超初心者向け・ゲージマニホールドの目盛りの読み方
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
今回はじめてカーエアコンをいじってみたわけですが、「そもそも目盛りの見方がわからん!」ってなったので、書いときます。
・ 左が今回使ったR410a用安物(中古のポンプ買ったらおまけでついてた)
・ 右があまりのも安いので衝動買いのR410a/R32用(ネジが5/16フレアなので注意)
・ 下は家庭用エアコンのDIYで使っているR32シングルです。
# なお新品R410a用をR134aとして使用するのは全く問題ない。(公式見解)
ただし、オイルの問題があるのでプロは交互に使ったりは絶対しないらしい。
2
写真は衝動買いのR410a用。MPa表示なので、これならだれでもわかります。
3
これは手持ちの安物。
psiに加えて,bar,KPa=x100とか表示されてて?となります。
4
amazonで真空ポンプ付きで最安値のもの。さらにわかりづらくなった気が。。。
snap-onとかのゲージ見ればわかりますが、高級品ほどわかりやすい(悲)。
安物は何でも1つで間に合わせようとするためか、見づらいという悲しい結果に。
5
そもそもなんでわかりにくいか?と言うと、圧力の単位が多すぎる。
http://www.sk-medical.jp/mu/tech/pressure.html
そのうえ、整備解説書だとMpa表記なのに、安物は表記がばらばらで混乱する。
< 目盛りの見方 >
1、黒線でみる。
1気圧=1bar ≒ 0.1MPa = 100KPa
2,psiはわかりづらいので無視
3,基準値は車によって違う!
※ よく基準値は~MPaです。などとしたり顔で書かれているが、整備解説書に従うべきで、当方は低圧0.4MPaあって「高すぎかな?」と思ったが、全く正常範囲内だった。。。
# 写真はデリカD5の低圧基準値
6
高圧基準値
7
では「多くのサイトで解説されていない、内側に書かれたR134aとかR410aとかの温度の目盛りは何なのか?」
これは実際の整備やチェックに関係ないが、「その圧力の時の、そのガスの飽和温度」ってことらしい。
「(冷媒の)圧力が決まれば、飽和温度は一意に決まる」
例えば、水は1気圧≒0.1Mpなら100℃で沸騰すると決まっています。
ところが、高山など気圧の低いところではもっと低い温度で沸騰する、これは経験があると思う。
逆に考えてみよう。
「圧力が低ければ飽和温度はもっと下がる」と。
また、カーエアコンでも家庭用エアコンでも真空引き = - 0.1MPa=- 1気圧とするのは、「飽和温度が極端に下がり、常温では残っていた水分がすべて気化するから」だと思う。
http://blog.livedoor.jp/pierres_blanches/archives/51621438.html
図は無理やりR134aの飽和温度-飽和圧力に水をぶち込んだものです。
お手製なので正確ではありませんが、R134aの沸点はおよそ-26℃なんです。
つまり-26℃を越えると沸騰し始めて、気化し圧が上がってくるということです。
なにか参考になれば!
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