コンパクトカーと侮ることなかれ - コルトラリーアートバージョンR
-
そぐー
-
三菱 / コルトラリーアートバージョンR
RALLIART バージョンR(MT_1.5) (2008年) -
- レビュー日:2024年5月2日
- 乗車人数:4人
- 使用目的:レジャー
おすすめ度: 5
- 満足している点
-
手頃なパワーと高い剛性。下駄車として買ったら中々に面白くてメインカーよりも稼働率が高い。
5歳の娘は「コルトちゃんでお出掛けする」とかなりお気に入りの模様。意地でも維持しなくてはいけない。 - 不満な点
-
経年劣化で白くなる樹脂部品。いっそのこと塗ってしまいたい。
アフターパーツが少ない。
アフターパーツというかホイールの選択肢がほぼ皆無。
今日日114.3の4穴って採用してる車無いよ…。
昔はハチロクとかあったんだけどなぁ~。 - 総評
-
当時コンパクトスポーツと言えばスイフトスポーツだった頃、三菱にもコルトという負けず劣らず、むしろ個人的には勝っていたんじゃないかと思える車がありました。
あっちは1.6リッターNA、こっちは1.5リッターターボ、税金が安い!ミッションはゲトラグ!各所にスポット溶接追加!もうバカ売れする要素しかなかったはずなのに、何故か日陰に追いやられてしまった不遇の一台…。なぜ一般受けしなかったのか!三菱だからさ…。という赤い人の台詞がどこからか聞こえてきそうです…。
所謂コンパクトスポーツとしては期待以上の性能であり、町中でもほぼ被らない(と思っていたが、割りとまだ生息している)。荷物もしっかり積めるし、後部座席を前に跳ね上げることでちょっとした荷物も積載可能(ただし自転車は乗らない)。
マイナー車ゆえにアフターパーツは少ないものの、手頃な価格で何か面白いコンパクトカーを探している人には胸を張っておすすめしたい!スイフトスポーツにしておけ!と…。
ってくらい通好みの車です。
- デザイン
- 4
-
パッと見は普通のコルト…いやいや、どう見たって普通のコルトとは一線を画す下品なボンネット(褒めている)により只者ではない感を醸し出している。バックミラーに映った日には、「あれ?何であの車焼き肉網をボンネットに乗せてるの?」と恐れられること請け合い。
アイデンティティとも言えるワンモーションフォルムは何とも伸びやかに美しく、この点に関しては当時三菱の車を全て豚顔にしたブーレイ氏に対し称賛を送りたい。その豚顔も台座を黒くすることでうまく誤魔化すことに成功している。
ノーマルコルトの優しそうな顔から、よくもまぁここまでワルガキっぽく仕上げられたものだ。
ランエボをカッコいいと思える人なら(世間一般からはゲテモノ顔と言われようとも)このデザインも間違いなく気に入ると思われる。
長い前置きだが、要は好みの別れるデザイン…。
唯一残念なのは樹脂パーツの経年劣化によるシロボケ。
ロールアウトされてすぐは綺麗でカッコいいのだろうが、白くなることで如実に古さを伝えてくる。お金があれば塗ってしまいたいところだ…。最近流行っているようだが、数年後には同様の悩みを抱えることになるので、覚悟しておいた方がいい。 - 走行性能
- 4
-
必要充分な動力性能で特に不満は無い。
ブーストがしっかりかかっていないと遅いが、それはターボの性質上仕方の無いこと。
時折電動パワステ特有の違和感が無いこともないが、この頃の電動パワステなんてこんなもんと割り切ってしまえば何てこと無い。 - 乗り心地
- 5
-
純正足(おそらく抜けている)であるが充分。
適度に硬く、しなやかにいなしてくれる。
タイムを望むと物足りないのであろうが、街中や峠道をやや速いペースで抜けていくには充分。
椅子がノーマル椅子であるが、これがまた座り心地が良い。今までレカロ信者であったが、サーキットにでも行かない限り、これで別に良いんじゃね?と思えてしまう。 - 積載性
- 4
-
後部座席が前後にスライドできたり、前に跳ね上げたりすることができ、かなり有能。
荷室側から椅子を倒すことも可能。
大人四人が乗車しても狭さはなく、この手のコンパクトカーとしては必要充分。 - 燃費
- 4
-
リッター10キロを下回ることはまず無い。
ハイオクではあるものの、これだけ運転が楽しければ充分な燃費性能であると思われる。
いや、燃費が悪いのは困る!って方はアクアへどーぞ。 - 価格
- 5
-
16万キロの車体をコミコミ60万くらいで購入しました。
全然良いです。
マイナー車ゆえのメリットです。 - 故障経験
-
前のオーナーがネジをはずしたら元に戻さない人だったようで、所々ネジが無いです。エンジンのプーリーを止めるナットが無かったときには笑えました。いや、笑えない…。
シフトの動きを伝えるブッシュが無くなっていて、ブッシュだけ変えれば良いやと思っていたら、アッシーごと交換ってのに驚きました…。
この車、所々にヨーロッパの部品を使っているらしく、壊れたらアッシーごと交換ってなるものが有るようです。
ハブベアリングが逝った時もごっそり交換で、通常の修理より高くつきます。
あと、そろそろ出てこない部品もあるとかないとか…。
クラッチを繋ぐとクゥ~ッと悲しそうに鳴きます。ディーラー曰くこんなもんらしいです。慣れます。
定期的にメンテナンスをすればそこまで大きなトラブルは起きないんじゃないだろうか(と信じたい)。
4G15は鋳鉄ブロックで、そこそこの耐久性はあると思う(思いたい)。むしろ逝くならミッションの様な気がする…。
窓ガラスが落ちます。
夏場に換気のために後ろの窓を開けたところ、両方の窓からバキッと素敵サウンド。それ以降窓ガラスが上がることはありませんでした。
窓ガラスとレギュレーターを繋ぐ部品が風化して割れる模様。ディーラー曰く「この車はよくありますよ」と。
よくあるなら対策部品だしてよと言ったところ、「これ、対策品です」って…。対策されてないじゃん…。
窓落ちしてから動かさなかったのが良かったのか、レギュレーターはほぼ無傷。ヤフオクで中古の窓ガラスを購入し、知恵の輪をしながら交換しましたとさ。
ちなみに素コルトもコルト+も窓ガラスは共通。
コルトラリーアートの窓だけ何だか高めの相場になっていたりもするので、これから変える方は気を付けなされ!
マイページでカーライフを便利に楽しく!!
最近見た車
あなたにオススメの中古車
-
ホンダ フリード 1.5 G ホンダセンシング(東京都)
179.9万円(税込)
-
BMW 3シリーズ 330e Mスポーツ(愛知県)
358.0万円(税込)
-
三菱 デリカD:3 1.6 M(福岡県)
118.0万円(税込)
-
シボレー HHR 2.2 1LT(静岡県)
93.6万円(税込)
注目タグ
ニュース
Q&A
あなたの愛車、今いくら?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!