
よく富裕層のJrをボンボンと言いますね。
私の独断と偏見にまみれた調査では、ボンボンが乗っている高級車にはふんだんにカーボンが使われています。つまりカーボンは高い、そのカーボンをたくさん使った車を作れば…
社外ボンボンの誕生です。純正ボンボンではないので後付けボンボンやボルトオンボンボンとなるでしょう。
今回はゆやんR改め、ゆやんR社外ボンボン2024年モデルを作るお話しです。
すげぇですね。ここまで200文字くらい使ってますが何を作るか全くわかりません。今回のクソブログいい感じのクソスタートです。
話を遡り事の発端は2022年4月に作ったフラットボトムです。
アルミフレームを作って

アルミ複合板を貼って

フラットボトムに
リアディフューザーも作りましたね。
そして壊れました。
壊れた原因は熱と空気と段差です。そしてそこにタイヤを外した状態でウマから落下というトドメを刺しました。
そもそもアルミ複合板は看板など固定して使うものであります。
フルスケールメーターが振り切ってオドメーターまでいってしもた、などと言うスピード域で使う事は想定されておりません。
もうクタクタになった死にかけのおじいみたいなアルミ複合板を見てさすがに可哀想になりました。
そこでゆやんにご相談です。
「フラットボトムやリアディフューザーをフルカーボンで作りたいやで」
「ボーナス出るでええやでw」
ボーナスが出て一時的にボンボンになったゆやんからGOが出たので素材を発注します。
今回用意するのは1820mm×910mmに厚みが3mmのカーボンです。アルミ複合板を剥がしてそのまま入れ替えれるように、アルミ複合板と同じサイズにします。
当然そんなサイズはポンと売ってないので特注となりました。
いやいや…
デカすぎて固定資産税掛かりそうだな。
アルミ複合板の10倍以上するので取り扱いにも気を使いますね。
このサイズの作業机はないので届いたダンボールに乗せて加工していきます。
まずは落下災害から学んだ輪止めです。
このブロックに乗せての不安全作業…
それも今回でおさらばです。
そもそもフラットボトム化をあとから作るとジャッキポイントやウマポイントが隠れます。メーカーもそんな事は想定してないのであたりまえ体操です。
その結果ウマがかけれなくなりブロックに車を乗せて作業していました。まぁ普通に危ないので今回はジャッキポイントとウマポイントを作ります。
フロントはフレームから延長してリアはメンバー取り付け部分から延長します。
まずはガス管用のステンレスパイプを使ってフロント用のジャッキポイントを作ります。
これをフロントメンバーの元から空いてる穴を使ってボルト固定します。
そしてアンパネに穴を空けると少しズレましたが穴からジャッキポイントがこんにちはです。
フレームからパイプを生やします。
そこに穴を空けてウマをかければ…
アンパネを付けたままウマに乗せれました。
なんでパイプなのかと言うとジャッキとウマ用の治具としてこんなのを作りました。
いくらジャッキポイントを増やしても飛び出せば地面とヒットして最悪メンバーが曲がる大惨事になります。なのでパネルとツラか少し内側くらいにしています。
しかしジャッキを入れた時に覗き込んでもよく見えません。他の所をジャッキアップすればパネルが壊れるのでどうすればいいか…
パイプとテーパーの治具は先端さえ入ればあとは勝手に入ってくれます。その先端を入れるところを十分見えるので安心です。
リアはパネルを入れ替えてからじゃないと調整出来ないのでまずはそっちを片付けます。
リアディフューザーを解体していき
ひたすらリベットを外してパネルを取ってはカーボンに入れ替えていきます。
リベットの頭をドリルで飛ばす→残ったリベットを打ち抜く→リベットを入れる→リベットを打つ
この流れ作業に後輩達が手伝いに来てくれました。4人で行う生産ラインにより効率は上がりましたが、安全教育やKYTを一切していない労災待ったナシの現場です。
センターパネルのカーボンを貼り終えました。
実はこの中に職業お坊さんが居るので労災が起こっても救急車が来るより早く成仏させれます。安心ですね。
リアのウマポイントも取り付けて穴を空けます。
リアはめっちゃピッタリ空けれてにっこりです。
いよいよリアディフューザーを作っていきますが、今回は私の32と同じ固定方法に改良します。
まずフレームにある穴にナットを溶接して、そこでサブフレームを脱着出来るように作ります。
34はリアにアテーサのアキュムレーターポンプがあるので固定箇所が左右非対称になります。
このフレームをベースにしてカーボンを貼っていきます。
本溶接の時に歪ませてしまうので付けた状態でなるべくたくさん仮付けして外しては本溶接です。
カーボンをクランプして
穴を空けて
リベットで固定を繰り返していきます。
今回は前よりも空力は落として伸び重視にします。
デザインはこんな感じです。手描きですがゆやんは絵が上手いねと褒めてくれました。イェイ!
型紙はダンボールで作ってはカーボンにけがいて同じ形を作ります。
燃料クーラーの場所も変更となるため場所探しをしましたが、フレームに付けることになりました。
ボルトオン固定にしたのでディフューザーを外す時も簡単に外せてホースも抜かなくていいです。
見えてもかっこいい物では無いので黒に塗って
車体に付けます
お次はディフューザーのアンパネ部分ですが、ここはナッターを打ち込んでボルト固定です。
これが脱着出来ないとフレームを外せないので…
そしてフラップとしてぶった切ったGTウイングを付けます。
今回は固定しますがゆくゆく可変させてDRSにします。
フラップに当たらない形にフィンを作って
なかなかいかついですね…
あとはサイドジェネレーターを付けて
完成です。
降ろしてみるとなかなかにいかついですね。
セッティングがてら湾岸に上がりましたが前の仕様よりも安定してるようです。
エアフロもΦ100デュアルになり張り付くこともなくなりました。
しかし今度はブースト計の目盛りが足りなくなりました。
どうして…