ST250　Etype マーブルアステカオレンジ - ST250 Etype

マイカー

ST250　Etype マーブルアステカオレンジ

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スズキ / ST250 Etype
ST250 Etype (2004年)
- レビュー日：2021年6月1日
- 乗車人数：１人
- 使用目的：その他

おすすめ度： 3

デザイン：4
走行性能：4
乗り心地：4
積載性：3
燃費：5
価格：無

満足している点: 見た目がクラシカル
単気筒強いトルク、さらにローギアードなのでエンストしない(アイドリングで前進可)
軽くて手押しが楽々
リッター30km越えの良燃費
足つき良い
部品が安く修理費が激安
壊そうと思っても中々壊れないエンジン
我慢して高回転まで回すとそこそこ速い
シートが分厚くてお尻と腰に優しい
不満な点: タコメーターが無い
リアサスの問題か、段差で跳ねると体がどんどん前に寄って行く
リアタイヤに過重乗せにくい
80km超えると振動が痛く、車重の軽さで風にめっちゃ煽られる
ローギアドすぎて、3速まですぐにふけあがる(クラッチ回数多すぎ)
メッキや塗装はかなり薄くすぐ錆びる
ヘッドライトがデカすぎ重すぎ
リアウインカーの位置が最悪でサイドバッグ付けれない
ヘルメットメットフックが使いにくい
総評: 一生乗るつもりです。メンテが楽で安くて頑丈すぎて10万km余裕で超えられます。ST250に付き物の「リアウインカー移設」も、良い経験、良い思い出です。
構造が簡単なのでカスタムがしやすく、そこまでいかなくとも、自分自身での整備やDIYでのアイテム取り付けが容易で楽しいです。維持費が安い分、いろいろなところにお金使えます。フロントスプロケットを15→16に変更が定石ですが、自分はリアを43→39にしてます。

自分はこれ以外に原付を4台くらいしか乗ったことがありませんが、知人が以前貸してくれたスポーツバイクのような刺激的な攻めの快感が無い分、その逆の堅実で淡々、牧歌的な実用性能の中にあって、「不満な点」との闘いになると思われます。新車で買ったら、速攻で絶対に「コーティング処理」を厚めに施してください。塗装とメッキの持ちが全然変わってきます。リアウィンカーの移設はネット上に情報が溢れてるので参考に。

デザイン: 4; オレンジは紫外線劣化しやすいので、予備のオレンジタンク用意してありますｗ
エストレヤと比べると、各パーツはかなり安く仕上がっていますので、質感も「ある程度」と言った感じです。
日本の英国風バイクのほとんどはリアタイヤが一回り小さいのですが、STはフロントとリアが同サイズ(18インチ)であり、これは本場英国車的なフォルムです。なのでノーマルでは淡白に見えても、カスタム次第では本場モノに仕上げられるのかもしれません。
塗装やメッキは薄いので、念を入れてコーティングしておいた方がいいです。とくに駐輪時に地面に近くなる左側は雨などの水分が溜まりやすく、ヘッドライトブラケット、フロントフォーク、リアショック、エキパイがすぐにサビます。
ハンドル下のトップブリッジの黒い塗装は、おそらく先代ボルティのパーツを黒く塗装しているだけなので、キーホルダー等が当たると剝がれやすいです。

「厚めのコーティング」これがST250には必要に思います。
走行性能: 4; スプロケがノーマルの場合、アイドリングのまま発進できるほど低ギア時のトルクが地面に伝わります。ほぼエンストしません(その分、1速2速でギクシャクします)。
ノーマルスプロケなら高速道路は80kmがベストかなと思います。それ以上出すと振動と音がつらいです。さらに車重が軽いので高速では風にあおられます。
ただ、必要以上を求めなければ、低回転のトルク、燃費、60kmまでの加速、軽さ、すべてが超優秀で満足です。

先代ボルティの短い車長のライディングポジションのまま、スゥィングアームだけを伸ばした構造になっており、リアサスがかなりナナメに長く伸びてます。そのせいか、段差を乗り越えるたびに体が跳ねて前へ前へズレて行くのが難点です。

ステップが高く、乗車位置が前にズレるので、背筋がピンと伸びてオフ車やHONDAのカブのようになります。お尻や腰に優しい分、風を受けやすく高速時や横風に難あり。
また、乗車位置の関係でリアタイヤに体重を乗せづらく、峠道等では注意が必要かも。シートの改造やバックステップ(WMから販売中)、で改善は可能です。
タイヤはいくつか試しましたが自分としてはBT45がオススメかなぁと思います。
乗り心地: 4; マフラー内部が複雑で非常に重く、その重さがジャイロ効果になり、安定した走りなっている感じを受けます。マフラーを軽くした自分のSTは、バネ下重量が減ってかなりゴツゴツと路面を拾ってる感触です。

単気筒の振動は言わずもがな、ノーマルだと80km(おそらく5000回転)付近から手が疲れて音が心配になります。ただし7500回転くらいまでは想定内だそうなので、振動はあくまでも副産物として我慢すべきでしょう。

エンジンはHONDAのカブと構造がほとんど同じですので、音の特性も似てるのかな？と思います。ノーマルマフラー音はとても静かで、アイドリングの時こそトコトコ・・の排気音を感じますが、走りだすとインマニが吸気する「ひゅーん！」という音が目立つくらいです。ショートストロークエンジンですから、さらに回すとぶーーん！ぎゅぃーーん！というイメージの方が合ってます。
ドコドコ・・という感触を求めるならSTではなくエストレヤへ。
自分はスーパートラップ(DIY改造)に変えているので、かなりボッボッボッ!という音を出します。
積載性: 3; やはり、STユーザーなら皆が悩む「サイドバッグ」。このサイドバッグをつけるためにわざわざリアウィンカーを移設しないといけないのがネック。でも移設作業は楽しいですよ。ネット上に沢山施工例がありますのでご自身でチャレンジを。
キジマとオートメリッサから、ST250用のリアキャリアが売ってます。
リアシートが真四角なので、シートバッグが積みやすいです。
燃費: 5; リッター30km前後です。うまく乗ると40行く人もいるとか。
タンクの容量は13L、ちょっとしたツーリングならガソリンスタンドとか必要ありません。
トロトロ巡航多用するなら、300km以上は確実に走れます。
価格: 無評価; 自分は、怪しい中古バイク屋から、「3000km　18万」で買いましたが、ブレーキの使用状況を考えると１万～２万kmは乗っているようでした。

それでも現在８万キロを迎え、まだまだ走れそうです。
故障経験: 隙間が多いので洗車時の電装系への水分には注意。リレーなど、定期的に見てグリスアップした方がいいかもしれません。キルスイッチあたりの接触不良がよくあります。けっこう皆さん経験しているよう。

一度カムシャフトあたりからオイル漏れありました。スズキのエンジンヘッドはこのあたり少し弱いそうです。

スイングアームピポットは安くするために摺動式なので油が切れるとギシギシ言い出します。