エアコン・マグネットクラッチ交換・その3 作業編続きとガス充填
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
2
外れたらジャッキを用意して支えます。
最初に温度センサーの丸パーツが付いている8と書いてあるボルトを取り、温度センサーを外します。
3
もっとも外しずらい位置の、配線止めプラスネジは写真の位置まで下げないと手が入りませんでした。
このネジは2Nmですが、結構固くってただ回すだけだと舐めそうになりました。注意してください。
スタッビドライバーで上からしっかり押し込んで、下からはコンプレッサーを手で押し上げ挟んだ方が良いと思います。
組み込みですが、マグネットの丸ポッチを合わせる事とスナップリングはテーパー側が外であることを忘れないでください。
きちんと位置に来ると、シャフトの溝が現れます。そこがスナップリングをかける位置です。リングが一部浮いていることがあるので、棒状のもので押し込んで確認しときます。
懸念していたローターのはめ込みですが、これでもかと言う位CR-C吹いたらなんと手ですっぽり奥まで入りました。
# もし叩かなければいけない時は、ベアリングの内径側=インナーレースを少しずつ叩きましょう。32mmのコマが使えると思います。
最後にワッシャーならぬシムを入れて、センターシャフトのネジを締めます。16Nmです。
シックネスゲージでエアギャップを測定します。0.25~0.45mmです。
※ うちのは0.5mm厚のシムが入っていました。
あとはベルトをかけなおして完了ですが、各部がきちんと溝にはまっているか確認して下さい。初めてやる場合は溝が1つずれて外れているのに気が付かない事もあるそうなので。
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< ここまでは計画通りでした >
配管は外してないから200gガス入れてみましたが、全然高圧が上がりません。と言うか低圧も高圧も0.3MPaくらいです。
デリカD5の エアコンの標準ガス量は780g±20gらしい ので、最初に入れた400gと足すと600gでいくらなんでもおかしい。もしかしてどこか漏れてる?
当ページの関連情報URLで勉強しながら、ついにコンデンサとエボパの新品の出物があったので購入してしまいました。
漏れを見てみるために、写真の状態までまで外します。
遮熱板の隙間からエキパン、コンデンサの上からキュポフレックスをかけて漏れを目視しましたが、ぶくぶく泡は立たず漏れてはいなさそう。
# ご存じと思いますが、薄めたママレモン液スプレーでもできます。
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考えられることとしては、コンプレッサーは焼き付いてはいないが、圧縮不良でへたっている。エボパからの漏れ、エキパンの不良などなど。正直わからなくなりました。
・エボパからの漏れなら、車内にコンプレッサーオイルの臭いが出るはずだし、エンジンかけなくてもシューっと聞こえるかも、ドレン水に油が混じるだろう(蛍光剤を使えばより確実)
・エキパンの詰まりならば低圧はかなり高くなるはず。開きすぎはありうるかも
・コンプレッサーの圧縮不良が一番考えやすいか
で、えーいままよ!って真空引きしてリークテストしてみました。とりあえず30分はリークなさそうだったので、ますは200g、エアコンONにして200g追加、まだ全然冷えません。
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やっぱり14万キロ。死んでんのかな?
と悲しくなりましたが
さらに200gここでちょっと冷たいような感じがしてきました!
しかし高圧がまだ不十分です、0.6MPa位しかありません。
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最後の200gでトータル800gで規定量のはずです。南無三。。。
高圧がだんだん上がって来ました!
最終的に低圧0.4MPa高圧1.4MPa位になりました。気温を考えると整備書の範囲内です。
アイドルでも冷えていますが、1500-2000rpm位あおるとキリッと冷えます。
初日はこれで様子見ましたが、2日くらいからさらに効きが良くなった印象です。なのでとりあえず成功かと。
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追加:遮熱板うらのエキパン部分です。
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< まとめ >
・博打打つならこの方法もアリかと。
・2年2万キロ以上考えるならリビルトのコンプレッサー丸ごと交換の方が精神的にも良いかと。ゲージ類はヤフオクのレンタルで。作業も特殊工具はいらないし、圧倒的に簡単。
ただし事前に低圧の虫ゴムを押して、コンプレッサーオイルの状態を見ておいた方が良さそう。# 黒色ならコンプレッサーが焼き付いて切子が全体に回っている可能性大と。
・配管洗浄はDIYでやるならホワイトガソリン(ホームセンターで売っているコールマン用とか)が使えるらしい。
・やったことがないから、ガスは半分未満でも効いてくると思っていた。
ガスを入れてもその効果がしっかりきいてくるには丸1日位時間がかかる印象あり。
# 最初に入れたのは漏れてばっかりでちゃんと注入できてなかった様子。
・ Snap-on のPS134proって機械で配管内のフラッシングできる、エキパンの詰まりも取れることがあるらしいので、こういったお店に相談してみるのも手かも。
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