2003年08月17日
45扁平のタイヤ交換初体験(作業のコツ?)
なかなか日記を書くネタも無く…
(ホントはいろいろありますが、チョット抵抗あるネタだったり)
先日、同僚所有車両のタイヤ交換をしました。
タイヤチェンジャーを借りて、作業はいつものように楽しく…
…とはいえない位に汗ビッショリになりました。
…季節も関係しますが…
と言うのも今回交換したタイヤは
205/45-16
今まで私が交換作業したタイヤのなかでも一番の扁平率です。
(これまでの作業経験は60~82%の扁平率&バイクのタイヤです)
サイドウォール部が狭く、全体として固い感じで作業はやや難航!
車の持ち主と、丁度その場に居合わせた後輩の合計三人がかりで
タイヤを必死に押さえつけました。
(タイヤレバーに相当する部分の反対側周辺を充分にホイールの
凹み部に落とし込む為)
今回の教訓!
『ビートワックスの塗り過ぎは逆に作業を難航させます』
滑りが良すぎるとタイヤを嵌めるそばから同時に
飛び出して外れていきます (;^_^A
まぁ4本交換する頃には馴れてきますが、
はじめの一本は皆で悪戦苦闘しました。
いゃ~、塗りすぎたら少し拭けばいいだけだったのと、
落とし込む範囲が不充分だっただけですが…。
ちなみに作業順序です。
画像がないので、想像をたくましくしながら読まないと
判りにくいです、その割りには文章が大ざっぱかも…。
興味がなかったら、この下はいっそ読まない方が
シアワセかもしれません m(_ _)m
【1】車をジャッキup…☆\(-_-;)その辺は省略します…。
虫ゴムを外します。そしてビート部分をチェンジャー右脇の
アイテムでホイールリムから落とします。
【2】ホイールを台に固定します。
固定箇所は内側と外側の両方選べますがアルミホイールなら
外側からリム部の固定が無難です。
(内側固定だと…始めての作業時に165/60-13ですが、
滑ってホイールごと上にせり上がってきて
ピンチになった事があります)
この外側固定時は、タイヤを挟んでないかを確認します
(ホイールサイズとサイドウォールの堅さによっては
挟まりやすいです)
リバースリムタイプだと反対向きに固定するはず
(ホイールの表面が下)なので傷防止にリムプロテクター
みたいなモノが必要です。
【3】タイヤレバーに相当する部分
(アームが伸びてきている所…う~ん部品名が判らない ^_^;)
に空気を入れるバルブがくるようにタイヤを回転させ
(外す時はどちらかというとバルブ位置をアームより少し
戻した場所にした方がいいようです。)
そこから作業開始です。
手に持つ『タイヤレバー』でタイヤをめくります。
※この時は反対側周辺をホイールの凹みに落とします。
目安は時計でアーム位置を12時とした時4~8時位です、
範囲が広いほど機械の負荷は減りますが体力を使います。
(中にワイヤーが入っている為ゴムみたいに伸びる事はない
ので、突っ張ってしまい作業出来ません)
【4】落とした側を手で確実に保持し、タイヤを回転させます。
回転に合わせて押さえている手も少しずつ移動させます。
半周を超えたあたりでもうタイヤが外れている事が判ります、
が、そのまま一周させ次の作業に備えてバルブとの位置関係を
同じ位にします。
(チェンジャーの種類によっては、勝手に台が回って同じ位置に
戻るモノもあります)
【3~4】を2回繰り返すとタイヤが外れたハズです…、
同時に少しだけ汗もかいたハズですf(^ー^;
次に嵌める手順です…
とはいっても、たいして操作は変わりません。
でも、大汗をかくかもしれません…。
【5】新品タイヤのビート部にビート用ワックスを塗ります。
※今回、塗り過ぎは『交換作業にも良くない』事を学習しました。
ちなみに、もともと塗り過ぎは嵌めた後の急な操作等で
回転方向にタイヤがズレてしまうので良くありません、
ワックス乾燥&ビート密着、そして空気圧によるタイヤの成長
(空気圧の低下)が済むまでが『慣らし』です。
※この為にも、慣らし中は『急が付く操作』は止めましょう。
【6】回転方向(タイヤ排水パターン)を確認してから嵌めます。
サイズにもよりますが、内側(裏面側のリム)は
ビートワックスでタイヤを滑らせば手だけで嵌められると
思います。
一方、外側は機械で嵌めないと、マズ無理でしょう。
外す時はエアバルブ位置をアームより少し戻した場所と記述
しましたが、嵌める時は少し送った場所の方が良いようです。
この理由はタイヤのビート部分をホイールの凹みに落とす時に
バルブの内側の突起に干渉するのを防ぐ為です。
(特に金属ネジ固定タイプのエアバルブ)
装着時、ホイールの凹みに落とす部分の目安は…
時計でいうと12時から嵌ったタイヤを回転に合わせて
2~9時位まで順次範囲を拡げながら押さえていきます。
この時、押さえる範囲が狭かったり不充分だと8~9時あたり
から、せっかく嵌めたタイヤが引っ張られて外に飛び出して
きますf(^ー^;
ワックスで滑るのも原因ですが、凹み部に押さえるのが大変な
『高扁平率タイヤ恐るべし!』と実感する事うけあい…。
【7】嵌め終わったら、空気を入れる前に黄色いマークを
バルブ位置に合わせます。(重量バランスの目安です)
その後、上から手で押してリムとの接触を浮かせて、
表裏リムの回転方向の歪みをとってやります。
…これが歪んだままだと偏摩耗の原因になると思います。
過去に一回だけですがトレッド面が偏摩耗したタイヤを
見た事もあります。
タオルを絞った時のねじれみたいな摩耗です。
(アライメント不良や走行条件により荷重がかかって、
ブロックの一つ一つがノコギリ歯のように斜めになるタイプの
偏摩耗の事ではありません)
偏摩耗防止対策はねじり負荷が付いたままエアを入れない事と
充分に密着するまでは急な動作をしない事でしょう。
【8】エアを入れ『パンッ!パンッ!』と2回リムに密着する音が
したらエアを規定値より1割ほど多めに入れてやってほぼ終了
音がしなくても嵌っている場合があるので耐圧限界以上は空気
を入れないで下さい。
また規定値に調整してもタイヤ内壁が圧力で外に膨らむので、
新品タイヤ装着直後は比較的早い期間で空気圧がどうしても
下がります。
その為1週間ほどして、もう一度空気圧を確認して終了です。
ホイールバランスはまだ、自分自身で作業した事がなく作業工程を
説明出来ないのでココでは触れません。
ホイールのインチサイズ、リム幅等設定しないと調整は無理かも?
う~ん、軽く書くつもりだったのですがすっかり長文に…
しかもココまで書いてきて、説明の項目数的にも整備手帳ネタだ!
と思いました。
もっとも、画像をとってないんで機会があるまで保留、
気が向けば追加してupします。
私の日記ってこんなのが多い気も…
デジカメ持たない&撮影する着意があまり無いのが原因ですネ。
(現在、RV用15インチタイヤの相談を受けていて、もしかしたら交換作業するかもしれませんので、その時にでも…?)
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Posted at
2003/08/17 01:29:28
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