ドライバッテリーを室内に設置(ハンドリング向上!)
1
純正バッテリーをドライバッテリーへと変更。
その際エンジンルームから助手席下へ設置場所を変更しました。
これによりハンドリングの向上が達成出来ました。
主な感想としては、先に日記にも書きましたが
走行中、僅かではありますが、常に車が軽い感じ。
もちろん真っ直ぐ走るなら変化を感じるはずも無いですが
直線道路でも僅かにハンドル修正等すればスグ気付く程です。
特にハンドルを左右に揺すった時の反応が良く、
その時の車体の揺れも、今までよりもはるかに早く収まります。
また、若干の軽量化も出来たので
燃費やその他の性能も少しは良くなるかな?という期待も少し…
ちなみに加速は体感出来るほどの差はありませんでした(^_^;)
おおよその数値ですが(縦・横・高さ・おもさ)
純正品(規格38B20L)
19cm×12cm×20cm 重さ10kg
ドライバッテリー(WP22-12)
18cm×8cm×17cm 重さ6.3kg
見た感じは二回り以上も小さく感じます
画像も参考にしてみて下さい。
2
まず、チョット堅苦しく、非常に重要な話から!
圧着端子について…
今回の作業はケーブルの導通能力を100%使える事が重要です。
いい加減な方法ではセル・クランキング等、大電流が流れる際に
圧着部からの発熱等も考えられるのでキチンとした工具が使用できない時は
作業を止めて下さい。
私の整備手帳のアース線強化
『22スケア極太アーシング』
http://www.autov.net/ClubCarDetail.asp?Mode=3&UserCarID=12796&UserCarNoteID=1743
では
『純正アース線に追加』という形なので
追加配線は「補助的な立場で充分」として
圧着は万力を使った、結構いい加減な方法です。
おそらく中の銅線は完全には密着していないでしょうから
今回の作業には厳禁です。
ちなみに私は圧着工具を持たない為に
ケーブル通し作業の為に、バッテリー取り外し
↓
ケーブル通し&室内取り回し処理後、長さを確認してケーブルカット
↓
移動の為に、純正バッテリー取り付け
↓
圧着工具を借りて圧着作業
(工具の持ち出しは迷惑かと思い頼まずに、その場で圧着作業する為)
↓
自宅に戻って、バッテリーを降ろして作業再開
という、手順をとりました。
全ては『確実な作業の為』です。
いい加減な作業での圧着不足は、要求される電流の導通を満たす事が
出来ないでしょうから、加熱や火災事故の元になります。
他の整備手帳の
『とろけるヒューズ・・・(電気って恐い・・・)』
http://www.autov.net/ClubCarDetail.asp?Mode=3&UserCarID=10977&UserCarNoteID=3480
も電気事故の恐怖という点で、少しは参考になるかもしれません。
おせっかいですが、念の為…
あっ!アース線の圧着もやり直せば良かった!
まぁ、後日…という事で(¨;)
3
さて…話はやっと本題になります。
純正ハーネスを通している部分を利用して追加のケーブルを通します。
Keiだと場所はバッテリーの奥、
この画像では先の説明通りで、既にバッテリーを降ろしています。
今回はバッテリーを降ろす事も実施内容に入ってますが
それ以外の作業(例えばオーディオの電源ケーブル追加等)でも
スペースの都合上バッテリーを降ろさないと作業は出来ません。
【左側画像)
ケーブルを通す前です。
…と言っても、既にバッ直や補助灯その他のリレー制御線等
DIYの追加が数本あり、イッパイ・イッパイ…
純正ハーネスがその奥に隠れて見えない程です。
左側の仲間はずれの様に見える『太くて赤いケーブル』が
今回追加するプラス側です、この太いケーブルを通さなくてはいけません。
方法は「あらたに穴を開けて通す」か、「既にある管部分に通す」かのふた通り、
防水性を考えると『管部分』を通す方があきらかに有利です、
しかし、普通には絶対通らないと思える配線の太さ…
(既に追加した分もありますし…出来る事なら±の2本とも通したい)
そこで、楽な方法を一つ紹介しておきます。(右側画像)
【右側画像】
管に通す事が出来て、固くて折れ曲がらない棒を用意します。
(私は身近にあった尖っていない鉛筆を用意しましたが折らないように注意)
右図のように管の中に通して、外方向に引っ張ります。
空いた空間に目的のコードを通します。
(前フリの割にはスゴク簡単でした♪)
この時のゴムの伸びと、剛性感から、
『出来るッ!(ちぎれない)』と判断できたので
マイナス側のケーブルも同じ場所に通します。
切れそうな感触があるなら、
「切ってでも通す」のか「別の方法を試す」のかも
判断する必要があると思います。
余談で…(この項目のバッテリーハズしを軽く流したので…)
バッテリー端子を外す時はマイナスから先に、
逆に取り付け時はプラスからです。
理由は、工具がボディに接触した時にショートさせない為です。
※この手順を守っていても注意する事が一点。
それは端子のネジを緩めている時に、もう一方の端子に工具を直に接触させない事です。
実は一度だけあったりするんですよね…馴れていても気を抜くと事故の元です。
バッテリーを三個使うと電気溶接にも使える位のパワーがあるそうです…
ちなみに人体に影響を与える電圧は40Vを超えた位からだそうなので、
工具を手にしていない限り、それほど神経質にならなくても良いでしょう…?
4
目的の二本のケーブルを通すとこんな感じです。
喩えるなら…
大きく口を開けて『ンガッ、ンガッ』状態です (;^_^A
…純正ハーネスの倍ぐらいのサイズになってしまいました。
この後で防水・絶縁テープを巻きます。
防水目的なら自己融着テープがお勧めです、
但し融着テープは「カドのある金属」の接触等に弱いので
その上から必ず絶縁テープを巻きます。
(私の経験だと絶縁テープは『ストレート』で取り扱っているハーネステープがお勧め♪
剥がす時に糊残りが少なくて、ベタベタしにくいので気持ちよく作業出来ます)
ちなみにストレートのURLは
http://www.straight.co.jp/netshop/default.html
で、pdfファイルのカタログもダウンロード出来ます。
ハーネステープは
『電工・電動ツール編stca2003-2004-10.PDF』
の、カタログに載っています。(約14MB)
『完全版』のカタログだと255MBにも達する量で、
インターネット環境によっては、大変苦労します。
私も半日ほど潰しました… w(-。-) ボソッ
5
忘れずに防水対策の「もうひとつ」の基本です。
コレはタダですが、気が付かない方もおられますので、忘れずに是非!
ケーブルを一旦、下方向に垂らします。
理由はケーブルに水分が付着した際に、
線をツタって室内側へ水が進入するのを防ぐ為です。
画像では、ケーブルの曲がり具合が判りやすいように
ケーブルの保護をしていませんが、この後にコルゲートチューブを被せます。
マイナス側は省略しても構いませんがプラス側は必須です!!!
エンジンルームはこの後ケーブルに端子を圧着してバッテリー端子につけたら終了です。
(急なトラブルに備えて純正バッテリー端子は残しています)
6
次に室内側です。
サイドシル部分に這わせてシート下まで伸ばします。
といっても、サイドシルのカバー内には収まらないので
どちらかというと『床面のサイドシル側の脇』に沿わせたといった方が良いでしょう。
シートを固定する部分のフレーム側に隙間があるのでその中を通しますが
この部分にも忘れずにコルゲートチューブを取り付けます。
7
配線を通し終わって、長さを確認しケーブルカット
そしてカバーを戻し、圧着端子を装着した所です。
(途中、場所を移動してます…2図で説明した通り)
専用工具での作業はとても楽だし、確実!
端子の仕上がりも綺麗です。
画像ではケーブルをスグ上に持ち上げていますが
取り付け状態では穴からスグにシート下に伸ばしています。
目立たなくするには、もう少し奥に穴を開けた方が良かったかもしれません。
8
取り付け終わったドライバッテリーです。
面ファスナーテープを貼って床面の繊維に固定しようとしましたが
手持ちが無かった為にタイラップバンドを使用しました。
但し、今後の作業(オーディオ電源ケーブル等のバッ直配線)
に備えて左右両側の固定は取り外し可能なタイプのタイラップバンドを使っています。
プラス側の絶縁対策としてテープを巻いていますが
画像では、まだ完全ではありません…たこ足配線追加後に続きをする予定です。
便利な、たこ足配線…?
画像左下がエンジンルーム側のソレです(ライト、補助灯、ホーン、オーディオetc.)
足が10本なのでイカ足ですネσ(^◇^;)
コレがマイナス側にも付いています、見栄えが良いものではありませんが…
室内側に作るのは、多分2~3本程度でしょう。
(ハッキリしている予定はオーディオ電源&サルフェーション除去?装置)
ドライバッテリー設置計画勃発から取付の顛末は以前の日記に書いています。
8月22日
http://www.autov.net/UserDiary.asp?Page=User&Start=1&UserID=9931&UserDiaryID=12922
8月23日
http://www.autov.net/UserDiary.asp?Page=User&Start=1&UserID=9931&UserDiaryID=12989
最後にコピーですが、これだけはココにも記載しておきます。
【心配事…】
私の装着したドライバッテリーの技術資料によると
充電電流の上限が6.6Aだという事です。
ちなみに、純正バッテリーで充電電流を確認してみました。
エンジン停止中にライトオンでワザと放電させ、
テスターで12、1Vまでの放電を確認して終了。
1週間程乗らなかった時の放電状態だとこの位カナ?
その後エンジンを始動、その時の充電電流をテスターで測ると
(ライトを消して無負荷状態で測定)
約8A前後の値を示します…
ヤバイ…オーバーしてしまっています。
(-_-;)
その後、時間と共に次第に3A程度まで落ち着いてきました。
(時間の都合上、中断したのでそれ以降は未確認)
…まぁバッテリーのコンディションでも
大きな差があるでしょう、
このバッテリーは一度完全に上げてしまった前歴がありますし…
一方、ドライバッテリーは
装着直後に充電電流を測ってみると
1A程度から、それ以下だったので…
少しだけ救われる思いもしますが、過放電時が恐いです。
おそらく劣化してくると…
自己放電が多く(早く)なる
↓
充電電流が増える
↓
密閉タイプが故にダメージが大きい
と悪循環に陥り、
寿命を迎える瞬間があっという間に来てしまうような気がします。
今回の主役の『ドライバッテリー』の耐久性については
コレから人柱実験開始と言う事で… (;^_^A
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