以前にも書いたのだけど、
ハイブリッド車を買う。ー>燃費が悪いー>運転の仕方が悪いー>
徹底したエコ運転の習得ー>燃費が上がる。
この
バカげたハイブリッド信仰技術が実践されているのは間違い無い。
一般の車種にも、コレは当てはまるがハイブリッド車購入層のソレは桁違いと思える。
まあ、ソレは本題ではなく
今回は操作ミス。特にペダルの踏み間違いを検証してみよう。
操作ミスと断言するには、ペダルの角度とスロットル開度の記録
(トヨタEDRには、スロットル開度が数秒間しか残りません
その上、データに信憑性が無いとトヨタ自身が裁判で証言しました)
ペダル配置の適切さ 最低この三つが無いと検証出来ません。
しかしながら、操作ミスと断言され牢屋に入れられたり人殺しにされたり
している人が沢山居るのです。
酷い事にソレを捜査検証する警察、検察、裁判官等がトヨタやホンダ
に天下りしているのです。
九年間で
明らかに増えているのが、踏み間違いとブレーキ不適操作。
これは、トヨタ車暴走関連欠陥のときマスコミも援護隊(御用学者やヤメ検、警察)も良く使っていたネタである。
で、愛知県警が交通事故データの捏造をしていたと言うのが昨今露呈した。
これを踏まえた上で譲歩し、「踏み間違いとブレーキ不適操作」は
上記のグラフの通りと考えて話しを進めてみよう。
まず、面白い実例。
ペダル操作ミスは、どうしておこるのか?の問いに
「乗り手の身長が関係し、悪いポジションになっている」
という如何にもな理由をいう人が居る。
この類いの人は全くデザインを解っていないのである。
乗り手の身長が関係しているのなら、免許取得に必要な最低最大の取り決めを行うべきであろう。
まず、そんな話しにならない、そんな因果関係は誰も言わないからだ。
いえ、絶対に言えないのです。無い事を証明するのは不可能。
確かに足の長さでペダル間移動の角度が変わって来る。
しかし、免許取得は18歳からであり免許取得後巨大化したり小さくなったり
日本人がするのだろうか?
皆、身近に有るキーボードを叩いているはずだが、コレにはJIS配列と
US配列等 色々な配列が有る。私はUS配列を使っている。
リターンキーの大きさがかなり小さいのです。他にも色々違います。
皆さんも普段と違った配列のを使ってみて欲しい。
タイプミスは、目に見えて多くなる。(勿論ブラインドタッチで)
ペダルとキーボードは対象を見て操作しない。
体・・いや脳がその位置を覚えて操作するのは間違いないのです。
回数が多い程、また単純な程 刷り込みは深い。
となると、ブレーキアクセルの位置は当然 どの車に乗っても
同じポジションに来る様になっていないとダメなのです。
しかし、そうはなっていません。驚く事に右ハンドル 軽自動車 小型車
といういかんともし難い規格の上に容量をほしがるユーザー層の日本。
ペダルの位置はタイヤハウスとの干渉を避けるため大きく左に配置されるしか有りません。
では、なぜ問題にならないのか?しないのか?
メーカーはコレを回避する技術は無く、消費者にそんな事に気付く人間が極端に少ない。
むしろ、空間容量を優先し選ぶ人が多い。メーカーも広さをアピールして売っている。
ざっと、これらの三つでしょう。
身長が車種に合わないので妙な配置になる というのはユーザーとして
欠陥としか言いようが無い理屈です。
この考えには 踏み間違いが多発するのは乗り手が車種ごとの対応をあやまっているから
使用者の責任だという考え方が根底になります。
では、そう言う人にはキーボードを色々変えてタイプミス 非効率性が
有った場合責任をとってもらわないとダメですよね。
別にキーボードに限りませんよ。GUIもソレらが当てはまります。
現在どうか知りませんが、マックとウィンはかなり違います。
例えばウィンで狼狽 驚愕したのは Yes No の配列がアプリによって
バラバラだったという事や、ウィンドウにメニューが表示されるという事。
まあ、ウィン使ってる人はコレ当たり前なんですがね!
Yes No の配列がアプリによってバラバラなら その都度どちらか目で見て
確認しないと誤操作がおきます。逆に常に同じ配列ならそんな事は起きません。
メニューバーもそうですしアイコンの位置もそうでしょう。
整理整頓し効率アップも、分類わけし同じ位置が基本です。
そんな当たり前の事を理解出来ない人はいないでしょう。
解りませんか?
目的の本を本棚から取り出す。
この単純な行動を効率的にするには、いつも同じ場所にその本が有る
というのが大前提になります。身長も関係して来ますが
身長が低すぎて見えない、或は届かない人はいつも見えない届かないので
本は一度たりとも取れないのです。自動車で言うなら免許は取れません。
自動車のペダルはMTで三つ これを
本に例え 見ずに取るという事になります。
本の位置が、一冊分ずれていたらはたして上手く取れるのか?
必ずピッキングミス確立があがるです。
自動車の買い替えサイクルは7~8年と言う事ですので
その間、繰り返し位置を学習してしまうのが人間。
さあ、乗り換えた自動車のペダル配置が違っていたらどうでしょうか?
ミスしたら、それは身長と車種があっていなかった。
と言う結論になるのでしょうか?
デザインの基本中基本を理解出来ていない人がデザイン関連の仕事をしているのです。
それが、とんでもない設計や大間違いの概念を根付かせ、日本製品のアノ無様な欠陥オンパレード
扱いにくい非効率なインターフェイスを生み出したと言っても言い過ぎではないでしょう。
誤操作を生み出しにくい、そして楽に操作出来て効率的。
その基本はレイアウトである。
レイアウトがバラバラなら、使い手はその都度習得し直さないとダメになる。
習得の不得手な人は誤操作をしてしまう。誤操作まで至らずとも疲れてしまいます。
最初に書いた、ハイブリッド車を買う。ー>燃費が悪いー>運転の仕方が悪いー>
徹底したエコ運転の習得ー>燃費が上がる。
の馬鹿げた思想と全く同じなのが
踏み間違いをする 疲れるー>身長と車種のミスマッチー>ユーザーの誤操作(責任)
という誠に馬鹿げた考え方なのです。
これを読まれた皆さんも、今一つデザインについて考えて欲しいものです。
補足
トヨタ車が欠陥により暴走した一つの原因として、BOSが非装着だった。
というのは以前の記事や掲示板に再三再四書きました。
これはフェイルセールという考えが有り実装された例です。
不思議な事に、左ハンドルでペダル配置に問題はおこりそうもない
欧米メーカーはコレを実装し、トヨタホンダ等は全くしていないのです。
つまり、全く気にしていない興味も無いと言うのがあからさまに製品に出ている一例です。
このような例はキリがありませんが、原発のベントフィルターの有無も同様。
日本のはベントフィルターが今も有りません。スリーマイル事故でも
炉圧の変化に気付かなかった原因はパネルのレイアウトに有りました。
詳しい内容は、後藤政志さんの原子炉の解説等で勉強すれば解るはずです。
Posted at 2013/05/07 17:55:35 | |
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製品欠陥 | 日記