レイブロス カチカチ君  

2年前に新開発された全く新しい発想の補強パーツです
見た目は完全に書類綴じるクリップですが侮るなかれ

発売当初ちょっと話題になったらしいですが、私はつい最近知りました
ネットだと付けもせずに効くわけないと断定したりバカにしたような評価が殆どで、効くって言ってる人も大抵乗り心地がどうのとかドアの開閉音がどうのとか私にとってはどうでも良いことばかり
競技やってる人はこういうの興味ないんでしょうか？またはレギュレーションに引っ掛かる？みんなスポット増しくらい既にやってるから必要ない？よくわからんがサーキットとかで真面目に評価してる記事を見つけられなかったので、
自分で試してみることにしました

【総評】

肝心の限界走行時の印象ですが、驚くほどの効果がありました。一言で言うと、コーナリング限界が向上した感覚です。

コーナー進入～脱出までの過程において車体のカタマリ感が飛躍的に向上し、リアのムズムズ感が減少しました。
今まではコンニャクにタイヤが付いたようなものだったのがカチカチ君によりカチカチになったコンニャクにタイヤが付いたようなものに変身した感じです。つまり、速度域の高いコーナーや急減速しながらのスラロームなどのシチュエーションでは補強前ならこれ以上少しでもヨーをつけすぎたら一気にスピンモーションが出てしまう際どい領域でも、全く余裕で曲がれるようになりました。
これは、補強前ではコーナリング中にボディがしなってしまうためどうしてもそれに付随していわゆるお釣りが発生するので(これをムズムズ感と表現しています)、それを考慮してリアのスライド量を一定に維持するにはステアリングに全神経を集中させる必要があったのが、ボディがしなる量が減り(=貰うお釣りが減り)、リアがスライドしつつも非常に素直についてくるようになったことにより、挙動の予測が容易になったためと示唆されました。以上の理由により、それまででは不可能だった速度での突っ込みが可能になった可能性が示唆されました。

また、立ち上がりも楽に、より早いタイミングで行えるようになった気がします。ジムカーナでのサイドターンからの立ち上がりについても同様でした。


※個人の感想です



あと不思議ですが、音楽を流したときの音質まで変化したような気もします。

【不満な点】
・どう考えても取説通りに直に取り付けたら電蝕おこすだろ…ボディの塗装はカチ込むときに削れてしまうので養生必須です

・思った以上に固いので、4ミリ以上の板厚では取り付けにかなり労力を要する(コツがいるし、コツをつかんでいても以外と苦労する)ドア一枚に150こつけるなら左右で2時間以上は見た方が良いです

一個40円少々とはいえ300個で1万越えはちょっと高く感じる。まあスポット打つよりは遥かに安上がりではあるのだが