クラッチが切れない!
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
キャブ調整も迷宮に入ってしまっているし友人の忠告もありショップで各部の確認と調整をしてもらおうとナンバーを取得してきました。
高回転までは回らないが、とりあえずアイドリングも1500rpm程度で安定はしているんで近所のバイク屋さんくらいなら自走出来るだろうと考えていましたが・・・甘かった💦
2
中古を格安で買って来たバイクなので想定しなきゃいけなかった部分なのですが・・・クラッチの塩梅が良くありません。
ニュートラル状態にはなっているのでアイドリング調整の時には気付かなかったけどクラッチレバーを握ってもクラッチが切れない様です。
エンジンをかけてクラッチ握って1速に踏むとクラッチを握っているにも拘らず飛び出します!
我が家は道路から一段高い位置にあり玄関先の階段の手前でいじっていたので1速に入れたとたんに飛び出して危うく階段から落ちそうになり超焦りました。
3
結局、ショップへ持ち込む前にクラッチの調整になってしまった。
色々な方に聞いたところ・・・
マニアル通りにレバーやワイヤー等の調整をしてみてもダメならクラッチ板の張り付きだろうから、ショック療法を試してみたら上手くいくかもって意見が多かったので一通りやってみましたがどうしてもダメでした。
結局は上手くいかず、挙句の果てにエンジン本体の方のクラッチレバーをいじっているうちにリターンスプリングがおかしくなっちゃった様でレバーがクタンクタンになっちゃって・・・💦
4
仕方無しにクラッチカバーを開けようとしたらネジが固着しちゃってって一向に回りません。
CB50ってエンジンのカバー部分は+ネジが使われているのでなめやすくって困ります。
CRCを吹きかけつつも何度やってもダメだしネジ山も危なくなって来たのでエンジンを降ろして横倒しにして真上から体重をかけつつ回すしかないって結論に達し、勢いでエンジンを降ろしてみました。
5
エンジン横倒しにして真上から全体重をかけて臨めば何とか外せると思っていたのですがクラッチカバーのネジが全く回らないのです。
アルミのケースなのでバーナーで炙って熱膨張を利用してみても全く効果なし。
仕方無しに頭が一番潰れているネジをドリルで揉んで逆タップで試して・・・3日かかって左手の中指を犠牲にしてようやく1本外せました。
外して分かった事ですが・・・このネジって単にクラッチカバーを留めているだけではなくクランクケース左右をつなぐネジにもなっているんですねぇ・・・1本10cm位の長さがありました。
こりゃあポイントカバー外す様に簡単にはいかない訳だ!
もしかしたら私ってば・・・とんでもない余計な事をしちゃったのかも知れない・・・💦
。
6
ドリル&逆タップは一日一本が限界です💦
色々な人からショックドライバー買ったの方が良いんじゃ?って言われるんですが・・・。
確かにネジが回る時って「パッキンって音と共に空回りした様になり・・・折れちゃったかも?」って状態になり、恐る恐る回して見ると・・・「あんれ?回ってる!」ってなっているのでショックドライバーが正解かも知れませんね。
クランクケースの左右共締めって事はネジロックも塗られてるだろうしショックドライバー買ってくっかね。
7
そしてついに粘り勝ち。
何とか全部外れましたぁ~!
レストアに付き物の錆びたネジの固着は今までの経験から「どうにかなるだろう」と楽観視していたのですが錆びていない元気の良いネジの固着(ネジロックによる)は初めてだったのでエライ往生しました。
8
それで問題のクラッチレバー部分がコレです。
心配していたリターンスプリングやカムの折れ等はなく、単に外れただけの様だったので元の位置に戻して動きを確認して完了です。
構造も分からないのに闇雲にガチャガチャやって壊してしまった代償にしては大きいものがありましたが良い勉強になりました。
[PR]Yahoo!ショッピング
入札多数の人気商品!
[PR]Yahoo!オークション
関連コンテンツ
関連リンク