2013年09月01日
何処から書こうか迷ったのだけど、室町時代当たりから書いてみます。
そもそも、このわび・さびというのは利休活躍の前後になるはずです。
ソレ以前、焼き物と言えば唐高麗物が高級品というか大名やら将軍やらに献上される逸品として庶民には縁遠いもの。
で、利休登場のわびさびで、唐高麗物において出来損ない
とされていたシミがあったり歪んだりしている失敗作を商品に仕立て上げたのがコノころから
ソレ以前に唐高麗物において真っ白な焼き物でなければ宮廷等の献上物として使えない。
しかし、日本(当時は日本ではなかったが以後日本としておく 沖縄は別)
ではソノ白い焼き物は技術が無く出来なかったのです。
要するに、技術が無く出来ないなら出来るモノを口先で言いくるめて価値を高めようキャンペーンがはられたわけで、結果大成功。
まあ、たしかにわび・さび良いでしょう。
でもね、欧州等と建築物を比べてください。
都市の発展のさせ方、国の発展のさせかたを比較してみてください。
日本の構造物は地震に強い。なんてのは大噓なのは明白で東大寺だったかうろおぼえだが、耐震性の関係で和式ではないのです。
(この辺り、過去の大地震の時に和式の寺院は崩れたが西洋人によって設計された寺院のみ残ったという話も有ります)
話が逸れましたが、技術という側面から歴史を遡っても昔から上記のように噓で塗り固めて来た民族的傾向が有るのです。
なぜ、このような馬鹿げた神話にのって価値のないものに、高い価値があると錯覚してしまうのでしょう?
そこには権威主義という独特の判断基準が広く深く浸透し続けているからでしょう。
アノ大名が、将軍様が・・・というふうな まあ、今で言うとキムタクが、たけしが・・・AKBが といったような感じですかね。笑
原発で言うと東工大教授がMITが どういったこういった。みたいな
で、ぐっと最近の話に戻してバブル時の日本。
正に室町時代よろしく、正当な価値判断ができずロックフェラービルを買ったり
ゴッホを買ったりして、バブル崩壊後に数分の一から数十分の一で元の持ち主に返っていきましたね。
ビルや絵画だけならまだしも、不動産や会員権等等成金街道まっしぐらだった
日本人が買ったモノは膨大でした。
これだけ救いがたい経験をしても、今なお懲りずに全く同じ行為を繰り返している事に驚きというか、呆れというか、言葉も無いです。
安全安心の、強くて高級、エコロジーエコノミー、芸能人を使って垂れ流される
欺瞞と虚栄の情報を元に我が国だけ得意な市場を形成し、そしてソノ言い訳を次々と考え流布し続けているのです。
そこには、朽ち果てたわび・さびだけが有り、新しい芽等の育つ場は一切無い。
Posted at 2013/09/01 20:37:37 | |
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