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これがスズキのワゴンR - ワゴンR
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智海寺の奥山
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スズキ / ワゴンR
FX (2006年) -
- レビュー日:2021年4月4日
- 乗車人数:1人
- 使用目的:通勤通学
おすすめ度: 4
- 満足している点
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乗用車として要求される殆どの要求に、非常に高次元で応えてくれている車です。最も重視されるであろう燃費は、さすがにハイブリッド等エコカーには及びませんが、それでも維持費全体で考えれば2021年現在でも十分に実用に足るだけの性能があります。
経済性、実用性といった消費者視点での完成度は非常に高く、何かあっても安く済んでくれるという安心感もあります。
そして現在では妥協しがちなデザインや、機械としての車らしさの面では、やはりこのMH21S世代のワゴンRが今でもダントツです。
スズキの傑作モデル、ワゴンRの中のワゴンRだと思います。 - 不満な点
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パワーが絶対的に足りません。勿論660ccの軽規格ではそもそも限界がありますが、ATであれば十分と言えるものの、シフトチェンジ時のラグが発生するMT車では明らかに基本性能が不足しています。ターボ設定があれば同車種に乗り換えても、エンジンを換装しても良かったと思います。
それ以外の不満は、最終的には経済性と比べるとそんなもんかなぁ位に妥協できるものばかりだと思います。 - 総評
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個人的な要求であるMTのパワー不足を除けば、ATワゴンRは自動車の選択肢として抜群の完成度だと思います。現行エンジンへの交換、安全装備などを追加すれば、現行でも十分通用する利便性を持つモデルです。逆に言えば、日用車の利便性をほぼ完成させたモデルと言っても過言ではないでしょう(だから、過去あれほど売れたのだと思います)。
それでいて元々が軽なので相対的に悪くない燃費、壊れても比較的安価な整備費、上がったとはいえ登録車に比べればまだ安い税金、初心者がぶつけようがお年寄りのたまの足になろうが安い任意保険料と、自家用車の経済性で見れば全てが安く上がり、まさに庶民の車という姿を具現化したモデルです。
ところがこの車に慣れると、選択肢が軽自動車以外無くなってしまいます。登録車を選ぶとなると、これまで削っていた全てが乗りかかって来る事になり、全てが割高に見えてしまいます。
結局軽自動車に乗り続ける事が多く、実際にメーカーもこの単価の点に悩んでいるようですが、個人レベルではともかく、経済の全体像で見たら優秀と一言で片付けられないモデルでもあります。
でも何だかんだで、多少の使い勝手や好みはあるのでしょうが、日本の国民車としての、軽自動車代表の性能は間違いなく持っているモデルです。
とりあえずつなぎに…と思っていたら、7年経っていました。
困った時のワゴンRとして、またいつか頼りにしたいと思います。
- デザイン
- 5
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外装は一番ワゴンRらしい点が気に入っています。MT設定があるモデルは、FXリミテッドに付いているようなリヤディフューザーが無いFX仕様しかなかったので、初めて・そしてこれまで唯一、外装で後付けしました。
内装は収納が多く、乗り換えの際に収納が少なすぎて非常に困惑したほどです。シートはフルフラットになり、荷物もかなり乗ります。
今では少なくなったタコメーターも標準装備されており、まだ「運転する」乗り物という性格が強い所も好きです。 - 走行性能
- 3
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パワー不足の一点です。同時期にMT車でターボエンジンのRRモデルが出ていましたが、折も悪く初期直噴世代のために時流に乗った直噴エンジンベースとなり、その後に直噴エンジンの問題が出たためか後継は出ませんでした。
MT変速時のラグで、流れに乗ることが非常に難しいです。これはATの変則ラグといったレベルではなく、変速のたびに秒単位でアクセルを踏まない時間が出る事を意味しています。クラッチを犠牲にして即繋ぎをしてもいいですが、回転が合うまで待つと1秒はかかります。ターボでこの点をカバーできれば、乗り換えを考えなくてもいいくらいに深刻だという事を申し添えます。
ということは、エアコンを入れるとどうなるかは、容易にご想像いただけることでしょう。
ハンドリングは、現在のスズキ車のパワステよりは重めです。ただ現在のパワステは軽すぎると感じているので、これくらいが好みです。
小回りについては、市街地でも不便さを感じることは殆どありません。見るからに停めにくそうな駐車マスにも普通に停められますが、4WDモデルはビスカスの事を忘れないほうがよいです。 - 乗り心地
- 3
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元々が普段使いで気にならないレベルを目指しているので、普通に使うなら不満になる程に気にならないレベルです。
但し高速道路ではやはりうるさいです。また、長時間運転ではやはり体に来ます。 - 積載性
- 4
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ATなら前席からトランクまで全通でフラットになり、布団が敷けます。MTはシフトノブが邪魔し、運転席が微妙に浮くのでフラットにならないですが、どうしても布団で寝たい人(が書いているのですが)は安心です。
これはATのMH21Sに乗っていて震災に遭った時に助かり、この点もMH21Sに戻った理由でしたが、結局布団を入れての車中泊はしませんでした。
なぜならトランクにアンプを積んだからです。それでトランクが潰れても、後席があるので普段の荷物には全く困りませんでした。 - 燃費
- 3
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最終的に、18km/L程度の燃費で推移しました。今となっては良くはないレベルだと思いますが、アイドリングストップもない純粋なNAエンジンでこの数字なら文句はないです。
後半は機関出力が低下した印象です。 - 価格
- 無評価
- 時期が時期ですから、切り取って売ったほうが高くなるでしょう。現に後付けオーディオのほうが高くなっています。
- 故障経験
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ブレーキランプ片切れ(無数)
ブレーキ時異音、ビスカスカップリング、MT変速不調、マフラー腐食落下、O2センサー故障、ラジエーター漏れ、ビスカスカップリング再発、オルタネーター故障、エアコン冷媒漏れ
いずれも修理費用が5万円もしなかったのが大きいです。クラッチは15万キロ持ちました。
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