そしてそこにタイヤを外した状態でウマから落下というトドメを刺しました。

そもそもアルミ複合板は看板など固定して使うものであります。
フルスケールメーターが振り切ってオドメーターまでいってしもた、などと言うスピード域で使う事は想定されておりません。

もうクタクタになった死にかけのおじいみたいなアルミ複合板を見てさすがに可哀想になりました。
そこでゆやんにご相談です。

「フラットボトムやリアディフューザーをフルカーボンで作りたいやで」
「ボーナス出るでええやでw」

ボーナスが出て一時的にボンボンになったゆやんからGOが出たので素材を発注します。
今回用意するのは1820mm×910mmに厚みが3mmのカーボンです。アルミ複合板を剥がしてそのまま入れ替えれるように、アルミ複合板と同じサイズにします。
当然そんなサイズはポンと売ってないので特注となりました。

いやいや…


デカすぎて固定資産税掛かりそうだな。


アルミ複合板の10倍以上するので取り扱いにも気を使いますね。
このサイズの作業机はないので届いたダンボールに乗せて加工していきます。

まずは落下災害から学んだ輪止めです。


このブロックに乗せての不安全作業…


それも今回でおさらばです。
そもそもフラットボトム化をあとから作るとジャッキポイントやウマポイントが隠れます。メーカーもそんな事は想定してないのであたりまえ体操です。
その結果ウマがかけれなくなりブロックに車を乗せて作業していました。まぁ普通に危ないので今回はジャッキポイントとウマポイントを作ります。

フロントはフレームから延長してリアはメンバー取り付け部分から延長します。


まずはガス管用のステンレスパイプを使ってフロント用のジャッキポイントを作ります。




これをフロントメンバーの元から空いてる穴を使ってボルト固定します。
そしてアンパネに穴を空けると少しズレましたが穴からジャッキポイントがこんにちはです。


フレームからパイプを生やします。


そこに穴を空けてウマをかければ…


アンパネを付けたままウマに乗せれました。


なんでパイプなのかと言うとジャッキとウマ用の治具としてこんなのを作りました。


いくらジャッキポイントを増やしても飛び出せば地面とヒットして最悪メンバーが曲がる大惨事になります。なのでパネルとツラか少し内側くらいにしています。

しかしジャッキを入れた時に覗き込んでもよく見えません。他の所をジャッキアップすればパネルが壊れるのでどうすればいいか…

パイプとテーパーの治具は先端さえ入ればあとは勝手に入ってくれます。その先端を入れるところを十分見えるので安心です。

リアはパネルを入れ替えてからじゃないと調整出来ないのでまずはそっちを片付けます。

リアディフューザーを解体していき


ひたすらリベットを外してパネルを取ってはカーボンに入れ替えていきます。

リベットの頭をドリルで飛ばす→残ったリベットを打ち抜く→リベットを入れる→リベットを打つ

この流れ作業に後輩達が手伝いに来てくれました。4人で行う生産ラインにより効率は上がりましたが、安全教育やKYTを一切していない労災待ったナシの現場です。

センターパネルのカーボンを貼り終えました。


実はこの中に職業お坊さんが居るので労災が起こっても救急車が来るより早く成仏させれます。安心ですね。

リアのウマポイントも取り付けて穴を空けます。


リアはめっちゃピッタリ空けれてにっこりです。

いよいよリアディフューザーを作っていきますが、今回は私の32と同じ固定方法に改良します。
まずフレームにある穴にナットを溶接して、そこでサブフレームを脱着出来るように作ります。


34はリアにアテーサのアキュムレーターポンプがあるので固定箇所が左右非対称になります。


このフレームをベースにしてカーボンを貼っていきます。


本溶接の時に歪ませてしまうので付けた状態でなるべくたくさん仮付けして外しては本溶接です。


カーボンをクランプして


穴を空けて


リベットで固定を繰り返していきます。


今回は前よりも空力は落として伸び重視にします。
デザインはこんな感じです。手描きですがゆやんは絵が上手いねと褒めてくれました。イェイ!






型紙はダンボールで作ってはカーボンにけがいて同じ形を作ります。


燃料クーラーの場所も変更となるため場所探しをしましたが、フレームに付けることになりました。
ボルトオン固定にしたのでディフューザーを外す時も簡単に外せてホースも抜かなくていいです。


見えてもかっこいい物では無いので黒に塗って


車体に付けます


お次はディフューザーのアンパネ部分ですが、ここはナッターを打ち込んでボルト固定です。
これが脱着出来ないとフレームを外せないので…


そしてフラップとしてぶった切ったGTウイングを付けます。
今回は固定しますがゆくゆく可変させてDRSにします。


フラップに当たらない形にフィンを作って


なかなかいかついですね…


あとはサイドジェネレーターを付けて




完成です。

降ろしてみるとなかなかにいかついですね。








セッティングがてら湾岸に上がりましたが前の仕様よりも安定してるようです。
エアフロもΦ100デュアルになり張り付くこともなくなりました。

しかし今度はブースト計の目盛りが足りなくなりました。


どうして…
Posted at 2024/01/10 10:15:07 | コメント(0) | トラックバック(0)

プロフィール

「モリハラ問題 http://cvw.jp/b/970338/48096638/
何シテル?   11/20 16:37
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